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Posted by ブクログ
ダンス捜査官のシリーズ。
ネットいじめに端を発する殺人未遂がおこる。
事件の前には、道路わきに十字架が建てられるという陰湿さ。
ネットの無責任な発言がどんどん広がっていくことを、言葉で説明するのって難しいよね。特に、2009年あたりだと知ってる人は知ってるけど、知らない人はまったくわからない。でも、その世界をあえて題材にするディーヴァーの挑戦的な感じがよい。
リンカーンシリーズとは、やっぱり違うなと。
仕草や表情で真理を読み取って捜査するダンスで、やってることはオーソドックスというか、昔からある古典的な手法ともいえることだからこそ、全体の空気を猪突猛進にしてるのかもしれない。
で、帯に「どんでん返しの魔術師」ってあったんだけど、やっぱりそうでした。
どんでん返しがくるぞ、ってわかってても、おお、ってなる。
さすがの職人技です。
にしても、ネットの普及によって人の欲望も、いや欲望そのものは、金銭欲や名誉欲とか、そういったものは変わらないのだろうけど、それに対するアプローチや欲望を満たす基準が多種多様になりすぎて何が正しいのか、どうあるべきなのかわからなくなってくるな。
ダンスの母が「自分の育ては間違っていなかった」と彼女に語るシーンが、秀逸だった。
うん、こんな混沌とした世界だからこそ、確かに信じられるものが必要だし、そしてそれが正しいとあるべきなのだろう。
シリーズの続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
リンカーン・ライム・シリーズのスピンオフ、キャサリン・ダンス・シリーズの第二弾。
キャサリン・ダンスは人間の動作から心理分析を行う『キネシクス』のエキスパート捜査官。今回、彼女が追うのはロードサイド・クロス・キラー事件。そんな中、彼女の実の母親が殺人容疑で逮捕される…
一方、ロードサイド・クロス・キラーの犯人と目される少年はSNSの世界で、過去に起こした交通事故で批難の集中砲火を浴びていた。
SNSの恐ろしさと技術の進歩の速さ、また、それを題材に良質のミステリーに仕立てたディーヴァーの腕に驚く。過去にディーヴァーがコンピュータ社会の怖さを『青い虚空』で描いていたのを思い出す。
早く下巻に急がねば!
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