【感想・ネタバレ】スリーピング・ドール 上のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年06月13日

【重き全き沈黙】厳戒態勢下で起きたカルトのリーダーの脱獄劇。人の心を操ることに長けた彼を再度捕らえるため,尋問のスペシャリストであるダンスは数少ない手がかりを結びつけていくのであるが,浮かび上がってきたのは,見知らぬ女の共犯者の姿であった......。著者は,リンカーン・ライムのシリーズ等で知られる...続きを読むジェフリー・ディーヴァー。訳者は,著者の作品の翻訳を一貫して担当している池田真紀子。原題は,『Sleeping Doll』。

ミステリーとしての側面以上に,いわゆる「刑事モノ」として楽しむことができた作品でした。登場人物が織りなす人間関係の捌き方が非常に手際良く,スッと小説世界に身を浸すことができるかと。もちろん著者お得意のアッと言わせる展開も読みどころです。

〜世界に向けて秘密を打ち明けなくとも,たった一人に話すことで心の重しが取り除かれることだってある。〜

久しぶりにミステリー小説を読みましたが良いもんですね☆5つ

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Posted by ブクログ 2015年12月24日

“リンカーン・ライム”のシリーズは、事件発生当初に捜査側は容疑者をとりあえず<未詳>とするのだが…本作では「脱走犯ペル」と敵が明確で、正しく“対決”という感じで物語が進む…<未詳>に輪郭を与える展開も好いが…こういう「対決」というのも好い…大変に愉しい作品!!

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購入済み

下巻から抜群におもしろい

2014年12月09日

これはちょっと退屈かなぁ、と思っていたら、下巻の途中から急展開して読む手が止まりませんでした。この著者の書いたものは何読んでもおもしろいなぁ。凄いなぁ。

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Posted by ブクログ 2013年11月14日

すっかりはまってしまったリンカーン・ライムシリーズ
その中で「ソウル・コレクター」で初めて登場したキャサリン・ダンスにやっと辿り着きました。

目に見える証拠しか信じないライムと対照的に歩く嘘発見器と言われる、尋問とキネシクス、ボディランゲージ分析の専門のキャサリン・ダンス。

いきなり取調室での殺...続きを読む人犯ダニエル・ペルとのお互いに相手を観察していくシーンはなんとも迫力ありましたねぇ・・

そしてそのあとの脱走へと・・

一気にボルテージ上がりました。

面白~い!!

途中チラッとサックスとライムが登場してくれたのもなんだか嬉しかったですね。

いやいや、下巻がますます気になるところです。

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Posted by ブクログ 2012年02月05日

捜査官キャサリン ダンスが収監されたカルト集団リーダーのペルを尋問し直後に脱獄。カルト集団の元メンバー、唯一の生き残りの少女、応援のFBI捜査官、リンカーンライム、様々な人物が交錯してスピーディに回り始めます。当然どんでん返しも。次回作も読みたいっ。

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Posted by ブクログ 2011年12月15日

 カルト集団のリーダーで、一家惨殺事件を起こした男が脱獄した。
 追うのは、尋問とキネシクス(ボディランゲージ分析)の専門家、キャサリン・ダンス。
 リンカーンライムシリーズからのスピンオフの1作目。

 ディーヴァーはすごい。
 最初の留置場での尋問から始まって、追い詰めたり逃げたり、そしてどんで...続きを読むん返しと、息をつく間もない展開だった。
 最高に、エキサイティングな作品といえるだろう。

 と、同時に思った。
 テレビドラマ化を考えてるのだろうかと。

 非常に資格的なのだ。
 ま、それが妨げになっているわけじゃないけど、リンカーンライムシリーズが、彼の安楽椅子探偵的な部分のせいか非視覚的だと感じるから、余計そう感じるのかもしれない。
 また、「ボーンコレクター」以降が映画化されないところを思うと、ライムシリーズは映像化したくないけど、その代わり映像化しやすいこのシリーズを作りだしたんじゃないかとさえ思うのである。

 と、本編からずれた感想になっているが…。

 とにかく、人の弱さと、それにつけいる者の狡猾さを見せつけられる作品だった。
 
 面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年05月30日

本軸のカルト教祖の脱獄という筋書きがまずは面白い。人間の心理描写と背景描写が容疑者と捜査官の両方非常に丁寧に描写されているのがやっぱりいい。

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購入済み

面白い

2021年11月11日

この作者のウォッチメイカーを読んで、良かったのでそこに出てきたキャサリンさんのシリーズがあるとのことで読んでみようと、まだ上巻ですが、なかなかです。

#深い

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Posted by ブクログ 2019年04月24日

リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。

基本的に前情報を持たずに読むことが多いので、
読み始めてからリンカーン・ライムのスピンオフ作品だとわかった。
本章の二行目で。

物証主義と人の観察主義と主人公の主義は違うが、
ストーリー展開が二転三転する面白さは変わらない。
科学的な細かさについ...続きを読むていけないこともあるライムシリーズよりも、
人間観察の方が面白いかも。

(下巻へ)

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Posted by ブクログ 2018年08月25日

リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ
人の動きから本性を見抜く
人間嘘発見器の女性捜査官
キャサリン・ダンスが主人公
いきなり極悪なカルト教祖の男の脱獄を
許してしまう…これだけでキャリアが崩壊しそうだけど…大丈夫なの!?…下巻へ

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Posted by ブクログ 2014年07月29日

リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ作品。
ライムシリーズのような切れはないが、その分丁寧に描かれているような気がする。

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Posted by ブクログ 2014年03月13日

ウォッチ・メーカーで初登場したCBI捜査官キャサリン・ダンスシリーズの第一作目。

リンカーン・ライムシリーズとは、だいぶ趣を異にしています。リンカーン・ライムシリーズが、ドキドキはらはらのジェットコースター小説の要素もありますが、こちらのキャサリン・ダンスシリーズは、もう少し普通の推理小説の趣。
...続きを読む
上巻では、『ベースライン』の構築がメインですかね。

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Posted by ブクログ 2012年09月24日

出だし100ページぐらいはあまり波に乗れなくて
そこを過ぎたぐらいから、とても面白いと感じるようになりました。
下巻までまっしぐら、です。

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Posted by ブクログ 2011年11月23日

キャサリン・ダンスを主人公とするジェフリー・ディーヴァーの作品。例によって、悪知恵の働く本当に悪い奴が出てくる。
前篇は、淡々とストーリーが展開、いろいろな登場人物が出てくる。お楽しみは下巻を待つしかない。

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Posted by ブクログ 2019年07月01日

キャサリン・ダンスシリーズ#1。

同著者の「リンカーン・ライムシリーズ」からのスピンオフ物。

「キネシクス」という技術を使って相手(犯人等)の心の動きを読み取る、尋問の天才にして「人間嘘発見器」とも呼ばれる捜査官ダンス。殺人現場にいた(「眠っていて助かったと思われる」)娘への尋問などを通して、犯...続きを読む行の真相を暴いていく。

「眠れる人形」という着想に感じるワクワク感から始まり、ディーヴァー一流の「ひっかけ」や魅力的な登場人物(時々、ライムやサックスの近況が挿入されたりするのもご愛敬)が散りばめられていて、大満足の一冊。

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Posted by ブクログ 2017年10月03日

尋問を得意とするダンス。
相手はカルト指導者と呼ばれ、殺人者であるペル。
ダンスの尋問を受けたあと、ペルは火災を起こし脱獄する。
天才といわれるペルは、この日のために共犯者を作り準備を整えていた。
ペルをどうにか捕まえようと、ダンスと仲間たちは奮闘する。

2017.10.3

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Posted by ブクログ 2012年03月12日

リンカーンライムシリーズのディーヴァーによる、スピンオフ作品。主人公はキネシクスによる尋問が得意な、キャサリンダンス。カルト教団のリーダー、ペルが脱獄するところから始まる。前半だからか、まだ話が進まない。ペルのカルト的な部分はなく、非常に洞察力が高く、ことごとく包囲網をかいくぐる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月14日

ジェフリー・ディーヴァーは好きな作家です。
展開がスピーディーで会話がお洒落。(会話のお洒落さは訳者に負う所も大きいが)

この「スリーピング・ドール」同作家のリンカーン・ライム シリーズのスピンアウト版との事。
リンカーン・ライム・・・映画の「ボーン・コレクター」をご存じでしょうか?
あの映画でデ...続きを読むンゼル・ワシントンが演じていた肢体麻痺の名探偵がリンカーン・ライムです。
ライムが物証第一主義で科学捜査の天才に対して今回の主役キャサリン・ダンスは人間嘘発見器と言われるキネクシスの天才。
キネクシスとはチョットした動作や表情からどんな嘘でも見破ってしまう行動心理学らしい。

カルトのリーダーが取り調べをされていた拘置所から脱獄。
脱獄の直前に彼を取り調べていたダンスと彼女のチームが脱獄犯を追う。

ストーリー展開はスピーディーで登場人物のキャラクターも良いので楽しく読めました。
ですが敵役の脱獄犯のキャラクターが少し弱い。私には少々小者感がありもう少しスケールのデカイ悪党であって欲しかった。
アクションあり随所に間一髪的な追いつ追われつのスリリングな展開ありで、流石ディーヴァーと思わせる部分は多数あるだけに残念。

でも一般的には面白い小説だと思います。

私はリンカーン・ライム・シリーズは短編のみしか読んだことが無いのですが、チョット読んでみようかと思いました。

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Posted by ブクログ 2012年02月13日

著者は「リンカーン・ライム」シリーズ等で人気を博したアメリカ人作家。
本書はこの人気シリーズ第7作に登場した"歩く嘘発見器"・キャサリン・ダンス捜査官を主人公にしたスピンオフ作品です。

#尚、本書をシリーズ第1作目とした新シリーズが始まっており、シリーズ第3作目までの刊行が決ま...続きを読むっています。またシリーズ2作は既に邦訳もされているとの事。

寡聞にしてこれまで「リンカーン・ライム」シリーズの存在も(もしかしたら名前はちらっと聞いた事はあったかも知れませんが)著者の事も記憶にありませんでした。
しかし、wikipediaによると「リンカーン・ライム」シリーズ第1作「ボーン・コレクター」は、デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリーの出演で映画化もされた程の人気作。

本書も終盤にドンデン返しの連発(後書きの解説によれば、終盤のドンデン返しの連発は著者の十八番らしい)が決まるなど、恐らく著者の他の人気作に引けを取らないであろう出来栄えでした。


さて、前置きはこの位にしてあらすじを簡単にご紹介。

主人公・キャサリン・ダンスはカリフォルニア州全域で犯罪捜査を行うカリフォルニア州捜査局の捜査官。
彼女には人間の仕草などからその人のストレス兆候を見ぬく技能があり、その技能を用いた尋問テクニックにより、様々な犯罪を解決へと導いてきたキャリアがある。

そして、そのキャリアを買われてある事件の捜査において、服役中の元カルト集団のリーダーへの尋問を行うが、そのリーダー、ダニエル・ペルが尋問の為移送された警察施設内からの脱走に成功。
そして、そのまま逃亡するかと思いきや、何らかの意図により周辺地域への潜伏を開始する。

何度もぎりぎりの所でダンスたちの追跡から逃れる事に成功するペル。
実は彼には周囲の人間を自分の思い通りにコントロールする能力があり、事態はそれぞれに特殊な能力を持ったダンスとペルの知能戦の様相を呈し始める。

未だ逃亡せず周辺にとどまっているペルの意図は?
彼が収監される切っ掛けとなった8年前の殺人事件の真相は?

そして、事態をコントロールしている人間は誰か?


これらに加えて、夫を交通事故でなくしたダンスのプライベート模様等がストーリーに色を添えています。

また、肥満大国アメリカの現状を連想させる記述があるなど、上下巻セットと文量は多いですが、アメリカ国内向けに書かれた娯楽大作と言った感じです。

#著者が日本人作家ならば、東野圭吾さんみたいに著書がドラマ化や映画化などされていたかも知れませんね。
#実際、ボーン・コレクターは映画化された訳ですし。

この様な感じなので、普段、余り読書をしない方でも楽しめるのではないでしょうか。

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