マルクス・ガブリエルのレビュー一覧

  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p19 西洋哲学と東洋思想の大きな違いは、西洋哲学が不変のものを探求している点だと思います。~他方、日本人が問うのは、「変わらないものが存在するという幻想は」なぜ生じるのか」です。~西洋思想はアフリカ思想なのです。
    p48 ~真の効率性とは点の質を上げることではなく、点同士の結びつき方を向上させること~。真の効率性は現実を分解することではなく線を引くことです。

    0
    2025年12月20日
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学

    Posted by ブクログ

    平易な文章であるがゆえに,逆に分かりにくくなってる印象。全編にわたって神経中心主義を批判するのだが,論点が次々出てきて論旨が追いにくい。色々な学説(主義)に言及されるのだが,著者がそれに賛成なのか反対なのかすら,俄には読み取れない始末。神経中心主義が誤りであることが論証されているのか?なんだか議論をずらしているというか,噛み合っていないように思える。自分の読解力の問題か。
    しかしガブリエルはドイツ哲学をベースにしながら,フランスはもちろん,英米にも造詣が深い。大陸系VS分析系という分類は乗り越えられつつあるように思った。

    0
    2025年11月02日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

    Posted by ブクログ

    著書こそ出会ったことはなかったが、
    若い天才的哲学者、マルクス・ガブリエルの名前は聞いたことがあったので、本屋さんで見かけて気になっていた。
    しかも副題が、
    「東洋哲学と新実在論との出会い」

    新実在論の方は聞き馴染みがなかったが、東洋哲学については、ちょっと勉強したいぞ…とここ数年、ずっと思っているトピック。

    今年は聖書読書会を通じて、聖書を開く時間が増えた。クリスチャンでもないし、ましてや新たなる信仰心から読もうと考えて通読を試みているわけでもないので、聖書について向き合う際には、ざっくり「東洋哲学や東洋思想とは別世界のもの」と思って読んできたんだが、ところどころ(私が知る限りなのでだい

    0
    2025年10月30日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

    Posted by ブクログ

    他者とは永遠に分かり合えないんだろうけど、その前提で付き合う必要があるってことだと思う。
    なぜ哲学者の口調って全て自分が正しいかのような口調なんだろうというのが気になった。

    0
    2025年09月22日
  • つながり過ぎた世界の先に

    Posted by ブクログ

    パンデミックの途中に購入した本。ジャケ買いのようなものだった。難解な内容のインタビューの翻訳ということだからか、文章が短く、砂を喰むような感覚が終止抜けなかった。デリダがハイデガーの弟子だとか、歴史が現代に繋がっている感じもしたが、途中、そんなの喋っていいのか?というほどご自分の多岐に渡る活動の自慢?が出てくるところを見ると著者は大丈夫かな?と不安になった。人間、そんなに色々な事に取り組めないよ、と。

    0
    2025年07月03日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

    Posted by ブクログ

    本書は時間・自己・幻想という3つのテーマを置いて、「新実在論」を唱えるドイツの天災哲学者、マルクス・ガブリエル氏と作家で国際ジャーナリストの大野和基氏の対談形式から生まれた書籍である。哲学という響きからは理解が難しく、近寄り難い雰囲気が漂ってくるが、ガブリエル氏の様々な出来事や事例を挙げて明快な解答をしていく内容はわかりやすく、読みやすいものとなっている。とは言えベースは哲学であるから、ある程度頭をクリアにした状態(特に起きたばかり、朝の時間帯)で読む事を勧める。
    今回はその様なガブリエル氏の主張の中に西洋哲学だけではなく、「東洋哲学」が深く影響している点を詳しく説明している。とは言っても東洋

    0
    2025年05月25日
  • 時間・自己・幻想 東洋哲学と新実在論の出会い

    Posted by ブクログ

    今をときめくマルクス・ガブリエル氏の新著ということで購入。対談方式のため、氏のこれまでの本の中では読みやすいのだろうと思うが、まだまだ自分には氏が考える「新・実在論」を理解しきれていない。
    それでも、本書を通じて、分析に重きを置く西洋思想、心身の統合を重んじる東洋思想、それを融合させた思想を、これからの人間は考えていかなければならないということはぼんやり理解できた。特に、「瞑想」が大脳皮質の活動をむしろ低下させて、心身の働きを活性化させる点が東洋の伝統的な宗教の特徴という指摘は面白かった。

    0
    2025年05月07日
  • 考えるという感覚/思考の意味

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    哲学書としては異例のわかりやすさである。ただ、多くの映画を引用していたが、日本でそれほど人気を博した映画だけではないように思われる。AIについて言及しているので、AIには教育ができないということを説明している、ということを示す場所を探したが、それはなかった。

    0
    2025年04月26日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

    Posted by ブクログ

    結論 民主主義・資本主義は不平等を生み出し、本来目指した価値を発揮していない。日本は西側に属するが、西洋的な価値が真理ではない。今後、世界は多極化する。国同士の対話を続けて変革のスイッチを探すべき。より道徳的なあり方を目指すべき。世界は続いていく。

    補足 気候変動、LGBTQ、女性の活躍など、すべての国のすべての人が目指す問題ではない。

    0
    2024年11月10日
  • 全体主義の克服

    Posted by ブクログ

    正直、新実存主義の話が出てくるのだが、哲学専門的内容で、ほとんどわからない内容でした。
    第一章~第三章までは話についていけましたが、第四章(全体主義に対峙する新実在論)当たらから、2人の会話で交わされる言葉が全くわからないことが多かったです。
    これは哲学書を読まない人からすれば難解な新書になるでしょう。

    0
    2024年08月27日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

    Posted by ブクログ

    個人的に未来予測ものには目がないです。

    特に4名中3名(エマニエルトッド、マルクスガブリエル、ジャックアタリ)が好きな方でもあり、読まない訳にはいかないと思い、手にとりました。

    正直、インタビュー形式の為、特に目新しい情報がなく、ちょっと残念なところです。

    総じて、中国は↓ インドは↑日本はリップサービスで気持ち↑ という内容でした。





    0
    2024年08月09日
  • なぜ世界は存在しないのか

    Posted by ブクログ

    要再読。新しい実在論とは。

    ・「世界」とはすべての意味の場の意味の場。

    ・いっさいを包摂する意味の場など存在しないからこそ、存在するということは、つねに相対的なこと、つまり何らかの意味の場に関わってこそ言える。

    0
    2024年09月29日
  • なぜ世界は存在しないのか

    Posted by ブクログ

    ガブリエルの思想を知るために購入しました。分かりやすく哲学書かなと思います。少しづつ読んで読み終わりました。映画の例が多くてガブリエルが出来るだけ分かりやすくしようとしているのは分かります。映像と動画でないと哲学的な表現は説明できないのかと思われます。世界の定義が分かるのに時間がかかりました。若手哲学界のスーパースターと言われているけど創造していたより柔らかくインパトは弱いな~。

    0
    2024年08月30日
  • なぜ世界は存在しないのか

    Posted by ブクログ

    世界が注目するマルクス・ガブリエルの代表的著作。
    「世界が存在しない」理由を、形而上学と構築主義との対比を軸に論理展開され、そもそも「世界」とはという見方や考え方から、勉強になった。
    「世界は存在せず、無数の意味の場が存在する」というのが本書の主張。斬新ではあるが、今の科学ならそう考えるしかない、という妥協が感じられ、いまいち腑に落ちづらかった。

    0
    2024年06月01日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

    Posted by ブクログ

    難しく、理解しきれていないところも多いのですが、「家族」や「宗教」に関する説明が興味深かったです。

    他の本を読んで、この本に戻ってきて、というのを繰り返していくのが良さそう,と思いました。

    0
    2024年06月01日
  • わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。
    イグノーベル賞にあった惹かれ合う者同士の心拍や発汗の同期は、Zoomによる関わりでも起こりうるのだろうか?著者は、「他者を知るには相手の匂いを感じる必要がある」と述べる。五感(六感も含む)で知ろうとするからこそ同期は生じるのだろうか。
    実感としてはそちらのほうが強いな。電話のカウンセリングが一番抵抗感が強いのは 、分からないことが増えるからだしな。

    「他者の社会的な仮面を超えた所に人間性を見る必要がある」
     →これも我ー汝につながっていくものかな。自分ごとのように他者を考える…利他のためではなく、それが人間の幸福にとって必然だからそうする。社会的望ましさゆえでなく、そう

    0
    2024年05月02日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

    Posted by ブクログ

    頭が良すぎる人たちの議論が良くわからなかったというのが正直なところ。彼らにとってAIは十分に知的とは言えないのだろう。そういう意味ではAIが人間を超えるというのは今のところ心配ないようだ。

    とはいえ、スマートフォンをツールとして生み出した人間がスマートフォンの奴隷になっている現状からすると一部の頭の良い人が世界の富を独占するほうという構図はどんどん極端になっていくようだ。

    0
    2024年04月03日
  • 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来

    Posted by ブクログ

    戦争やAI、資本主義と民主主義など現在のさまざまな論点についての識者の発言をまとめた一冊。
    大国の覇権ではなく、各国・地域の利害に基づく多様なつながりが増えている現代、米中問題とか対ロシアという近視眼的な見方では追いつかないというのはよく分かる。
    個人的に面白く読んだのはAIの話。人間を超えるか、という問いの立て方になんとなく違和感を持っていたけれど、素人にはそれがうまく説明できず、漠然とした危惧にあおられたままだった。その違和感を詳細に言葉で説明してくれた感じ。
    たとえば人口「知能」というネーミングが導く恐怖感とか、AIの背後でデータを学習させるために単純作業をする労働者たちが抱える問題、デ

    1
    2024年02月28日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

    Posted by ブクログ

    トッドさんが好きなので買いました。以下引用ではないのですが、
    「第一次世界大戦、第二次世界大戦と現在起きている紛争は違う。前者は人口が増え、成長している世界で起きた。現在は衰退国の戦争である。本質的に全然違うものである。現在は国民の意思と乖離し、政府が戦争をしている。」
    納得。だからどうなる、というところまでは落とし込めていません。歴史学者のトッドさんでさえも未知の領域なのである。そのうち考えをまとめてくれないかな。

    0
    2024年02月05日
  • 新実存主義

    Posted by ブクログ

    形而上学的捉え方と実存主義の考察は、とても興味深く読み進めていたが、なんども迷子になりかけて、なかなか苦労した。

    0
    2023年11月15日