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Posted by ブクログ
この作品の何がすごいって、プロローグが終わったと思ったら、いきなり『羊たちの沈黙』を思わせるような凶悪犯との息詰まる尋問シーンが始まり、ハリウッド顔負けの爆破シーンや逃走シーンが入るってところだと思う。
しかも、それを50ページで収めてしまう……。そんな出だしをやられたら、引き込まれずにいられないじゃない……。
そこからは、もう安心のディーヴァーブランド! 裏の裏を読み合う心理戦に、緊迫の追走劇。凶悪犯の目的や協力者の正体にどう迫っていくか、と読ませるツボをこれでもかと突いてくる。
それでいて、登場人物の個性やキャラも立たせているのは、さすがディーヴァー!
キャサリン・ダンスをはじめとした警察側の面々や、ダンスの家族の個性はもちろんなのですが、凶悪犯ペルが、どのように協力者を支配下に置いていくか。その辺のやり口もリアルで、これがさらにペルの個性を際立たせる。
さらに過去や現在のペルの協力者の女性たちの描写もリアル。ペルの事件を取材するジャーナリストや、過去ペルに一家を殺害された女の子、それぞれを単に物語の駒にするだけじゃなく、きちんと成長や変化を描いているっていうのがすごい!
そして、物語が核心に迫っていくたびに、次々と明らかになる真実と、ディーヴァーが仕掛けた罠とどんでん返しの数々! やっぱりディーヴァー作品は面白い!
サスペンスとして読ませるのはもちろんのこと、キャラの魅力でも読ませるディーヴァーは、やっぱり当代きってのエンタメ作家なんだろうなあ、と思います。
2009年版このミステリーがすごい! 海外部門5位
Posted by ブクログ
幸いというか不幸にも風邪でダウンしていたので、昼夜夜中と夢中で読んでしまいました。
時に体調ぶり返しながら(夜更かしで・・(笑)
なんですか、オカルト集団てかつでニュースでもありましたけど、怖いですね。
人をあんなにも変えてしまう力があるなんて。
オウムもそうだった・・・
あれこれない頭で推理しながら・・
えぇ~!を繰り返し、でも途中でケロッグがなぁって思った私に自画自賛したりして(笑)
ペルが殺された時点で、本がまだ残りページがかなりあるぞと、さてさてこの後はどう転がっていくのだろう・・・
気になっていたのはキャサリンの両親の家で母親が聞いた物音・・
そしてジェニーが生きていて、彼女になかった感情が湧いてきたとき・・・
あの音とジェニーを結びつけちゃったのね、私は( ̄△ ̄;)
まさあんな結果になるとは想像もしてなかったから、私は探偵には向かないと納得しました(笑)
よく恋は盲目とか、霊感のある人は自分を視れないって言うけど、さすがのキャサリンもケロッグにはホロっとしてしまったのね。
でもそういう面もあって私は良かった~って思いました(ニッコリ(☆Д☆)
リンカーン・ライムシリーズも好きだけど、キャサリン・ダンスも好きだわ~
次の作品も読もう!!
Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーは好きな作家です。
展開がスピーディーで会話がお洒落。
この「スリーピング・ドール」同作家のリンカーン・ライム シリーズのスピンアウト版との事。
ライムが物証第一主義で科学捜査の天才に対して今回の主役キャサリン・ダンスは人間嘘発見器と言われるキネクシスの天才。
キネクシスとはチョットした動作や表情からどんな嘘でも見破ってしまう行動心理学らしい。
カルトのリーダーが取り調べをされていた拘置所から脱獄。
脱獄の直前に彼を取り調べていたダンスと彼女のチームが脱獄犯を追う。
ストーリー展開はスピーディーで登場人物のキャラクターも良いので楽しく読めました。
ですが敵役の脱獄犯のキャラクターが少し弱い。私には少々小者感がありもう少しスケールのデカイ悪党であって欲しかった。
アクションあり随所に間一髪的な追いつ追われつのスリリングな展開ありで、流石ディーヴァーと思わせる部分は多数あるだけに残念。
でも一般的には面白い小説だと思います。
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