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ハッキングで得た情報を素に殺人を犯す天才ハッカー『フェイト』と協力者『ショーン』、対抗の手段として警察は服役中の天才ハッカージレットを捜査に加えた。彼らはお互いの先を読み、更にその先を読み、更にその先を…パソコンさえあれば、そんな事やこんな事、あんな事までやってのける。出版された20年も前からすでにその危険が始まっていた恐怖。2人のハッカーの過去、ジレットと刑事ビショップ、ジレットと元妻のエピソードと読みどころも多い。ハッカー達の攻防の末の、ラスト100ページの畳み掛ける展開が凄まじかった。
ちょっと泣かせてくれるエピローグまで満足させれくれたこの本、早くも今年のベスト5入りか!?
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何故だか今まで読み忘れていたので。原著の出版が2001年なのでDECとかSUN MICROSYSTEMSなど今は亡き企業名がたくさん出てくるのはなんとも古くさいし、IT技術的観点からも「それはいくらなんでも無茶でしょ」的テクニックがたくさん使われている点はどうにも腑に落ちないのですが、それを超える面白さが本書にはあります。著者は渋っているそうですが、シリーズ化を是非ともお願いしたいところです。
難解だけどおもしろかった!
天才ハッカーの話なんですけど、PCに詳しくない僕にとって凄く難しくて泣きたくなりました。しかし!難しいところを飛ばし飛ばし読んでも十分面白かったです。こんな難解な話をこんなにおもしろく書けるなんて、やっぱりこの著者は凄いなと思いました。
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天才ハッカー同士(ついでに片方は連続殺人鬼)のネットによる攻防戦、という話なので、パソコン用語がやたらと頻出するのは鬱陶しい。けれどもそれは用語集でちゃんと?カバーされているし、案外読み飛ばしても支障のない部分が多い。それに、そんなことは読み進むうちに気にならない。ハマれば一気。読み終わってみると、なんだかパソコンに強くなった……「ような気」がするのもちょっと爽快(笑)。
これぞジェフリー・ディーヴァー!といった感じの、スピーディなスリルと読み応え。どんでん返しに次ぐどんでん返し。まったく一筋縄では通らない結末。もう文句なし!
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一級品のミステリー
コンピューターにまつわる犯罪のお話なのですが・・・とっつきにくいと思うことなかれ!
犯罪のバックグラウンドを作者が丁寧に教えてくれながら話が進んでいきます。
少しでも、ネットワーク環境や、PCのことに興味があって、知識があると
はまること間違いなし!
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コンピュータ用語に不安はあったが、ストーリーが展開すると、ノンストップで一気に突き進むスピード感に、途中で中断するのが不可能だと実感した。二転三転する作者お得意のラスト。読後はスリルを味わった満足感と共に、ハッキングに対する興味までもが生まれた。読書中の私は正に「ブルーノーウェア」を彷徨う幸せな人間であった。
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リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。
面白いはず、と絶対的な作者への信頼感がありながらも、
ハッカーの世界を扱ったこの作品は、かなり途中が苦しかった。
「一般人」の身としては、
コンピューターの話がどこで重要な要因となるかわからず、
わからない言葉に必死で食らいつかざるを得なかった。
もちろん素人にもわかるようにはしてあるのだが。
さらに言わせてもらえば、
偏見なのだとわかっていても、
一流のハッカーがお芝居が上手というのはしっくりこないし、
主人公の元妻の新しい恋人が「恋人」ではないのは、ばればれ。
いや、面白かったんだけれど。
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リンカーン・ライム、キャサリン・ダンス以外の作品。
リンカーン・ライムシリーズ、キャサリン・ダンスシリーズともに、途中のどんでん返しが激しいジェフリー・ディーヴァーですが、この作品は、それらに輪をかけて、激しいどんでん返しが起きます。
って言うか、ミステリーだとすれば、おきて破りの主人公?殺害が起きていたりします。そういう意味では、彼は主人公ではないと言う事なんでしょうけどね。それでも、ちょっとビックリと言うか、ひどいな(苦笑)
でも、冷静に考えてみると、犯罪者と刑事が協力して事件解決にあたるという作品は、数多あるわけで、これもその一つと言う事になるわけですが、読んでいる最中は、どんでん返しや裏切り?があったりして、それどころではありませんでした。
15年以上も前の作品ですが、その頃に、この様な作品を描いていたとは先見の明がありますね。
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ハッカー物が読みたくてこれを読んでみた。確かに他のレビューのとおり、最後のほうでわかるとある人物の正体にはびっくり。ただ、ちょっと訳がひどいかなと思った。
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コンピューター犯罪。初めは??(゜_。)?(。_゜)? チンプンかんぷんで(。。;)
何回も用語解説を見ながら。
私なんか機械音痴ですからね、PCいじってても深~いことはさっぱり分からず。
今回も次々私の推理は外れていきました。
ミラー刑事の遺体が発見されたときだけは、自殺じゃないってわかりましたけど(*^_^*)
ショーンの正体は驚きでした!
まったく怖いことですね。
今に人間は機械によって支配されてしまうんじゃないかと、昔観た洋画を思い出してぞっとしました。
あのビショップ刑事とジレットの関係が良かったですね。
だんだん二人に信頼関係が出来ていくところはニマニマして読んでいました。
そしてジレットと別れた奥さんが幸せになるといいなと思いました。
それにしてもジェフリー・ディヴァーは凄いなぁ!
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ハッカーVSハッカー
突然の展開に何度も驚かされました。
ハッキングやコンピューターの知識がとにかく凄い。いくつか参考文献も載ってましたが、それを自分のものにして一流のミステリーに仕上げるところは流石と言わざるを得ない。
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何だか分からないコンピューターの世界。未知の世界だけに、こういうお話は好きである。ジェフリー ディーヴァー お得意のどんでん返しの連続も楽しめる。
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良かった。
さすが、ジェフリー・ディーヴァー!
どんでん返し、来るだろうと踏んでいても、それ以上の意外性で展開。
いいな。年に一作は読みたくなる、いい作家です。
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ハッカー vs クラッカーな物語。コンピュータの犯罪ではあるが、ウェイトを占めるのはソーシャルエンジニアリングという名の詐術。2002 年に書かれた本で、若干古い部分はあるが、骨子は古くなってない。
カタカナの人名が多くて若干、混乱するが、慣れれば問題ない。
本書では実在の会社名がいくつか登場するが、そのうち Sun microsystems は Oracle に買収されてしまいました T_T
でもでも Oracle は助けただけで、Sun は自滅したんです。それでも、本が書かれた時は輝いている企業だったんです。きっと。このころに apple 株を購入していれば...
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見えざる敵。見えているはずなのに「見えざる敵」。
何でもありじゃん!と思ってしまう「ソーシャル・エンジニアリング」は活字で表現されてこそ恐ろしさが増す。かつてマヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』を読んで、最後の電話のシーンでぞっとしたが、見えないものを想像させることや空白を埋めさせるような想像力のかき立て方は上手い。「青い虚空」という邦題も良い。
息もつかせないほどのスピード感や、構成の緻密さは言うまでもない。作者の作品がいつも分厚いのはあまり読書をしない人にとっては困りものだろうが、「序盤のゲームオーバー感」などのどんでん返しの連鎖は多くの人に味わってもらいたい。
この作品で最も良かったのは、悪者の勝ち逃げがなかったこと。
連載中の長編マンガなどでは伏線の回収が話題となるが、回収が不十分だったり、忘れ去られることもある。たったの1冊で、どんな些細な事柄でもきっちりと決着をつけるのは、読後の後味が良い。
10年ひと昔などとはよく言ったものだが、この作品が執筆された頃と比べて、私たちの社会では常にネットに接続し、自分の情報を意識的に、あるいは無意識的に「青い虚空」に書き込んでいる。そんな社会では、「ソーシャル・エンジニアリング」はより現実味を増していると言っても過言ではないかもしれない。改めて「情報」のあり方について考えさせられた1冊。
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シリコンヴェレーの有名女性の惨殺事件。犯人はハッカーと断定。
コンピュータ犯罪課の刑事は、服役中の天才ハッカーに協力を要請。
ゲームで高得点を狙うように難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯。
天才ハッカー同士の息詰まる一騎打ち。。。
題名「青い虚空」blue nowhereとは
blue→コンピュータを動かす電気
nowhere→実在のない世界
でコンピュータの世界。サイバースペース。
この世界を自在に駆け巡る天才達の攻防戦は、ディーヴェーの本領発揮。
犯人の共犯者が誰か登場人物を疑いすぎて誰も信用できない。ぐったりです(笑)
ブルー・ノーウエアにいればなんでも望むものになれるし
真実を話さなくても誰にもわからない。
すべてが嘘でも誰にも見抜けない。
20世紀には人はお金を盗んだけど、今盗まれるのは情報が一番恐いのかもしれない。
10年以上前の作品だから今はもっともっとすごいことになってるんだろうな。
この分野の人が読んだら?なとこはあるかもしれないけど
用語の説明含めておもしろかったです。新しい世界が広がりました。
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小説としての完成度は高い(ストーリーが練られていて無理がなく、伏線のはり方もソツがない)と思います……が、最後まで「世界に入れない」感覚が残りました。
最初の方で、アンディ・アンダーソンがいかにも主人公(読者の視点を共有する人物)といった風格で登場したため、彼とジレット以外の印象が薄くなってしまったのがその原因かも。そのため、一章だけでアンダーソンが退場したら、後はキャラの区別がつかなくなってしまったのですよ(涙)
犯人の「共犯者」の正体は? という所で、彼らの結びつきの強さから、共犯者は女性なのか、それとも彼はゲイでアッーなのか、と思っていたら……なるほど、そう来ましたかって感じでした。
10年以上前に書かれた作品ですが、それほど古さは感じませんでした。テクノロジーより「ソーシャル・エンジニアリング」に重点が置かれたせいかもしれませんね。また、「ちょっとありえない」という所もなくはないですが、描写に説得力があったせいか、それほど気になりませんでした。
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面白かった。ディーヴァーなら当たり前かもしれないですが。
いろいろと怖い要素がたくさんあったけれど、なにを言ってもネタバレになりそうな…一番怖かったのは作中、発売中止になり、シリアルキラーが真似たゲーム<アクセス>が、えらく面白そうだったことかもしれない。やってみたいわー<アクセス>。
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犯人の片腕の正体について、最後までミスリーディングがつきまとう。わかってしまえば納得なのだけど、そんなシステムが構築できるのか?そんなクラッキングが本当に可能なのか? という疑念は残る。
が、作者も後書きに残しているように、ことごとく打ち破られたコンピュータ界の常識が、疑問符を取去ってくれることだろう。
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2人組の殺人鬼に対抗するため、捜査本部は在野の専門家に協力を依頼した。息詰まる頭脳戦、捜査員の死、政治の介入、愛するものに迫る危険。…そしてハッピーエンドの予感。
と並べていくと、『悪魔の涙』とそっくりだ。同じ設定を使いまわしているのか、サスペンスの定石なのか。
今回はハッカー同士の対決の話。誰にでも読める内容ではあるのだが、コンピューターの素養なしに 本書を味わいつくすのは難しい。高等技術の応酬にも、「おお、なるほど!」「そう来たか!」「なんと、そんな手が!」などと感嘆することができず、ただ「へえ」と思うだけだった…。
しかしそれでもおもしろい。この分量を一気に読ませる。4時間読み続け、目が痛くなるまでやめられなかった。
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内容はちょっと古いところがあるかもしれないけれど、ジェフリー・ディーバーらしい二転三転する展開にハラハラしどおしでした。
なんとなくハッキングに関連した小説を探していてこの本を見つけましたが、あたりでした。
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シリコンバレーに住んでいる私には、おなじみの地名が次から次へと出てくる
このミステリーは面白いと同時に空恐ろしいものだった。だからだろうか、目が離せず一気に読んでしまった。しかしこの土地を知らずとも充分に楽しめる話だろう。生活に切って離せなくなったコンピューター、そのコンピューターを自由に操り、個人情報を盗むのはもちろん、自由自在に操作、そして殺人までも・・。
生きた人間と付き合うことができなくなった人たち、単にミステリーと言う域に収まらない人間のドラマがここにある。
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ふだん本屋で背表紙を眺めていても普段は手にとることの 無いジャンル、ハッカーを題材にした殺人事件の小説だった。でも読んでみたらこれが 結構面かった。ずっと裏切られ続け、終盤やっとその意図がわかった時...
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ジェフリー・ディーヴァーの単独作品。獲物のコンピューターに侵入し情報を集めてから殺す凄腕の殺人ハッカーに対抗するため警察は服役中の凄腕ハッカーを起用することに決めた。
コンピューターの専門的なところは僕にはふわっとしかわからなかったが2人のハッカーの頭脳戦、ソーシャルエンジニアリングを活かした二転三転するストーリーはまさしくジェフリー・ディーヴァーのもので著者のリンカーン・ライムシリーズ等が好きな人は楽しめると思う。ただ登場人物の魅力に関してはライムシリーズには到底及ばない
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頼む囚人天才ハッカーあいつを捕まえて!小説。
モヤポイント
逃げた厚化粧の女の行方
ワイアットさんの共感できない異常な愛情
出会って3秒でハッキング
内部犯を疑わない無能警察
ショーンのショーンたいショーンもな
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うっかり一気に読んで寝不足に(笑)
奇しくも(?)これを読んでいる途中、夫が録画していたテレビ番組を見ていて、その中である作家さんが「ハッカーものというのは、基本的に動きがないから面白くならない」といったような発言をされていたんですが、この本に関しては全然そんなことありませんでした。
展開のスピードも早いし、ジェフリーディーヴァーらしいどんでん返しもあちこちにあるし。
ハッカーvsハッカーのシーン、専門的な知識もないし、本当の意味で理解できてはいないかもしれないけれど、私は単純に面白かったです。