なぜ世界は存在しないのか

なぜ世界は存在しないのか

世界の最先端を牽引する「新しい実在論」のマニフェスト、ついに電子版登場! 1980年ドイツ生まれのマルクス・ガブリエルは、今、最も注目されている哲学者です。その名を一挙に知らしめた『なぜ世界は存在しないのか』は、さまざまな領域に波紋を生み続けています。日本でも多くの読者を獲得している本書とともに、AIの飛躍的進化が象徴する先の読めない状況の中で、改めて「世界」と「人間」について考えてみましょう!

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なぜ世界は存在しないのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    哲学初心者ですが、世界で爆発的に売れたということで手に取りました。難しい個所も多くすべてを理解したわけではありませんが、本書の核となる「新しい実在論」の骨子は理解できました。これについてはかなり丁寧に説明されているので哲学初心者でもガブリエル氏の主張は理解できると思います(同意するかはまた別問題だと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月22日

    「本書では新しい哲学の原則を示してみせたいと思っています。~中略~すなわち「世界は存在しない」ということです」

    といきなり大風呂敷を広げたうえで、「世界は存在しない!」というキャッチーな主張の理由を、今までの様々な哲学の歴史をおさらいしつつ、やさしく説明してくれます。とても読みやすかった。(と言っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月10日

    タイトルに興味があって読んだのではなく、現代の哲学界で天才と言われるマルクスガブリエルさんがこんなにも若い方だったということに驚いて読んだ。

    ある程度哲学の本は読んで少しわかったつもりになっていたけれど、まだまだ分からない難しいことが多かった。

    世界が存在しない理論についてもなんとなくそうなのか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月28日

     最近とみに注目されているらしいマルクス・ガブリエル、2013年のベストセラー。邦訳は2018年講談社選書メチエなので、入手しやすい廉価設定かつ、ごつくない。
     一般読者向けに自身の哲学を平易に記述したものなので、すこぶる読みやすい。ただし、文章は読みやすいが言っている内容はかなりラジカルな部分もあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月12日

     ベストセラーにあまり触手が動かない僕だが(読むのがとんでもなく遅いので読みたくても読めないだけ)、こういう本があるからやはり油断してはダメだ。僕は、この著者の主張に対する反発と同意を同時に覚えながらこの本を読み進めた。こういう読み方ができる本は意外に少ない。

     僕はここのところずっと、「科学で世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月03日

    哲学書にしては非常に分かりやすい語り口と内容。

    キルケゴールを通して、宗教の意味を説く章は白眉。バランスが取れている。

    マレーヴィッチを通して、芸術の意味を説く章も刺激的。

    エンドロールに示された、世界がない故に、新たな意味の場が生まれる、との主張には希望すらある。

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    Posted by ブクログ 2019年03月24日

    哲学で最も基礎的な存在と認識に関する問題に真正面から取り組んでいる。結論だけ見れば、日常的な感覚に即した極めて穏当なものだが、少しでも哲学をかじった者ならば、著者の論の進め方になるほどと思うのではなかろうか。論の雰囲気だけで言うならば、フッサールの現象学にウィトゲンシュタインの言語ゲーム的なものの見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    新進気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルによる「新しい実在論」の解説書。物理的な宇宙は存在するが、それが即ち「世界」ではない。私たちは物理的でない意味合いも当たり前に実感し存在することを感覚的に理解できるのだから。「世界」とは物理的な意味合いもその他の意味合いもすべて含んだものであるはずだがそのようなす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月22日

    一般向けという触れ込みだったように記憶してますが、十分に理解するのに手間取ってしまいました。

    新しい存在論というテーゼは、世界は存在するすべての領域がその中に現れてくる領域、「すべての領域の領域」であるために、「果てしない派生のなかで果てしなく増殖していく無数の意味だけが存在する場」であるがゆえに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月31日

    新進気鋭の哲学者ガブリエルの著作の翻訳ということで期待を込めて手に取った。実存主義、対象と自己の関係を解きほぐす。科学と哲学の関係は長年疑問だったので、印象に残る。理論を詰めるとこうなるという哲学の世界で、脳の裏側を使う感覚を久々に覚えた。良書

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