あらすじ
連続殺人鬼ボーン・コレクターは、被害者の周辺に次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら、次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か? そして何のために……。全世界で熱狂的な人気を有している、推理小説<リンカーン・ライム>シリーズの1作目。ジェフリー・ディーヴァーの代表作にして、ジェットコースター・サイコサスペンスの王道を往く傑作!
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Posted by ブクログ
現場に必ず次の誘拐予告を残すという不可解な犯人。組織のしがらみ等を乗り越え、リンカーンを中心にしたチーム捜査で僅かな証拠から徐々に犯人を追い詰めていく。そして驚愕のラスト!
サスペンスとしてもミステリとしても大傑作です。
グリッド捜索、微細証拠物件、ガスクロマトグラフ(GC)/質量分析計(MS)、ロカールの相互交換原則等に魅了されつつ(詳しいことはわかんないけど、それっぽいテクニック・ギミックが出てくるだけで喜ぶ体質)、一気読みでした。
Posted by ブクログ
1997年(日本では1999年)に刊行され、その後に映画化ドラマ化もされたようです。
リンカーン・ライムシリーズ(というかジェフリー・ディーヴァー作品)お初でしたので、このスリリングなジェットコースターサスペンスを素直に楽しめました。次から次にドキドキハラハラして「怖い!怖い!」「えーっ!?」「マジかよっ?!」の連続。
細かに差し込まれる横道エピソードが、そこに繋がるのかという伏線回収。
アクションありのスリルサスペンスモノが好き、鑑識、科捜研モノが好き、安楽椅子探偵モノが好きな人にオススメ。
25年の時を経て初読したシリーズが、現在、15作も刊行(昨年最新作が本国で発表されてるらしい)されているなんて…!オラワクワクスッゾ
ちなみに
映画でのアメリア・サックスはアンジェリーナ・ジョリー。
私の脳内配役としても完璧すぎるほど!
美しい肢体で激しいアクションを立ち回る彼女のどハマりなこと!
でも、単なる警邏巡査にあそこまでのポテンシャルがあるもの??とか、犯人逮捕、事件解決のためだからとはいえ、そこまでやらかして後はどうなったの?!とフィクション相手にツッコミたくなるところがチラチラあります(苦笑
Posted by ブクログ
どんでん返しが最後まで続いて
最後まで面白く読み上げた。
海外作家ならではのジョークがたくさんで
普段の読書では楽しめない時間を味わえた。
ライムとサックスのコンビも良いし
ライムの気持ちが動いて欲しいと思う
続編も即購入したので読んでみます
Posted by ブクログ
タクシーに乗った男女が行方不明となった翌朝、土の中から片腕だけを出した状態で男だけが発見された。通報を受けて現場に駆けつけたアメリアは、四肢麻痺の科学捜査専門家、リンカーンの手足となり鑑識をする羽目になるが……。
リンカーン・ライムシリーズ記念すべき1冊目!キャラもストーリーも私好みでぐいぐい引き込まれた。
口が悪く不器用なリンカーン・ライムに万年巡査の父を持つ気が強いアメリア・サックス。
見た目に反して優しいセリットーに一言多いお人好しのバンクス。そしてリンカーンに負けない口の悪さで→
リンカーンを介護し支えるトム。
他にも濃いキャラがたくさん!
ストーリーもしっかりハラハラしながらの謎解きあり、伏線あり。ラストは綺麗に伏線回収からのごろごろ転がるー!!楽しいぃぃぃ!
ライム&サックスのキャラにハマると最高に楽しい一冊じゃなかろうか?
私は次も読む!
ただし、描写はグロい。なんせ敵が“ボーン・コレクター”だから。骨蒐集家。やばいよね。まぁまぁ皮剥いだりなんちゃらしたり。
グロ耐性ない方にはオススメしにくいかも。
これ……映像化したんだよなぁ。マイルドにしたのかな……想像するだけでアレなんだが。
Posted by ブクログ
50にして海外ミステリーを知る…
カタカナと数字が苦手というワタクシ
下巻に突入するも覚えた名前は僅か_| ̄|○
だがしかし
「剃刀を片手に…」バンクス
ライム!ちゃんと教えてくれてありがとう*\(^o^)/*
捜査、突入、救出、犯人との死闘
まぁスリリング&スピーディーだこと!
脳内で赤毛のサックス(アンジェリーナジョリー)
が走る走るε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
さあシリーズ集めにかからねば‼︎
〜あとがき〜
「著者J・ディーヴァとナイスな感想NORAさん両氏に大いなる感謝を捧げたい。」
Posted by ブクログ
最高!こんな面白い小説があったなんて!シリーズ制覇するぞ!
映画で確かありましたよね。どうしてもその俳優が目に浮かんできますが、絶世の美女サックスはきっとピッタリなんでしょうね。
Posted by ブクログ
「バーニングダンサー」を読む前にディーヴァーも読んでみようと思いたって購入。スリリングな展開がつづいて犯人も意外性があったし、最後の展開にも驚かされた。
Posted by ブクログ
四肢麻痺捜査官のリンカーンライムシリーズ。
いわゆる安楽椅子探偵もの。
被害にあう様子があまりにエグくてグロで、なかなか読むのが進まなかったけど、下巻はまさに一気読み。犯人、そうきたか!!!!
ほかのシリーズも読んでみたい!
Posted by ブクログ
20年くらい前に映画化作品を観た記憶があるのだが、
そんなに面白かった印象がなかった。
ストーリーも忘れているから原作本を読む読んでみた。
面白い!引き込まれるストーリーと個性的な登場人物。
文章もおもしろい表現がある。次作も読んでみよう。
Posted by ブクログ
まさにジェットコースター‼︎
なんてスピード感、そして読者をどこまでハラハラさせれば気がすむのだろう。
きっと心拍と血圧は上がりっぱなしだったはずで、よくぞ持ち堪えた我が心臓❤️\(^-^ )
冷静に振り返るとなかなかグロさ満載でしたね^^;
金曜日の午後十時三十分から始まった本作は月曜日の午後十時で幕を閉じます。
たった3日間の出来事なんです‼︎
ただただ感服。
いやぁ〜それにしても面白かったぁ。
主要登場人物のみならず、それぞれのキャラも濃いぃ。
そこにグロさ満点の猟奇殺人、しかも犯人は単なる頭のいかれた奴ではなく、しっかりと知能犯なんですよねー。
犯人に拉致された被害者を救う為の知能戦、確かに専門用語もバンバン出てきますが、そんなの関係ありません。
連続殺人鬼に立ち向かうのはまさにW主演でもあるリンカーンとアメリア。
ついに追い詰めたと思いきや...
追い詰められるのはリンカーン。
四肢麻痺のリンカーンが犯人にどう対峙するのか?
まさかの噛みつきってε( ̄◇ ̄;)
やっと訪れた平穏...
アメリアは犯人に生き埋めにされ殺されそうになったことで四肢麻痺のリンカーンの自殺願望を理解するなんて、憎い演出もありましたが、いやいや、著者も読者も平穏な日々なんて望んでいません。
本作から始まるリンカーンシリーズ、また寝不足覚悟の作品を追いかけることになりそうです。
(。ρωー。)
※本書をオススメ頂いたNORAxxさんに感謝。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?そして何のために…。ジェットコースター・サスペンスの王道を往く傑作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ディーヴァー,ジェフリー
シカゴ生まれ。ミズーリ大学およびフォーダム大学を卒業。ジャーナリストやフォーク・シンガーなどを経て作家デビュー
池田/真紀子
1966年、東京生まれ。上智大学法学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ
上巻もハラハラしたが下巻は一層サスペンスな展開で栞を挟むタイミングが掴めない。私を寝不足+首痛に至らしめた罪は......
無い!!だって面白かったから!!無罪放免!!!
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暴れん坊デルレイによって捜査から離脱したライムは過去の情熱を無くし、言わば「生」の目的を再び見失ってしまった。そして彼は再度安楽死団体の医者ウィリアム・バーガーにコンタクトを取る。無論保留にした自殺を遂行するためだ。それに待ったをかけるのが悲劇のヒロイン、アメリア・サックスだ。
彼女の勇気ある行動によりライムは、ボーンコレクター、「ニューヨーク犯罪史上最悪の殺人鬼との知恵比べ」に決着を付ける機会を得た。
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ぐぬぬ、もう仔細は語れない。痕跡に導かれ奔走するライム一同が突き止めたボーンコレクターの正体。被害者達の安否。ライムの自殺願望の結末。どれも私の口からは言えない。
人によってはライムとサックスのラブなストーリーも見所だろう。私は....( ˙σω˙ )ホジホジ
さて、内容は程々にして読み終えた率直な感想は「面白かった!!」なのだが、余韻に浸って物語を整理してみると作者の取材力の高さに驚かされた。当たり前なのだが作中、無駄な話は一切していない。全てが今で言う伏線だったのだ。全てが繋がる快感をこの20年前の作品で顔面モロに味わう事になるだなんて想像もしていなかった。完成度の高さが凄い。
そして科学捜査を始め、警察の組織図や車椅子、四肢麻痺患者の生活を支援する機器等当たり前のように語られてはいるがなんという知識量だろう。作者ジェフリー・ディーヴァーが四肢麻痺患者ですと言われても疑いようがないくらいリアルで説得力があり、私の想像の中のライムには魂が宿っていた。
更にこの作品は作者のあとがきでさえ痺れさせて来るから困った。物語のキモとなる「古きニューヨーク犯罪」という架空の書物に対してなのだが、背筋がゾクッとするような茶目っ気を残して行くのだ。堪らないではないか。
もぅこんなん...追うよ...
唯一、「ここはライムとサックスの世界です」みたいな他キャラを雑仕様するバランスの悪さが気にはなった。因みに私の推しは毎朝、剃刀片手に自分の頬を襲撃し、剃刀負けした顔面で出勤する青年バンクス刑事だ。可愛い。
シリーズはそんな胸熱なメンバーが再集結するらしい。きっと魅力を存分に引き出してくれるのだろう。もうそんなん......喜んで追うよ!!!
とても楽しい読書でした。
Posted by ブクログ
映画でストーリーは知ってたけど小説でより深く話がわかった。あの母親がテロリストだったことに1番驚いた。いつかライムの身体が治る治療法が見つかるといいな。鑑識の捜査が詳しく書いてあって興味が湧いた。
Posted by ブクログ
上巻に比べると、下巻はあっという間に読んじゃった!!
うん、おもしろかったー!!!!
自分の中で、「この人が犯人かなー」って目星をつけて
たけど、完全にハズレましたー笑
そして、最後の最後に「えっ!?」って言っちゃったし…。
(キャロル・ガンツに驚きだったよー!!)
なんか、やられたなぁーって感じ。
だから、おもしろかったよー!!
上巻で登場人物がわからないから致命的って言ったけど、
わからないなりに楽しめたー笑
致命的にならなかったー!!!!
次も読んでみようかなーって思たよー。
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズ第1作目下巻。
海外ものは翻訳のせいで読むのに手こずって時間がかかったけど、この下巻の途中からまさに話がジェットコースター!
夢中で読み切ってしまった。
シリーズ物なので、次の第二弾も読みたくなった。
Posted by ブクログ
映画版が好きだったので、Twitterのフォロワーさんに教えてもらって原作も読んでみた。
上巻は人物の関係性をじっくり構築しながらも、見えない犯人との戦い、そして下巻に入ってから少しずつエンジンがかかっていき、畳みかけるような終盤の展開に全部持って行かれた。
面白かった!!
特に下巻が素晴らしく、一気に読んでしまった。
リンカーン・ライムとアメリア・サックスの関係性がまだ1巻なのにもう最高のコンビで参った。
軽快な会話のやり取りの中でリンカーンの毒舌だけど極たまに親しい溢れる温かさも、アメリアの相手への信頼から発生する優しさも、どれもとても良かった。
2作目がとても良いと教えてもらったので、このまま読んでいきたいと思う。
小説と映画、どちらにも良さがあって私はどちらも好き。
小説を読んだら映画が観たくなるし、映画を観たら小説が読みたくなる。
それが素晴らしい。
Posted by ブクログ
注意深く犯行を進めてきた犯人が、その周到さゆえに手掛かりを残してしまい、それをライムが見つける場面が手に汗握る。ライムとサックスのいちゃいちゃが下巻は多くて笑ってしまった。クライマックスの畳み掛けが良かった
Posted by ブクログ
*上下巻同じ感想を掲載。
たまたま書店でふと見ていて衝動買い。
有名作家さんだからいつか、とは思っていたけれど、この時が“いつか”だったとは。
*****
かつてニューヨーク市警にて科学捜査部長として活躍していたリンカーン・ライム。
捜査中の事故により左手の薬指を除き、首から下の四肢麻痺の身体になってしまった彼は安楽死への想いを募らせていく日々を送っていた。
ようやく願いが叶うかという頃、昔の同僚がライムに事件を指揮してほしいと急にやってきた。
追いかけるは猟奇的殺人者。
警察を挑発するかのように事件を仕掛け、するりと逃げてゆく。
ライムは犯人を止めることができるのか。
*****
ボーン・コレクター、とあるように骨の描写が度々あり、読みながら眉間に皺が寄りまくり…痛い、怖い。
ネズミや犬(野犬だけれど)も怖くなる…。
人の命を何とも思わず、着々と冷静に凶行に及ぶ犯人。
その淡々とした行為と被害者の心情の差がとても恐ろしかった。
四肢麻痺の名探偵は死にたいと渇望している。
その行方も非常に気になっていた。
安楽死を望むライムにとっては叶えてあげることが最善なのかとは思うのだけれど…。
彼の周りの人々はとても魅力的。
特に介護士のトムがお気に入り。
雇い主のライム相手にびしばしと言葉をぶつけるトム、そこがライムが彼を雇い続ける理由でもあり、2人の信頼関係がいい。
最初は険悪な雰囲気だったサックスとの仲も気になるところ。
鑑識のいろはなんて全く分からないのにライムにふとしたことで目をかけられ、彼の目となり足となり…現場に駆り出されるサックス。
死体を見るだけでも恐怖していた彼女が物語の後半には驚くたくましさで現場を照らしてゆくのが良かった。
それも彼女の中にある被害者を救いたい、という気持ちが強かったことが大きいんだろうな。
ライムは動機より証拠、被害者のことも差し置いて証拠、となりかねないところもあるけれど、サックスは救助第一!な印象で一本筋が通っているところがカッコいい。
他の仲間たちも個性的で、またみんなで捜査しているところが見たい、というわけでシリーズ通して読むぞ。
Posted by ブクログ
面白かった〜!
下巻になって、ようやく翻訳な感じにも慣れ、一気に読みました。
何より、終わり方がいい。
まだまだシリーズは続くよ的な…
次も絶対に読まなきゃって思わせるじゃない!
Posted by ブクログ
上巻に続いて一気読み。下巻はアクションシーンが増え、さながら『ミッション・インポッシブル』のような息もつかせぬ怒涛の展開でした!
今作の魅力はやはりアメリア・サックス。
あれほど広報課に異動したがっていた彼女なのに、持ち前のタフさがどんどん露わになり、今にも焼け落ちんとする教会に被害者を救助に行ったり、危険なアジトに乗り込んでいったり……。映画版ではアンジーが演じているそうですが、私の脳内では完全にトム・クルーズでした(そして映画の公開は1999年!もっと最近かと)。
あんなに嫌がっていた(当然だ)鑑識作業もライムのスパルタ指導ですっかり板につき、終盤で「まっさらな現場が!」などと反応する場面ではその成長を感じました。
そしてニューヨークを恐怖のどん底に叩き落としたボーン・コレクターの正体。これまた完全に予想外でしたね〜。あの告白のシーンで空気が急に冷たくなる雰囲気がとてもよかった。
ただ、復讐の対象がライムそのものなら、もっと早くからそれを突きつけてもよかったんじゃないかなと。意外な告白ではありましたが、やや性急に感じました。というかポーリングがかわいそうすぎる……。
結末を迎えて、FBI捜査官の読みも間違っていなかったことがわかりましたが、キャロルの夫の名前も「ロン」なので「セリットーの元妻??」と勝手に混乱……なぜ同じ名前にしたのか。
けれど、今後の展開も期待できる終幕に、このジェットコースターストーリーに夢中になっていた読者の多くはさぞ歓喜したのではないでしょうか?
星3つなのは、好みの問題ということで……やっぱり物理的に痛いストーリーは苦手なのです。私が何よりも怖いのは”骨が折れる”の描写なもので。。
以前読んだ『書店主フィクリーのものがたり』に”ジェフリー・ディーヴァーしか読まない警察官”が出てきましたが、なんとなく言いたいことはわかったような気がしました。
これはじっくり考えるより、勢いに任せて急転直下の展開を楽しむ物語。絵面も派手ですし、痛いのが平気な方にはオススメしたいですね。
ところで、プロファイル表がいつも文章の途中で挿入されるのは気になりました。章の始まりでよかったのでは……?
Posted by ブクログ
上巻に引き続き事件が起こる。
アクションは激しさを増し、必要性を疑いたくなるほどの凄惨な場面も描かれる。映像化を強く意識しているように見える。
何度かのどんでん返しがある。最初のはジャブで誰にでも分かると思うが、最後の方のものは確かにびっくりするかもしれない。
そういえば、わざわざ触れる必要がなさそうなエピソードが上巻からたびたび唐突に挿入されていた。これに出くわすと何か話が脇道に逸れたような感じがして読書のテンポが落ちてしまうことがあったのだが、書かれるのにはちゃんと意味があった。こういったものは大体伏線と思っていい。
そんなわけで、ラストのどんでん返しも慣れている人なら見通せてしまうのかもしれない。
ジェフリー・ディーヴァーとはどうやらそういう読み方が求められる本のようです。
Posted by ブクログ
いやいや、最後まで目が離せず、怒涛の展開が繰り広げられました。ミステリに意外な犯人はつきものだけど、最後の真相に至るまで、ハラハラさせられっぱなし。ただ、比較的王道の展開だと思えなくもなく、20年以上前の作品という、時の流れを感じてしまうのでした。
Posted by ブクログ
なるほど。
リンカーンは当時自殺志願者だったのか。
アメリアサックスにも問題があったがリンカーンは指摘しなかった。
結果的に犯人は捕まえる事ができ、リンカーンの自殺も止めることができた。
Posted by ブクログ
映画で鑑賞したはずだが、内容をキレイに忘れ去ることができたので、手に取りました。
おそらく、ジェフェリー・ディーヴァーさん、初読み。
いや~、映画化もされてる超人気作家さんって、乗り遅れちゃうとなんか手を出しづらくって。
事故によって脊髄を損傷し、首から上と左手の薬指しか動かせなくなった元ニューヨーク市警科学捜査部長、リンカーン・ライムと、その手足となって捜査をする美貌のアメリア・サックス巡査が、残忍で狡猾な連続誘拐殺人犯を追いかける物語。
定型と言えば定型。
「羊たちの沈黙」を彷彿させます。
若くてきれいな刑事を前線に出してハラハラドキドキさせたーい。
そのためには知識が豊富で、自分では動けない存在に後ろで控えてもらいたーい。
身体を動かせない安楽椅子探偵が好都合。
ということでリンカーン・ライムは身体麻痺の設定にされた気がします。
最初から映像化が前提だったのかな?
誰もが予想できるように、手足となる美人巡査は犯人と対決して危険な目に遭います。
そして恐るべき犯行を繰り返す犯人の正体と、その動機が明らかになるのですが……。
「えええ……」
私にはうまく消化できませんでした。
残念。
この超人気シリーズは現在14弾まで国内では出ているのかな。
その7作目の「ウォッチ・メイカー」が傑作らしい。
う~ん。
そこまで読む気になれるかどうか……。
Posted by ブクログ
上巻で引っぱった分面白かったですね。
読み応えはありました。
先に映画を観てしまっていたけど、楽しめました。
この後、再び映画を観るつもりです。
Posted by ブクログ
日本人作家の作品を読むことが多いのだが、時々海外の本も読みたくなる。で、手に取ったのがコレ。
だいぶ前だけど映画化もされていて、ジェフリー・ディーヴァーは前から興味があったので、とりあえずシリーズの第一弾。
いつものことながら、カタカナの名前は覚えにくく、前半は何度も登場人物紹介を見直しながら読んだ(^_^;
海外の小説はやはり文化の違いや翻訳ならではの表現や台詞に最初はなかなか入り込みにくい。
だけどそれらになれてくると面白くなってくる。
~作品紹介・あらすじ~
(上巻)ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた…女はどこに!?NY市警は科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが…。
(下巻)連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?そして何のために…。ジェットコースター・サスペンスの王道を往く傑作。
最初は登場人物や状況説明といった感じで淡々と進んでいくのだが、ライムたちが被害者を救おうと犯人を追いかけ始めると共に、展開もどんどんスピードアップしていく。それに合わせて私の読むスピードもアップしていった。
ライムの身体への葛藤も含め胸が痛くなる箇所が多々ある上に、連続殺人鬼ボーン・コレクターの病んだ思考と手口は目を覆いたくなる描写で、途中挫折しそうになったけどがんばったw
全体的に映像が見える。映画であったり海外ドラマであったりの画を浮かべながら読めた。
少し間を置いて、シリーズの続きを読みたいと思う。
続けて読むのは色々しんどい・・・。