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早変わり、脱出劇などの手法を駆使して次々に殺人を重ねていく“魔術師”。ライムたちはついに犯人の本名を突き止めるが、ショーの新たな演目はすでに幕を開けていた――。「これまでの作品のなかで最高の“どんでん返し度”を誇る」と著者が豪語する驚愕のラストとは? 2004年「このミス」第2位、「週刊文春ミステリーベスト10」第3位。
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Posted by ブクログ
魔術師はあの手この手でライムを欺こうとし、ライムはそれに翻弄されながらも魔術師を出し抜こうとする。最後に勝つのはどちらなのか…。特に後半の騙し騙されの連続は読んでる途中に★5を確定させるに十分だった。
リンカーン5作目 マジック、イリュージョンに翻弄されっぱなし 誤導に乗っかって、向かっては引き戻されの繰り返し 下巻の途中で、もう終わりかと思ってページの残りを見たくらい 面白かった
幼い頃からマジック用品や本を買い漁って、マジックの練習をしていたので、今回の犯人はマジシャンと言うことで期待していたのですが、期待以上でした。 作中のマジックやトリックは全て実際に使われているものです。 マジシャンが犯人の作品は多々ありますが、一番面白かったです。
テンポがとにかく良く、スイスイと読めました。ドキドキとハラハラが詰まってます。 どんでん返しの宝庫で、えっ?!そうだったの!?が連続します。 その展開のスピード感に、一瞬で魅力されました!
いやいや面白かった! 右だと思わせといて左?騙された振りで右下からの左下?と思った振りして背中かも! なところに正面からバーン‼︎みたいな_| ̄|○ 殺人を快楽とする殺人鬼なら全員死んでたな… 恐るべし魔術士( ̄▽ ̄)笑
正しく“怪人”のような犯人―巧みな変装や“早変り”で姿を眩ませ、捜査陣を騙すことさえ試みて成功してしまう…読んでいて「途轍もない奴…」と思った…こんなのが実在したら…恐ろしい…―を必死に追う物語である。マジックショーのような鮮やかさで、次々と事件が発生し、「追いつき、逃れられ」という犯人との対決が続...続きを読むく…どうも本作は、作者がサーカス公演を観覧する機会に「こんな犯人とライム達が対決?!」と着想したらしいのだが… 物語は最終盤の方まで「どんでん返し」の連発だ…上下巻の2冊なのだが、あっという間に頁を繰ってしまう…流石に、「人気シリーズの中で、人気が高い」という作品である!!お奨めだ!!
神出鬼没の殺人鬼”魔術師(イリュージョニスト)”とライムたちの追走劇を描く下巻。 この小説を例えるとするなら荒れた海の浜辺。何度も大きな波がやってきて、それが引いたと思いきやまた大きな波が来る。息もつかせぬツイストのオンパレードに夢中になります。 こうした小説に関しては残りページ数で「もう一山...続きを読むありそうだな」といろいろ勘ぐってしまうのでページ数の実感が湧きにくい電子書籍で読みたくなりますね。(勘ぐっても十二分に面白いのですが) そして自分のそうした考えすらも逆手に取ったどんでん返しも最後に用意されていて非常に満足。本当にディーヴァ―のツイストへのこだわりと、サービス精神に頭が下がります。 作中でイリュージョニストでライムたちの捜査に協力するカーラが、イリュージョンのテクニックについて語る場面があるのですが、そのテクニックやトリックというものが本当にミステリのテクニックと似ていることが分かります。 だからある意味カーラの語りは、ディーヴァ―自身のミステリ観を表しているようにも思えます。そしてそのテクニックをこれでもか、というほど使った作品なので息つくヒマなく読んでいたように思います。 一方で登場人物たちの魅力も存分に活かされた作品でもあります。 ライムの優しさや、少しシニカルな言い回しも冴えてますし、サックスが警察という厳しい社会で懸命に闘っていること、 またカーラの母との話や師匠の話など、登場人物たちそれぞれに色々な魅力が付与されています。 改めてリンカーン・ライムシリーズの面白さと安定感を実感した作品でした。 2005年版このミステリーがすごい!海外部門2位
今までの犯罪者と違って、マジシャンとかイルージョニストが相手では、消えちゃうし、化けちゃうし、想像すらつかない難しい相手だ。 私も小さいころと数年前にサーカス(笑)観に行ったけど、目の前でマジックって見たこともないなぁ。 せいぜいテレビで観たくらい。 いつも以上に今回は先が読めなかったわ。 ...続きを読むさすがにリンカーンもやり難かったでしょうねぇ~ それにしても、自分の復讐のために全く関係のない人が犠牲になるなんて、心底腐りきってるわね。 やはりマジックは楽しませるためのものでなくてはね。 私は大掛かり脱出だのなんだのより手先のマジックの方が好きだな(笑)
〈リンカーン・ライム〉シリーズ第5弾 "魔術師"の邪悪なショーを阻止することはできるのか? 驚愕のラストが待ち受ける、シリーズ最強傑作! 2004年度「週刊文春ミステリーベスト10」第3位 ライムを襲った魔術師〈エリック・ウィアー〉の捜索は行き詰る。 一方で様々な現場から、極右...続きを読む武装組織《愛国同盟》主導者であるアンドリュー・コンスタンブルと接触を図ったとされる形跡が見つかる。 コンスタンブルを脱走させるため担当検事を襲撃すると予測したライムたち。 見事魔術師を捕えたかと思いきや、彼は看守をも巧みな演技で騙し逃走。 物理的・心理的な誤導で、彼の真の目的は達成された――はずだった。 ライムの頭脳は、それまでの魔術師の策をしっかりと検証し、 彼の真の目的を見抜き、見事出し抜いた。 "消された男"vs"不動にされた男"決着。 どんでん返しも随所に見せ、真相が明らかになったときはやはり脱帽する。 ただ、魔術師は何でもこなせる設定というのがちょっと疑問。 今回も、読者は作中のアメリア・サックスのように翻弄されることだろう。 そのサックスも晴れて昇進、巡査から三級刑事へ。 ますます今後の展開が見逃せない。 ミステリ:☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆
魔術師と名探偵の一騎打ちはジェットコースターのように展開する。ストーリーもさることながら、サックスの巡査部長昇進試験の顛末やイルージョニストの見習いカーラの母親への想い、師匠との関係を描くエピソードも良くできている。文庫本裏表紙の紹介文にある「最高のどんでん返し」という宣伝文は余計なお世話。このシリ...続きを読むーズはどんでん返しがあるのはデフォルト。池田真紀子の翻訳はもはや名人芸の域と思っている。未読の人は幸せ。しかし、やはりライムシリーズは第1作のボーンコレクターから読むべきだろう。
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魔術師
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ジェフリー・ディーヴァー
池田真紀子
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