尾崎世界観のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ尾崎世界観というアーティストが書いたというだけで、どうなの?と嫌な偏見を持ってしまう自分がいたけど、読んでみたら普通に面白かった。
そもそも自分が好きな町田康だってミュージシャンだし。
本職が作家だけじゃない人が書くものに対して偏見を持つのはやめようと思った。
性的なサービスをするマッサージ店に勤めている母親がいる子供の話で、どんどん悲惨な展開になっていくのかなと思って読んでいたけど、そこまで悲しい話という感じにならなかったのが個人的には嬉しかった。
文章も子供目線で書かれているということもあってか、難しくなくてスラスラ読める。
最後に分かるお金持ちの女の子のお父さんが、選挙ポスターの政治家だったという点と点が繋がるところも面白い(読んでいる時は気付かず、又吉の解説を読んで気付いた。なんて鈍感な自分)。
性的なマッサージをする店で働く母親がいる子供の話というところからもう一歩先を読みたかった感もある。
意外性がなかったというか、子供と母親の日常を越えてこなかったのが個人的に残念。
でも、日常を淡々と描くのが純文学なのかなという気もする。 -
Posted by ブクログ
面白い作品、いまいち私には合わなかった作品、いろいろあって楽しかった。
「嘔吐」がとてもよかった。
本文に書かれていないところまで想像ができて、視点を移すことができて、面白かった。
ただ、気持ちの良い話ではない。
市川沙央さんの「音の心中」がよかった。
痛み・ゆがみを描くのがうまい。
対談が面白くない。
「ポルト」の良さが全く分からない。
読みにくい。
苦痛だった。
佐原ひかりさんの「出せなかった手紙」が切ない。
「チキンピアノ」の描写にひっかかる部分が多い。
言葉の繰り返しが多く、多少の矛盾した表現も含まれていて、気になる。
それでも、最後はよかった。
特別受賞作、なるほど。
「そんなに好きってわけでもない友達」
気持ちが悪い作品。
つまらない人間関係。
でも、心の隙や寂しさにつけこまれることって、多いよね。
ちゃんと独りでいることができる、ということは、とても大切なことだよな、と再確認できた。
【memo】
・ムカサリ絵馬(山形県) -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり難しい。だけど持ち前の文章力により、なんとなく理解できて読めてしまう。不思議。
定価より高値で転売されるものは、つまりそれだけ求められているということ。本来なら疎まれるべき風習も、価値観が変わり、馴染めば許され常識となっていく。流行と承認欲求に流されればこうなる未来もあり得てしまう。
音楽は、特にライブは泥臭くあってほしい。あんたらの曲を、声を聴くためにここまで来たんだ。だけどこの考え方もいずれ、時代遅れになるのかもしれない。
すごい皮肉たっぷりな作品でした。以内の声は聞こえなくても届いてるよ。たとえ違くてもそう思わせてくれよ、あんたのファンなんだから。 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった。読むのに随分時間がかかった。
GOATはさらさのエッセイ目当てでmeetsを買った時に一緒に買って、先にmeetsを読んだんだけど、そっちもいまいち刺さらなくて、でも買ったからとりあえず最後まで目を通そうと思って最後まで読んだけどやっぱり刺さらなくて。
何だろう、テーマが「愛」だから合わなかったのかな。
50にして絶賛厨2病発症中なもんで「愛」というものがなんか説教臭く感じちゃって。
とりあえず収録された中では「違う海にいる」が一番心に残った。他人の新築の家で一番風呂泥棒(そんな発想がなかった。最高にクール)をすることに、思想を持って取り組む主人公がよかった。そして給湯器のリモコンのあの何とも言えない陽気な音が設定で消せることを知った。早速消した。ありがとう。麻布競馬場。 -
Posted by ブクログ
あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。 -
Posted by ブクログ
新しい文芸誌
表紙可愛い。
キャラクター(表紙の子)可愛い
毎刊テーマが決まってる(今回は愛)
紙の本の価値について熟考されている。
紙という素材にもこだわっている
識字困難な人も読める対応をとっている
ジャンル多彩
投稿作家多彩
等々とにかくてんこ盛りに盛りに盛った体制に携わった人たちの鼻息が聞こえそう。
値段が510円ってのが安すぎて気になるけど、四方八方から手にとって貰えるような配慮なのかも。頑張って欲しい。
とにかくビックリするくらい沢山の作家さんが投稿してるのに驚いた。業界のことはわからないし、小説しか読まないけど売れっ子作家さんがずいずいと並ぶ様は圧巻。一月に数冊読む位の自分だけど、お、この人の本他にも読んでみようかな。とか、え、こんな物も書くのか。とか気付きはめちゃくちゃあった。あと合間に挟まれる座談会的なのも(例えば哲学とか)へーーみたいな腑に落ちあったり。作家さんによる短歌合宿とか(おもしろい!)モー色々がてんこ盛りの忙しい誌だったよ。巻末に識字困難者のための本についてがあってこれは興味深かった、シリーズ化されてるのかも、、、。
こういう鼻息荒い新しい文芸試、長く続くことを祈ります!!