ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • 魔術師 下

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    ジェフリーディーヴァー著 リンカーンライムシリーズ

    いつもより読み進めるのに時間を費やした本著。

    『魔術師』が操る"誤導"によって事件はさまざまな方面へ飛び火する。飛び火した火の粉はやがて大きな炎となり、敬愛なる紳士淑女を包み込もうと襲いかかる。
    今まで読んだリンカーンライムシリーズとは、あきらかに一線を画す内容であり、入り組んだイリュージョンはミステリー好きには満足のいく作品だと思います。
    惜しむらくはリンカーンライムシリーズ特有の疾走感が、複雑奇抜な展開でいつもより薄らいでしまったような気がしてます。
    …が、サーカスや奇術が醸し出す仄暗い背徳感やサディズムが好きな読

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    2019年07月08日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    「短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)」
    新ジャンルに遭遇。


    エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。


    しかし、良く思いついたなぁ。それが率直な感想。ブロックの呼びかけに集まった面々の中にスティーヴン・キングが居るからと言う理由だけで読んだ私は、美術に全く詳しくない為、ホッパーが如何に偉大な画家だったなのか全く分からない。


    各短編を読んでみて、よくここまで膨ら

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    2019年07月08日
  • 魔術師 上

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    リンカーンライムシリーズ5作目は『魔術師 イリュージョニスト』
    今までのシリーズとは何か違う感覚、訳者も多少言い回しが変えているのは意識的なものなのか、何故だか読み進めるのに倍以上の時間を費やした今作。イリュージョンの演者や専門用語につっかえるためなのか、展開によるものなのかは釈然としないのですが…
    (こんな曖昧な表現をライムに報告したら即クビにされると思われます)
    ともあれ先の展開が気になるのは毎度のことで、正直に言うと上巻は色んなピースが多少なりとも、とっちらかったままで終わるので、下巻できっちり回収しに行ってきます。
    ということでこのまま下巻へ→

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    2019年07月07日
  • シャドウ・ストーカー 上

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    キャサリン・ダンスシリーズ#3。

    ダンス捜査官の友人であるカントリー・シンガーにつきまとうストーカーの影。犯人は、彼女の歌の歌詞に沿って、次々に彼女の周りの人間を殺していく。ストーカーの素性はわかっているが、相手はなかなか尻尾を出さない。ダンスのキネシクス(相手を読むスキル)と利口な犯人との渡り合いの行く末は・・・という話。

    途中からリンカーン・ライム物になっててワロタ。

    読みどころはやはり、そのスキルを使った自白誘導の醍醐味。

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    2019年07月01日
  • ロードサイド・クロス 上

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    キャサリン・ダンスシリーズ#2。

    言葉、表情や動作など、相手の様子から嘘を見抜くことができる「尋問の天才」ダンス捜査官の、連続殺人犯との化かし合い。

    殺人現場の路上近くに置かれた十字架(ロードサイド・クロス)が発端。捜査線上に浮かんだのは、「交通事故を起こし、同級生を死なせたとして、ネット(ある著名ブロガーのサイト)上で叩かれている」高校生の青年であった。被害者たちはどうも、その「ネットいじめ」に匿名で参加しているコメント投稿者らしいと目されるのだが・・・。

    ダンス自身の母が(前作との絡みで、殺人の容疑者として)逮捕されてしまうというサイドストーリーもあり、著者得意の二転三転、現実とネッ

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    2019年07月01日
  • スリーピング・ドール 上

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    キャサリン・ダンスシリーズ#1。

    同著者の「リンカーン・ライムシリーズ」からのスピンオフ物。

    「キネシクス」という技術を使って相手(犯人等)の心の動きを読み取る、尋問の天才にして「人間嘘発見器」とも呼ばれる捜査官ダンス。殺人現場にいた(「眠っていて助かったと思われる」)娘への尋問などを通して、犯行の真相を暴いていく。

    「眠れる人形」という着想に感じるワクワク感から始まり、ディーヴァー一流の「ひっかけ」や魅力的な登場人物(時々、ライムやサックスの近況が挿入されたりするのもご愛敬)が散りばめられていて、大満足の一冊。

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    2019年07月01日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#10。

    犯人の凶器の一つが貝印の「旬」という包丁である。貝印ってすぐ切れなくなるイメージなんだけど(研ぎ方が悪いんだべな)、つい買ってみたくなる。

    あまりアクロバチックでない、ほどよいドンデン感が心地よい。

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    2019年07月01日
  • ソウル・コレクター 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#8。ライムのデビュー作「ボーン・コレクタ-」を意識しつつ、著者が日本向けに考えたタイトルだそうな。

    巨大「データマイナー」を舞台に、個人データの究極的悪用というか情報社会の落とし穴というかを描く、プライバシーの危機という意味で迫真におっかない話。

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    2019年07月01日
  • 12番目のカード 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#6。

    いつもながらのジェットコースター大ドンデン大会というよりは、謎解きのコクを感じる造り。ダ・ヴィンチコードに通じるような歴史上の謎が絡む。奴隷解放運動に絡めて精神的トラウマからの解放、身体障害からの解放も暗示する。タイトルの「カード」にはそれほど深い意味がなかった模様。

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    2019年07月01日
  • 魔術師 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#5。マジックやイリュージョンの世界を舞台に繰り広げられる、探偵と連続殺人犯との「化かし合い」。

    ジェットコースターさながらのドンデン返しがディーヴァーの真骨頂だけど、それがマジックの「ミスダイレクション(誤導)」の手法と共鳴して、いっそうの緊迫感を呼び起こす。

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    2019年07月01日
  • コフィン・ダンサー 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#2。

    プロの殺し屋との渡り合い。けっこうヤラレタ感(満足感)強し。

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    2019年06月27日
  • 石の猿 上

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    リンカーン・ライムシリーズ#4。

    中国人ギャング「ゴースト」との死闘。ライムシリーズに完璧にハマった^^;

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    2019年06月25日
  • エンプティー・チェア 上

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    「究極のアームチェア・デテクティブ」、リンカーン・ライムシリーズ#3。

    暴君も女が絡むとわたわたになる、といったところ(親近感(笑))。

    下巻の半分くらいまでは普通のミステリー小説として面白く読んでいたけど、そこから「そういやディーヴァーってドンデン返しの大名手」と思い知らされることになる。

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    2019年06月25日
  • クリスマス・プレゼント

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    ショートストーリーの中に、どんでん返しを盛り込んだ、驚きアイデア満載の短編集。残念なのは翻訳。堅すぎて、白々しいというか、芝居がかっていてイマイチ入り込めない。文化的背景も分からない部分があるので、作品の良さを100%楽しめたとは言えないのが残念。

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    2019年06月17日
  • エンプティー・チェア 下

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    どんでん返しの連続にページをめくるのが止まりません
    最後の最後まで油断できないところほ流石です
    ただ、今作は引っかかるところもあります
    個人的には司法取引に馴染みがないので、その部分はご都合主義で気に入りませんでした
    コーンの親が中途半端に描写されるのも気になります
    親なら復讐を考えそうなもんやけど、、
    ということで⭐️3つです

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    2019年05月04日
  • コフィン・ダンサー 下

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    ボーンコレクターが縦の軸の展開とすると、コフィンダンサーは横の軸で読ませる展開でした。
    (縦は時間、横は人物として特に意味はありません)
    伏線回収やあっと驚く仕掛けなどはミステリーには必須ですが、今回読んだ「コフィンダンサー」に求めたものは、シリーズとしての主人公を含めた登場人物の変化でした。リンカーンライムに抱いていた幻想は、「ボーンコレクター」の時よりも良い意味でも悪い意味でも近しい存在となり、次の作品でどんな変化を遂げるのか楽しみなシリーズになりました。

    衝動買いした「ウォッチメイカー」から読み始めずに、「ボーンコレクター」から読んだ自分の勘に感謝!

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    2019年05月02日
  • コフィン・ダンサー 上

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    リンカーンライムシリーズ第2作。
    主要な登場人物はほとんど1作目と一緒。
    犯罪学者であるリンカーンライムと犯人との「知恵比べ」というスタイルで進むストーリーもボーンコレクターと同様。
    比較すべきはライム自身の存在感。ボーンコレクターの時に感じた圧倒的な(優れたもしくは冷徹な)犯罪学者としての存在ではなく、血が通ったひとりの人間としての側面が多く描かれるようになった。
    とはいえストーリーは短時間に起こる犯行を緻密に凝縮しており、疾走感は失われてはいない。
    ライムの機微にどのように触れるかを楽しみにしながら下巻へ!

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    2019年04月30日
  • ボーン・コレクター(下)

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    日本人作家の作品を読むことが多いのだが、時々海外の本も読みたくなる。で、手に取ったのがコレ。
    だいぶ前だけど映画化もされていて、ジェフリー・ディーヴァーは前から興味があったので、とりあえずシリーズの第一弾。

    いつものことながら、カタカナの名前は覚えにくく、前半は何度も登場人物紹介を見直しながら読んだ(^_^;
    海外の小説はやはり文化の違いや翻訳ならではの表現や台詞に最初はなかなか入り込みにくい。
    だけどそれらになれてくると面白くなってくる。

    ~作品紹介・あらすじ~
    (上巻)ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出

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    2019年04月14日
  • スキン・コレクター 下

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    ネタバレ

    人気シリーズの性なのか、読者のわがままか。
    上がったハードルは簡単には下がらない。

    伏線がバリバリ効いて、その回収もバッチリ。
    もう何が起きても大丈夫。
    ライムが解決するし、サックスの成長も半端ない。

    一種のワンパターンなのだろうか。この安定感たる面白さが皮肉にもミステリーとしての面白さを阻害しているように感じられる。
    次から次へページは進むが、伏線の回収のためにストーリーを追っているに過ぎない感じがしてならない。

    やはり、読者のわがままか。

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    2019年04月07日
  • 悪魔の涙

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    初のジェフリーディーヴァー作品。
    ノンストップで動き出すジェットコースターのようなストーリー展開に序盤から引き込まれ、一夜で読破してしまいました。

    ストーリーと同時並行して起こるパーカーの親権問題がパーカーや周りの性格描写に厚みを持たせ作品の魅力を増すという二重構造も綺麗で素晴らしく、無論犯人追求の部分は緊張の連続。
    この作者さんの本早く読めばよかったという気分です。 つぎからリンカーン・ライムシリーズに入ろうかな

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    2019年03月20日