ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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ジェフリー・ディーヴァー『煽動者 上』文春文庫。
『人間嘘発見器』キャサリン・ダンスシリーズの第4弾。しばらく本棚で寝かせていたが、熟成していなかった。
ストーリーの中核として描かれているのが、ちょっとピンと来ない無差別殺傷事件のせいか、ページを捲る手が鈍る。
珍しくキャサリン・ダンスが被疑者の嘘を見抜けず、麻薬組織の殺し屋を取り逃がす。その失態の責任を負い、ダンスは第一線から外され、民間トラブルを担当する民事部に異動する。
ダンスが担当するのはコンサート会場で観客が将棋倒しとなって死傷者が出た事件。これは事故ではなく、仕組まれた無差別殺傷事件であることに気付いたダンスは事件の首謀者で -
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「人の所作、微表情、言葉選び」から嘘を見抜く「人間嘘発見器キャサリン・ダンス」
シリーズ四作目
今回はいきなりミスを犯し
刑事事件の捜査ができなくなってしまう。(一作目でも、犯人逃亡してたし…ダンスって、ミス多いような?一作目の方が即解雇されそうなミスだった記憶が…)
人々のパニックを引き起こす連続殺人犯(テロリスト?)との対決
…なんかまだ前半だからか全体的ぼんやりしてる印象
また、パターン化してる。
・今回のテーマである「パニック災害」に関するリサーチ情報の列挙
・狂った原因と、名前のついた狂気に囚われている犯人
・ダンスの恋愛事情&家庭の問題
作者がテーマを決めて、そのテ -
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Posted by ブクログ
ネタバレこのミス海外編2016年版1位。リンカーン・ライムシリーズ11作目。自分的にはこのシリーズ読むのは3作目。サイコパス系の連続殺人魔の話。犯人が意外な人だったり、実はその筋書き書いてるのが他にいたりして、かなり複雑。連続殺人自体もライムの推理が勝って未然に防げることが多いがたまには間に合わずに殺人が起こってしまったり。不規則なながれで連続ドラマっぽい作りながらマンネリ化しない工夫がある。犯人が次々仕掛けてくるのをライムがあっさり見抜いてテンポ良く進む。あんまりハラハラしすぎず安心して読み進めることができるのだけどちょっと事件が多すぎたり構成が複雑すぎたりでちょっとしんどくなって進みが遅くなった。
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ジェフリーディーヴァー著 リンカーンライムシリーズ
いつもより読み進めるのに時間を費やした本著。
『魔術師』が操る"誤導"によって事件はさまざまな方面へ飛び火する。飛び火した火の粉はやがて大きな炎となり、敬愛なる紳士淑女を包み込もうと襲いかかる。
今まで読んだリンカーンライムシリーズとは、あきらかに一線を画す内容であり、入り組んだイリュージョンはミステリー好きには満足のいく作品だと思います。
惜しむらくはリンカーンライムシリーズ特有の疾走感が、複雑奇抜な展開でいつもより薄らいでしまったような気がしてます。
…が、サーカスや奇術が醸し出す仄暗い背徳感やサディズムが好きな読 -
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「短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)」
新ジャンルに遭遇。
エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。
しかし、良く思いついたなぁ。それが率直な感想。ブロックの呼びかけに集まった面々の中にスティーヴン・キングが居るからと言う理由だけで読んだ私は、美術に全く詳しくない為、ホッパーが如何に偉大な画家だったなのか全く分からない。
各短編を読んでみて、よくここまで膨ら -
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リンカーンライムシリーズ5作目は『魔術師 イリュージョニスト』
今までのシリーズとは何か違う感覚、訳者も多少言い回しが変えているのは意識的なものなのか、何故だか読み進めるのに倍以上の時間を費やした今作。イリュージョンの演者や専門用語につっかえるためなのか、展開によるものなのかは釈然としないのですが…
(こんな曖昧な表現をライムに報告したら即クビにされると思われます)
ともあれ先の展開が気になるのは毎度のことで、正直に言うと上巻は色んなピースが多少なりとも、とっちらかったままで終わるので、下巻できっちり回収しに行ってきます。
ということでこのまま下巻へ→ -
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キャサリン・ダンスシリーズ#2。
言葉、表情や動作など、相手の様子から嘘を見抜くことができる「尋問の天才」ダンス捜査官の、連続殺人犯との化かし合い。
殺人現場の路上近くに置かれた十字架(ロードサイド・クロス)が発端。捜査線上に浮かんだのは、「交通事故を起こし、同級生を死なせたとして、ネット(ある著名ブロガーのサイト)上で叩かれている」高校生の青年であった。被害者たちはどうも、その「ネットいじめ」に匿名で参加しているコメント投稿者らしいと目されるのだが・・・。
ダンス自身の母が(前作との絡みで、殺人の容疑者として)逮捕されてしまうというサイドストーリーもあり、著者得意の二転三転、現実とネッ -
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