よしもとばななのレビュー一覧

  • みずうみ

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    ばななさんの文章はやっぱり、暗い。暗いけれど、よくよく目を凝らしてみると闇夜に光るボタンのような明るさに気付く。歯医者の待ち時間、母の買い物を車で待つ間、部屋が寒くて窓際で背に温かさを感じながらして細切れに読み切ったから感触が薄い……しっかりと正面から読んだらこの物語の暗さに飲み込まれそうだけれど、覚悟を持って今度また、しっかり読みたい。

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    2024年01月05日
  • ハゴロモ

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    ネタバレ

    既婚者の愛人として囲われる日々に突如終止符が打たれ、抜け殻のようになった主人公が地元に帰って傷ついた心をゆっくり回復させる話。
    多分どん底にいるときに読んでもピンと来ないだろうが、ある程度色々なことを乗り越えた今だからこそ沁みる話だと感じた。

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    2023年12月25日
  • ジュージュー

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    吉本ばななさんの初読み。
    フォロワーさんのレビューを見て、手に取った一冊。

    今まで読んだ本とは、全然種類が異なっていて、一口で趣味が「読書」と言っても、好きな作者や作風が異なると全然わかりあえないこともあるだろうなと感じました笑

    本書についての印象ですが、繊細で丁寧という感じです。(吉本ばななさんの作風全体に言えることだったらすみません)
    わかる人にだけわかる世界観という感じ?

    私が好きだったシーンは、養子として進一を引き取ったみつこの両親がお金をもらわなかったことについて触れるところ。
    「お金では買えない縁をもらったんだから、お金に変えたらバチがあたる、とママはよく言っていた。」
    こう

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    2023年12月19日
  • ひとかげ

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    ネタバレ

    「ひとかげ」の方が、文章に温かみが増して、情報量が増えており好きだった。とかげの自分の向いていないをやる(例えばエアロビクスのインストラクター)スタイルは斬新で面白いと思った。私もインストラクターの類は向いていないし、全くもってやりたいと思わないがあえて挑戦することによって自分の本当に苦手なことが見えてくるのかもなあと思った。もしかしたら私もインストラクターに向いているかもしれない。
    とかげと主人公の閉塞的な空間は、すこし息が詰まりそうな感じもあったがそこがいいと感じた。
    とかげが主人公としか話をしないのも、主人公が浮気をしたらとかげに呪われてもいいと思うところもいい意味で年齢にそぐわない思い

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    2023年12月07日
  • サーカスナイト

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    たまたまなのか、特殊能力を持った人の話が続いた。けど、今回はその特殊能力があまり物語につながってなかったような…

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    2023年12月03日
  • 小さな幸せ46こ

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    心のきれいな人なんだなと思う。なんとなく劣等感がうずいてしまう。エッセイがちょっと苦手なのは、それが理由かもしれない。
    客観的で主観的。決して大げさにならず冷静で淡々と。知的で上品。
    「でも、なにものにも負けないとてつもなく強い最後の線をみんな持ってる」。私の線はどこだろう。

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    2023年11月26日
  • アルゼンチンババア

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ短くて、気づいたら読み終わっていた。
    最後の数ページは奈良美智さんが書いた絵なのも良かった。
    主人公がお父さんがアルゼンチンババアと暮らしていることにあまり抵抗も持たず、反対もしなかったのが奇妙だった。そんな得体の知れないおばさんの元で父親が暮らすなんて、簡単に承諾はできない話だ。
    だけど、アルゼンチンババアの元で暮らしたおかげでお父さんは亡くなった妻のためにイルカの墓石を掘り出したのだから結果オーライなのかも知れない。
    イルカの墓石、かわいくていいな

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    2023年11月25日
  • 小さな幸せ46こ

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    "小さな幸せ"という言葉に惹かれて手に取った。
    生きていれば嫌なこと悲しいこと辛いことが山ほどあるけど、誰にでも「アスファルトをサンダルでペタペタ歩くこと」のような小さな幸せがあるということ。
    小さな幸せはたくさん集めても決して大きな幸せにはならないが、周りの人達にも伝染し、自分のセーフティネットにもなる。私も自分の足元を見つめて小さな幸せをたくさん見つけていきたい。
    「足りないものより恵まれたものだけ数えて」最後のページのメッセージ、いつも頭に入れておきたい。

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    2023年11月20日
  • 小さな幸せ46こ

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    「長いスパンの中で見てほしいという気持ちと、今を生きて欲しい気持ちが交錯する。そのバランスこそが人生だなと思う。」
    「小さな幸せは、たくさん集まるといつの間にかセイフティネットになるのだと思う。小さい女の子がしゃがんで小石を数えるみたいな無心さで幸せを見つけられたら、その人はどんな境遇にあっても決して不幸にはならない。」
    「そこがそんなふうに変わったことによって、あの頃が永久に保存された、そんな気がする。積み重ねていくものも大切だけど、急に断ち切られたからこそ残るものもある.」
    「いろんなことを乗り越えた後でこんな時間が待っているのなら、全然かまわない。このほうがよっぽどいい、そう思えた。」

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    2023年11月20日
  • 小さな幸せ46こ

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    友人からのプレゼント
    ハルノ宵子 に続いて

    やはり文章は秀逸
    切り取り方がうますぎるヨネ

    ちょっとついていけない部分もあって
    敬遠していたのだけれど

    小さな幸せは生きるセーフティネット
    うん、そうだよね

    私も数えていこう
    最悪を最高にするために

    イラストが心地よかった

    ≪ ほらここに 小さな幸せ ほらひとつ ≫

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    2023年10月13日
  • ゆめみるハワイ

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    この本を読んでまず驚いた事は、よしもとばななさんもフラダンスを習ってるという事でした。私もフラを習い始めて1年が過ぎ、フラって楽しいなぁって思ってます。この本にはフラの言葉も沢山出てきてテンション上がりました♡ハワイを愛する著者のハワイ愛がいっぱい詰まった1冊。私も死ぬまでに1回はハワイに行こうとこの本を読んで決めました

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    2023年10月09日
  • なんくるない

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    「違うことをせず、時の流れに身を任せる」

    というばななさんの小説で一貫して感じるメッセージ。
    それを沖縄のあったかくて大きい空気で包みこんだ話。

    私の感受性が乏しいのか、
    所々表現がしっくりこない箇所もあるけど、
    力を抜くにはもってこいの本。

    ぎちぎちスケジュール観光ではなくて、
    沖縄にぼーっとしに行きたくなる。
    日差しとか、色の濃い景色とか、感じたい。

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    2023年09月19日
  • 鳥たち

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    よく言えば、よしもとばなならしい、らしさ全開の作品。
    スピリチュアル苦手な人はそもそも吉本ばななの作品は読まないと思うけど、これはひときわその傾向が強いかな。

    最初から最後まで重苦しい空気に満ちていて、わたしはこの二人の未来が明るいものになるとは思えなかった…
    暗く狭い世界をこのまま二人きりで生きていくような未来。
    吉本ばななの作品はいつも救いがあって、ほんのりあたたかい気持ちになれるから好きなのだけど、このお話からはそれを感じ取れませんでした。

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    2023年08月20日
  • まぼろしハワイ

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    最近の本だと思っていたら、もう15年以上前だった。色褪せないなぁ。
    よしもとばななのハワイにまつわる小説をいくつか読んできて、ハワイ行ってみたいなぁから いよいよ私もいつか行かなければいけないのでは、という気がしている。

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    2023年07月25日
  • イルカ

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    “ 素晴らしい人は死んでからも何かしらその精神の痕跡を遺すものだ。”

    他の作品に比較して、時間が経った時にストーリーを少し忘れてしまいそうだと感じた。
    けど、剥製のくだりや、命のつながりを感じて見ていたスピリチュアルな夢の景色は、忘れないくらい印象的だった。

    今の私には少し、カチッとハマる感覚は無かったけれど、人生における何かしらの転機が訪れたらまた読んでみようと思う。

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    2023年07月23日
  • スナックちどり

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    「彼と暮らしていた今よりも少し若き熱い日々を思い出すたび、やはり目の前が暗くなった。あの日に戻れないなら、もう私の人生にはなんにもない、そんな気持ちがしょっちゅうこみあげてきた。楽しさだけを基準にするなら、話し上手で勘がよく、人の気持ちをさっと察して的確なことを言える彼との暮らしはやっぱり楽しかったのだ」

    「誰かの生きがいを生きるという重み」

    「自分自身のことを愛してない人といると、それだけでとてもつらいしら苦しいんだ」

    「先の約束をひとつする度に、未来に小さな光がひとつ灯った。それを実感できるくらい弱っていた。このところずっと今日を泳ぐのでせいいっぱい、明日は溺れるかも、そんな感じだっ

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    2023年07月09日
  • スナックちどり

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    感想
    別れは辛い。どうしても離れたくない相手がいなくなる。しかし人生は続いてしまう。前に進めない夜もやってくる。1人で乗り越えられなくても。

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    2023年06月22日
  • 小さな幸せ46こ

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    ネタバレ

    ★3.5
    久しぶりにばななさんの元へ帰ってまいりました。
    精神が底つきそうなときにいつもばななさんの本を漁ってる自分がいるので、ばななさんの作品はわたしにとってそういう命綱みたいな存在なのだな、と気づく。

    文章から滲み出るやさしさと、時に本質をつんっとされるような言葉が相変わらず好き。
    自分にとっての小さなしあわせ、わたしも改めて考えてみて、しあわせなことに囲まれているなあって思いたいなと思ったし、やっぱりばななさんの文章みると、少しでも感情がしあわせに動いた時に、なんでしあわせって思ったかなって言語化できるようになりたいなあとも思った。

    _φ(・_・
    (前略)そういうものをいっぱい持って

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    2023年06月11日
  • すばらしい日々

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    p33、パンダ焼きが出てきた。近所の廃墟になっているお店の窓に、はがれかけたシールで「パンダ焼き」とあって、何だろうと思っていた。これか!意外なところで遭遇。
    「米粉のもちもち感がいっぱいで、枝豆のあんが入っていて熱々でものすごくおいしい」

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    2023年05月12日
  • もしもし下北沢

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    ネタバレ

    YOASOBI夜に駆けるの原作小説を想起させる展開があった。父の死にけじめをつけていくことの苦難だったり、それに関わる人間関係の複雑な絡みがとても面白かった。

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    2023年04月01日