マルクス・ガブリエルのレビュー一覧
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海外の有識者2人への個別インタビューに対して、国内の有識者2人が討論するという面白い構成。
各国のコロナ対策の是非、ロシアのウクライナ侵攻に対するスタンスなど、インタビューを掘り下げていくと、有識者によって意見の食い違いがあることが分かり、国籍や立場によって複雑な事情があることを理解した。
SNSやデジタル技術によって、人々が「単純化」された理論への志向が強くなり、少しでも異質なモノを見つけ次第排除しようとする傾向は、私自身も含め危惧している。リアルの交流が減ると、ついつい異質な他者を排除できるからだ。ただし、同じ価値観を共有できるほど、社会が単純ではない。
人間は不確実で不完全な生き物。理解 -
Posted by ブクログ
日本人のインタビューアによる、マルクス・ガブリエルのインタビュー。audibleで聴く。
ウィルス学者が統治してはいけない、力を持っていけない、というのは、本当に良い意見であると思う。日本のコロナ対策は、専門家チームをまとめる尾身会長がかなりの発言権を持ってしまった。そのことが、東京オリンピックを史上初の無観客によるオリンピックにしてしまった。このときに、日本にマルクス・ガブリエルのような人が、専門家チームの意見が力を持つような状況に声をあげて議論をしていけば、無観客を避けられたかもしれない。そういったことを考えてしまう。
トルコをEUに加盟させないのは、EUの最大の過ちという。なるほど。 -
Posted by ブクログ
わかりあえない他者と生きることを主義、考え方について突き詰めたわかりづかくはない哲学の本だったなぁと思います。マルクスガブリエルは好きで何冊か読んでおり、倫理資本主義という考え方もすごくいいなと思っています。一方で、マザーテレサはもっと人生を楽しむべきだった。彼女はそうではなかったと思うという話が出てきましたが、それは本人に聞いてみないとわからないのではないかなぁと思いました。作中断言されることが間々出てきますが、私はこれが解です。というよりもものごとはコインのように裏表があり、シーソーのように絶えず揺れ動いていて時代や環境や感情によってあらゆるものは常に変化しているのかなと思います。そうであ
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Posted by ブクログ
コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
色々なるほどと思う言葉に出会ったが、特に、世界的な傾向にある「分断」が抱える問題について、アメリカ人経済学者の言葉が腑に落ちた。彼は、それは誰か一人の責任ではなく「差異を超えて互いに話し合うことを妨げている深い分断そのもの」が問題であると語った。特定の人物に責任を転嫁させるような報道に違和感があったが -
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Posted by ブクログ
他者をめぐるインタビュー集。
全くもって理解も共感もできない他者と、時間と場所を共有して生きなくてはならない時、どうすればいいのだろう。ロシアや北朝鮮をどう見ればいいのか、「他者」をどう考えればいいのか、そんな思いから読みました。
内容的には広く浅く、限りなく平易に語られていたけれど、わかりやすいというのはむしろわかりにくい事なのかもしれない。
あまりに一般的な言説は精緻さを欠くため、意図していることのコアな部分が見えてこないように感じてしまいました。
そんな中深く感じ入ったのは、自分のアイデンティティよりも前に他者との関係があるということ、他者がいないと自分の信念を疑うこともなく、その外側 -
Posted by ブクログ
「新しい実在論」、「新しい実存主義」を提唱するマルクス・ガブリエルのインタビューをもとにした本。
哲学者としては、若いし、かっこいいし、現実的な提言もおこなうしということで、最近、人気の様子。
あれもこれも実は存在するが、「世界」つまり、唯一の意味をもつ総体のようなものは存在しない、という主張は、彼に期待されているように思える「相対主義の乗り越え」というより、「相対主義の徹底」のように私には思える。
この哲学的なポジションは興味あるところで、彼の本はわりと読んでいます。
で、最近は日本でも人気で、インタビューをベースとした日本企画ものの本も多くなっている。
なるほどと思うところも多い -
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Posted by ブクログ
おすすめフレーズ
・新しい実在論は二つのテーゼが組み合わさってできています。ひとつ目なあらゆる物事を包摂するような単一の現実は存在しないという主張です。現実は一つではなく、数多く存在する。
ふたつ目は、私たちは現実をそのまま知ることができるという考え方です。
学び
ある出来事に対して人それぞれの正しさの判断があるということを改めて理解できた
なぜ
新しい実在論の考え方や、世界は存在しないのフレーズで説明している。
例えば、、、
ドナルドトランプのSNSのニュースを正と見るか偽とみるか、ニュースが書いてあることは現実でそれをどう捉えるかは人次第。 -
Posted by ブクログ
哲学を全く知らない自分にはちょっと難しく感じました。
アヴェンジャーズを全く知らずにエンドゲームを見た感じかもしれない。
なので是非また読み返してみたいです。
哲学についてなにも知らなかったので、役割や、ものの見方に関して勉強になりました。
まず、哲学者は地球に降り立った地球外生命体のように世の中を観察する、という説明で哲学とは何か、というのがなんとなく掴めた気がしました。
また、物理学的に捉えられる宇宙こそが世界そのものであるという考え方や、
科学が他の全てのものごとの捉え方と比較して優位になりすぎていることへの指摘も印象に残りました。 -
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