ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ディーヴァー初の歴史サスペンスということだが、どちらかというとスパイ小説或いは冒険小説な味わい。それはそれで構わないし、とってもよく出来た小説なんだけど、わざわざディーヴァーが書かなくても良いのにって思ってしまう。もちろん、そこここにディーヴァーらしさもあり、やられちまうところもあるのだけどね。
例えばル・カレとか、いろいろ居るじゃないですか(あまり詳しくないので列挙できないようだ)。こういう作風はそっちに任せておいて、ディーヴァーにはもっとドンデン返されたいのが読者としてのわがままだったりするのです。
作家のわがままは聞いてあげないのだ。