マルクス・ガブリエルのレビュー一覧

  • なぜ世界は存在しないのか

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    大変話題の1980年生まれの哲学者による本。
    今を生きる気鋭の哲学者たちはこぞってわかりやすい文面で本を書いてくれありがたいなと思う。頭いいなあ。
    新しい実在論が書かれており興味深かった。

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    2019年11月02日
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学

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    マルクス・ガブリエルの「一般向け」哲学書の3部作の2作目。

    「新しい実在論」というのが流行っているらしいのだが、どこが新しいのかは実はわからない。社会構成主義や価値相対主義を批判していて、日常のいわゆる「現実」をしっかり「現実」として位置付けるということになっているみたいだけど、本当にそうなのかな?

    いろいろな「現実」を統合する「世界」は存在しないとしているので、いろいろな側面での「現実」が「実在」することになる。

    これは、もしかすると、価値相対主義が嫌いな人には、さまざまな現実が、社会的に構成されるというほうが、まだよかったんじゃないとか、思ったりする。

    さて、「「私」は脳ではない」

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    2019年09月28日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    哲学に関する基礎的な知識を欠いていたため、中々話にのめり込めなかった。
    もっとお気軽なエッセイでも書いてくれると面白いかもしれない。

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    2019年04月20日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    ネタバレ

    この人の定義する「世界」は存在しない、ということはわかりましたが、世間でそんなにもてはやされるほどの哲学者なのか、革新的な考え方を新たに提示したのかは私にはわかりません。一方で歴史上の偉人を小ばかにするような表現も鼻につく。
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    ・存在すること=何らかの意味の場に現象すること
    ・世界とは、すべての意味の場の意味の場、それ以外の意味の場がその中に現象してくる意味の場である
    ・崇拝されるのが神なのかビッグバンなのかは表面的なことにすぎず、決定的な問題ではありません。
    本当の問題は、これぞ宇宙全体の根源だとして崇拝される何かがあるということそれ自体です。
    それがどんな姿をとっているかは、まったくど

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    2018年08月04日
  • なぜ世界は存在しないのか

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    ネタバレ

    〝世界は存在しない〟というセンセーショナルなタイトルですが、ガブリエルさんが言いたいのは全ての森羅万象を包含する一つの世界というものはなく、考えることの意義を考えられる唯一の動物である人間の数だけ多様な世界が存在するということ。この不必要な統一性を目指すことなきことこそが、現代的な自由であると。

    自然科学を相手にしている時間が長いと、万物の根源に迫る統一ルールやプロセスが存在すると誤解しがちですが、仕事をしているのはさしたる特徴を持たない素粒子の塊ではなく、考える葦である人間です。それぞれの人間が自分の人生を豊かにしようと積極的に仕事に関与することが、仕事を通じて他の人に影響を与え、それ

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    2018年07月17日