ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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上巻はなんだか読みにくいというか、ぐいぐい読ませるものがなくて時間がかかったが、下巻はいつものスピードで先へ先へと読んでいくことができた。どんでん返しはいつものことだが、なんだかやや無理矢理那感じが否めない。残りのページ数を考えればこれで終わりじゃないんだろうなと考えてしまい、結果としてやはりその人が犯人かとなってしまった。しかもその動機やら、方法があまりにおそまつな感じ。これきっとリンカーン=ライムならあっという間に解決しちゃうのでは?と思った。
ダンスの恋愛エピソードは前作通りであってもなくてもいいかな。最後の母とのエピソードは少しぐっときたけど、それでも必要かと言われれば必要ない。
楽しくぐいぐい読めたことは読めたが、もっと楽しませてもらいたいと思うのはわがままなのだろうか。 -
Posted by ブクログ
筆跡鑑定士パーカー・キンケイドが脅迫状や現場に残されたメモなどの証拠から、ワシントンで発生した大量無差別殺人犯を追う。
証拠物件を詳しく分析という意味でリンカーン・ライムシリーズに似ているが、そのリンカーンも電話で登場。
捜査で出会ったFBIのマーガレット・ルーカスとの関係やパーカーと前妻との子供の養育権の問題など今後気になる点がいくつもあるのでシリーズ化されているのかと思って調べたが現状ではされていないらしい。
パーカーが古巣FBIに召喚されてすぐの場面で「三羽の鷹が農夫のニワトリを狙っていた。農夫はある日、三羽が鶏舎の屋根にとまっているのを見つけた。銃には一発の弾しか入っておらす、距離も遠いので一羽しか撃てない。彼は左側の鷹を狙って撃ち殺した。弾が跳ねて飛ぶことはなかった。さて屋根にいる鷹の数は?」というクイズの記述があり、作中何度もこのフレーズが繰り返される。
音にびっくりしたあとの二羽は飛び去ったので屋根にはいないというのだろうと思ったが、その答えは著者あとがきでしっかり明かされる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリンカーン・ライムシリーズ長編は全部読んだが、短編は今回が初めて。
読んでみるとやっぱり長編のほうがいいな。でも短編は短編で、先入観と期待をもって読み、それは裏切られなかったのでよし。ディーヴァーの作品なんだから面白いはずだといういい意味での先入観と、必ずあるに違いない定番のどんでん返しへの期待。
ライム&アメリアコンビが出てくる「ロカールの原理」が一番気に入った。
まあライムの完璧な根回しが行き届いた展開がちょっと都合よすぎるかなと思わないでもなかったけど、そこは長編でも同じかw
犯人と思われていた人物が長編でも登場してたかどうか覚えてないんだが、未登場だったら今後の長編にも出てきてほしい! まだライム周辺にはいないタイプのキャラクターなので是非!
既存のレビューでも好評の「生まれついての悪人」。これもいい。
確かにどんでん返しだけど、複雑なトリックではなく視点・立ち位置の違いをうまく利用したミスリード。冒頭から終幕まで静かに淡々と進むストーリー。少し物悲しい読後感とアメリアを連想させるヒロインはこの先もずっと記憶に残りそう。
「コピーキャット」もよかった。逆に「えええええ(;´Д`)」という読後感を味わったのが「ウェストファーレンの指輪」。
現代物ではなく舞台が19世紀ロンドン……とくれば、あの人のファンには喜ばれそうな設定だけど、熱狂的なファンにはむしろ勧められないオチですねw