【感想・ネタバレ】青い虚空のレビュー

あらすじ

天才ハッカーvs.奇才ハッカー、白熱の電脳戦!
護身術のウェブサイトを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため、服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する。ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯の正体を追え――息詰まるハッカー同士の一騎打ちが始まる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。

面白いはず、と絶対的な作者への信頼感がありながらも、
ハッカーの世界を扱ったこの作品は、かなり途中が苦しかった。
「一般人」の身としては、
コンピューターの話がどこで重要な要因となるかわからず、
わからない言葉に必死で食らいつかざるを得なかった。
もちろん素人にもわかるようにはしてあるのだが。

さらに言わせてもらえば、
偏見なのだとわかっていても、
一流のハッカーがお芝居が上手というのはしっくりこないし、
主人公の元妻の新しい恋人が「恋人」ではないのは、ばればれ。

いや、面白かったんだけれど。

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2019年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライム、キャサリン・ダンス以外の作品。

リンカーン・ライムシリーズ、キャサリン・ダンスシリーズともに、途中のどんでん返しが激しいジェフリー・ディーヴァーですが、この作品は、それらに輪をかけて、激しいどんでん返しが起きます。

って言うか、ミステリーだとすれば、おきて破りの主人公?殺害が起きていたりします。そういう意味では、彼は主人公ではないと言う事なんでしょうけどね。それでも、ちょっとビックリと言うか、ひどいな(苦笑)

でも、冷静に考えてみると、犯罪者と刑事が協力して事件解決にあたるという作品は、数多あるわけで、これもその一つと言う事になるわけですが、読んでいる最中は、どんでん返しや裏切り?があったりして、それどころではありませんでした。

15年以上も前の作品ですが、その頃に、この様な作品を描いていたとは先見の明がありますね。

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2017年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何だか分からないコンピューターの世界。未知の世界だけに、こういうお話は好きである。ジェフリー ディーヴァー お得意のどんでん返しの連続も楽しめる。

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2013年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

見えざる敵。見えているはずなのに「見えざる敵」。
何でもありじゃん!と思ってしまう「ソーシャル・エンジニアリング」は活字で表現されてこそ恐ろしさが増す。かつてマヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』を読んで、最後の電話のシーンでぞっとしたが、見えないものを想像させることや空白を埋めさせるような想像力のかき立て方は上手い。「青い虚空」という邦題も良い。

息もつかせないほどのスピード感や、構成の緻密さは言うまでもない。作者の作品がいつも分厚いのはあまり読書をしない人にとっては困りものだろうが、「序盤のゲームオーバー感」などのどんでん返しの連鎖は多くの人に味わってもらいたい。

この作品で最も良かったのは、悪者の勝ち逃げがなかったこと。

連載中の長編マンガなどでは伏線の回収が話題となるが、回収が不十分だったり、忘れ去られることもある。たったの1冊で、どんな些細な事柄でもきっちりと決着をつけるのは、読後の後味が良い。

10年ひと昔などとはよく言ったものだが、この作品が執筆された頃と比べて、私たちの社会では常にネットに接続し、自分の情報を意識的に、あるいは無意識的に「青い虚空」に書き込んでいる。そんな社会では、「ソーシャル・エンジニアリング」はより現実味を増していると言っても過言ではないかもしれない。改めて「情報」のあり方について考えさせられた1冊。

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2012年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説としての完成度は高い(ストーリーが練られていて無理がなく、伏線のはり方もソツがない)と思います……が、最後まで「世界に入れない」感覚が残りました。

最初の方で、アンディ・アンダーソンがいかにも主人公(読者の視点を共有する人物)といった風格で登場したため、彼とジレット以外の印象が薄くなってしまったのがその原因かも。そのため、一章だけでアンダーソンが退場したら、後はキャラの区別がつかなくなってしまったのですよ(涙)

犯人の「共犯者」の正体は? という所で、彼らの結びつきの強さから、共犯者は女性なのか、それとも彼はゲイでアッーなのか、と思っていたら……なるほど、そう来ましたかって感じでした。

10年以上前に書かれた作品ですが、それほど古さは感じませんでした。テクノロジーより「ソーシャル・エンジニアリング」に重点が置かれたせいかもしれませんね。また、「ちょっとありえない」という所もなくはないですが、描写に説得力があったせいか、それほど気になりませんでした。

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2012年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
けど登場人物や専門用語がすんなり入ってこないことが難点。
ただ、フェイトがめちゃくちゃな天才らしい。最後はハッピーエンドなんやないか!
ハッカーというか、そういうのに強い人が羨ましい。犯罪に使ったらいけないけど。
結局、ノーランは誰?

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頼む囚人天才ハッカーあいつを捕まえて!小説。


モヤポイント
逃げた厚化粧の女の行方
ワイアットさんの共感できない異常な愛情
出会って3秒でハッキング
内部犯を疑わない無能警察
ショーンのショーンたいショーンもな

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2021年05月03日

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