よしもとばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
吉本ばななさんの初読み。
フォロワーさんのレビューを見て、手に取った一冊。
今まで読んだ本とは、全然種類が異なっていて、一口で趣味が「読書」と言っても、好きな作者や作風が異なると全然わかりあえないこともあるだろうなと感じました笑
本書についての印象ですが、繊細で丁寧という感じです。(吉本ばななさんの作風全体に言えることだったらすみません)
わかる人にだけわかる世界観という感じ?
私が好きだったシーンは、養子として進一を引き取ったみつこの両親がお金をもらわなかったことについて触れるところ。
「お金では買えない縁をもらったんだから、お金に変えたらバチがあたる、とママはよく言っていた。」
こう -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ひとかげ」の方が、文章に温かみが増して、情報量が増えており好きだった。とかげの自分の向いていないをやる(例えばエアロビクスのインストラクター)スタイルは斬新で面白いと思った。私もインストラクターの類は向いていないし、全くもってやりたいと思わないがあえて挑戦することによって自分の本当に苦手なことが見えてくるのかもなあと思った。もしかしたら私もインストラクターに向いているかもしれない。
とかげと主人公の閉塞的な空間は、すこし息が詰まりそうな感じもあったがそこがいいと感じた。
とかげが主人公としか話をしないのも、主人公が浮気をしたらとかげに呪われてもいいと思うところもいい意味で年齢にそぐわない思い -
Posted by ブクログ
「長いスパンの中で見てほしいという気持ちと、今を生きて欲しい気持ちが交錯する。そのバランスこそが人生だなと思う。」
「小さな幸せは、たくさん集まるといつの間にかセイフティネットになるのだと思う。小さい女の子がしゃがんで小石を数えるみたいな無心さで幸せを見つけられたら、その人はどんな境遇にあっても決して不幸にはならない。」
「そこがそんなふうに変わったことによって、あの頃が永久に保存された、そんな気がする。積み重ねていくものも大切だけど、急に断ち切られたからこそ残るものもある.」
「いろんなことを乗り越えた後でこんな時間が待っているのなら、全然かまわない。このほうがよっぽどいい、そう思えた。」
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Posted by ブクログ
「彼と暮らしていた今よりも少し若き熱い日々を思い出すたび、やはり目の前が暗くなった。あの日に戻れないなら、もう私の人生にはなんにもない、そんな気持ちがしょっちゅうこみあげてきた。楽しさだけを基準にするなら、話し上手で勘がよく、人の気持ちをさっと察して的確なことを言える彼との暮らしはやっぱり楽しかったのだ」
「誰かの生きがいを生きるという重み」
「自分自身のことを愛してない人といると、それだけでとてもつらいしら苦しいんだ」
「先の約束をひとつする度に、未来に小さな光がひとつ灯った。それを実感できるくらい弱っていた。このところずっと今日を泳ぐのでせいいっぱい、明日は溺れるかも、そんな感じだっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ★3.5
久しぶりにばななさんの元へ帰ってまいりました。
精神が底つきそうなときにいつもばななさんの本を漁ってる自分がいるので、ばななさんの作品はわたしにとってそういう命綱みたいな存在なのだな、と気づく。
文章から滲み出るやさしさと、時に本質をつんっとされるような言葉が相変わらず好き。
自分にとっての小さなしあわせ、わたしも改めて考えてみて、しあわせなことに囲まれているなあって思いたいなと思ったし、やっぱりばななさんの文章みると、少しでも感情がしあわせに動いた時に、なんでしあわせって思ったかなって言語化できるようになりたいなあとも思った。
_φ(・_・
(前略)そういうものをいっぱい持って