尾崎世界観のレビュー一覧

  • 転の声

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    今更、芥川賞候補? と思いながら読みました。この人じゃなきゃかけないかも、と思いながらも設定に違和感も…。

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    2025年01月05日
  • 転の声

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    だからこんな時こそ、会場の外に溢れた観客を想う。彼女をはじめとする、チケットを手にできなかったファンの清潔さにすがる。今やもう、会場にいる分はただの詰め物で、会場から溢れた分だけがファンだ。

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    2024年12月29日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    主人公2人に共感はできなかったが、男女での同じ物事に対しての視点の違いをいろいろなエピソードでみることができたのはよかった。
    共作でこんな描き方ができるのか……

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    2024年12月27日
  • 母影(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何度か親のそういった場面に遭遇したことがありますが、子どもの頃の親の性的な行為って強烈に残る。
    子どもが大人になって「あれはこういうことだったのか」が繋がった時のなんとも言えない気持ち悪さ。
    性的に大人になって数年経つので忘れてましたが、数年ぶりに思い出させられた作品。

    しかも主人公の場合、親の相手は親が愛した人でも何でもなく、自分の担任や政治家、知らない汚い大人たち。これが数年後に理解できるようになってしまったとき、主人公は親のことをどう思うのだろうか。
    気持ち悪いと思うならまだ真っ直ぐ生きれてると思うけど、
    「うちの親おくれてるから仕方ない」と納得してしまうことが、一番最悪の結果。
    けど

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    2024年11月13日
  • 転の声

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    下北界隈での実像と虚構と尾崎世界観感が入り乱れ、不思議な小説だった!苦渋100%、苦渋200%読後であり、文体の進化に驚き(エッセイと小説の違いはあれど笑)別本も読みたくなった
    尾崎さんの喉と耳心配!末永くクリープ聴きたいです

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    2024年10月22日
  • 転の声

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    歌詞 歌詞みたいな文章に思うのは先入観からかも知れません。尾崎世界観さんの世界観、聞き飽きたフレーズを敢えて持って来た訳ではなく、ただ思いついたままに書いてみました。町田康さんの小説も歌詞みたいだったなと思い出しました。これも先入観ですかね。

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    2025年12月03日
  • 転の声

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    作品を読み進めている内に、頭に浮かんだのが何故か先日東京都心部を襲ったゲリラ豪雨の映像。
    新宿大ガード近くで、マンホールの蓋が打上花火のように噴き飛んだり、地上の入口から雨水が流れ込んで、地下鉄駅の構内が水浸しになっている、あの映像です。
    特にラスト前の、ライブ会場目掛けてファンが殺到するシーンは、あの制御不能と化した洪水のようでした

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    2024年10月15日
  • 転の声

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    ネタバレ

    ライブチケットの転売が当たり前の世界で音楽の価値がチケットのプレミアで評価され、音楽そのものが空っぽになっていく。前半は主人公の苦悩や思惑が書かれているけど後半は会話だけでどんどん進んでいくところや出来事だけの描写が続く場所があって違和感。だけどその書き方で主人公が周りの動きに取り残されて追い付いていけてない感じがでたかなと思う。下手くそなバンドが金とってライブで恥ずかしいステージを曝すのを見に来てんだろ?これでいいんだろ?なエンディングがカッコいい。

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    2024年09月28日
  • 転の声

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    題材は新鮮だし、途中まであたかもそんな時代のような気にさせる引きの強さだった。言い回しも尾崎さんって感じの世界観で面白かったけど、後半になるにつれ概念的な話になってきてどんどんついていけなくなった…

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    2024年09月23日
  • 転の声

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    尾崎さんが、昔のキーが上手く歌えないと言っていることは知っていた。その事から色々と派生して音楽業界の現状など話を膨らまして書いたのかな。
    尾崎さんにしか絶対に書けない切り口だったし、小説にしても音楽にしても自分の思っていることを自分の言葉でここまで赤裸々に紡ぐのってすごい。絶対に出来ない事だよなって思う。だから尾崎さんの作る音楽に私は心が打たれます。勝手に自分を重ねちゃうこともある。
    二十九、三十 という曲に何度も救われました。

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    2024年09月23日
  • 転の声

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    ネタバレ

    声が出ず自分が作った曲さえ満足に歌えなくなってしまっているロックバンドのボーカルが主人公。

    自分のバンドのライブチケットの売れ行き・手に入らなさ(プレミアがつく/つかない)をネットでえんえんチェックしたり、自分達に関する書き込みをネット上でえんえん追い続けたり、で、それに振り回されたり。

    観客も入れずアーティストが演奏もしない「無観客ライブ」のチケットを買って、ライブに行かないことをプレミアとする発想が、持てるものの高慢さというか、高みに登って見物というか、斜に構えているというか、そういう今っぽいいやらしさ。

    自分が小遣いを握りしめて一所懸命チケットを取ってライブに通っていた頃の心情も思

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    2024年09月14日
  • 母影(新潮文庫)

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    子ども目線の言葉選びや感じ方がおもしろかった。尾崎さんらしい音へのこだわりっていう又吉さんの解説もなるほどってなった。

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    2024年08月22日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    千早茜が好きで、文庫発売当初に買ったまま1年以上本棚に眠らせていた。尾崎さんの文章は初めて読んだけれど、千早茜の静かで熱い文章にぴったりですごくよかった。

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    2024年11月07日
  • 母影(新潮文庫)

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    ⭐️3.2

    お母さんは何か『変』なことをしている。幼いながらに分かっているが、分かっていない。カーテン越しでのやりとり。近いのに遠いお母さん。こんな所にしか居場所がない『私』が気の毒で仕方なかった。
    徘徊してたおじいちゃんとのシーン。
    もう誰か止めてくれーっと心の中で叫んだわ泣
    又吉の解説で少し心が洗われた。
    尾崎世界観さん初読みだったけど、とんでもない人でした(良い意味で)

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    2024年07月08日
  • 母影(新潮文庫)

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    知っても苦しい。知らなくてもさみしい。
    えも言われぬ母との距離感、自身でも気づいていない孤独。
    歪んだ大人の世界。

    傍観者として終始変な表情で読んでいたと思います。

    切符に対する行動等 子供らしさを際立たせて
    少女の立場をより際立たせる一方、
    水や母に対する表現が文学的すぎて
    「あ、少女の皮をかぶって大人が書いているな」と現実に戻る箇所もちらほら。

    このあたりのすみわけは難しそうだから、素人がどうこう言える立場ではないけれど・・

    汚い世界を汚れのない目できれいに表現した作品。

    そして何よりも又吉先生の解説が芸術的すぎて、
    余韻をすべてかっさらっていた。笑

    又吉先生の作品も読んでみた

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    2024年05月29日
  • 母影(新潮文庫)

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    表紙の100円とあらすじ どう繋がるのかなと気になって買ったこの本。
    想像以上に苦しくなって心折れそうになりましたが、なんとか読み終えました。

    女の子の感じるにおい、感触、などがこっちまで伝わるような書き方でした。

    子どもって思う以上に大人を見てるよね。

    この本を読む間は男という生き物に対して怒りがずっと湧きます…止まらない止まらない。

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    2024年03月22日
  • 泣きたくなるほど嬉しい日々に

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    最近クリープハイプの曲が好きでよく聴いている。尾崎世界観がどういった人なのか気になって手に取ってみた。
    意外と下ネタを言ったり、ひねくれていたり(これは何か想像通り)と面白かった。
    また他の作品も読んでみようと思う。

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    2024年02月25日
  • 母影(新潮文庫)

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    ネタバレ

    簡単に言うと親ガチャに失敗した少女の内面の成長の物語。
    幼い少女の目を通して描かれる社会があまりに残酷で、何度も目を背けたくなった。
    影のない父親を含めて男たちの人間性がどれもこれも悍ましいのだが、現実世界にも確実にこの手の男は存在するだろうという嫌な説得力がある。
    母親の行動や描写に少し引っかかったが、おくれてるという表現で腑に落とされた。
    この母の人生も読んでみたい。

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    2024年02月06日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    熱狂的なファンでもないけれど日常的にクリープハイプを聴いてるからなのか、大輔が勝手に尾崎世界観で脳内再現されました。安易。

    どちらの視点も、キレるまでの思考回路は共感せずとも少し理解できるような部分があって。
    変に感情移入した後、???となる行動で突き放される感覚がおもしろかった。

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    2025年10月07日
  • 母影(新潮文庫)

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    ネタバレ

    所々のひらがな・子供なりの変換能力があり、子供視点になりやすかった。
    小説と映画で、小説にしか出せないものってなんだろうと考えていたが、まさにこの作品だった。

    誰も名前が明かされないまま話が進む。
    (選挙ポスターのお父さんを除く
    異様なまでに会話が少なく、主人公の心情がベース。
    拙い表現で、よく汚れを思い浮かべる。

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    2023年12月10日