田口俊樹のレビュー一覧
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本作を読んだ感想としてみんなどういう事を思うのだろう。
ミステリとしてもよく出来ているが、戦争ってやっぱりこんなにも人の心を破壊するのだなぁというのが最初の感想だ。
海外ミステリを読む意義とまで堅苦しくは言わないが、日本の作家では書けない話というのはあると思う。数ある中の一つは本作だ。主人公は女性兵士。イラクでの戦争体験もあるバリバリの経験者だ。本作は彼女だからこそ起きた悲劇でありミステリなので、戦争体験(しかも昭和10年代の民間人非戦闘員ではなく戦士として)のある女性などほぼ皆無な日本では描けない作品だ。
ミステリとしてもよく出来ているし、最後の落ちも綺麗に纏まっている。
でも私は、ミス -
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ポーランドの作家「ジグムント・ミウォシェフスキ」の長篇ミステリ作品『もつれ(原題:Uwiklanie、英題:Entanglement)』を読みました。
チェコの「ヤン・ヴァイス」の作品に続き、東欧の作家の作品です… 東欧ミステリ、ポーランドミステリは初めてですね。
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予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説!
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。
被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。
容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。
中年検察官「シャツキ」は早速捜査を進めるが -
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ネタバレ「心配するな、友よ。きみを死なせはしない」
まだ十七だった。愚かだった。だから彼を信じた。
ナチス包囲下のレニングラード。ドイツ兵の死体からナイフを盗んで捕まったレフは、脱走兵コーリャとともに大佐の娘のために卵の調達を命じられる。
美形で饒舌なコーリャと、神経質なレフのコンビが面白いものの、あまりにも下ネタが多すぎるのと、17歳主人公の一人称が“わし”なのが気になる。パルチザンと行動を共にしてドイツ兵に捕まる展開はわくわくしたし、卵も無事手に入れたけど、コーリャとの別れがあっさりしていて残念。もう会えないと思っていたヴィカと再会し、冒頭に出てくるパワフルな祖母だとわかるラストはとても良い。 -
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読めました!
以前この本を紹介されたものを読んだ時、順番に読むことと書いてあり、守りました。それは正解でした。フランボーというサブキャラのことを考えると…キャラ転換が、激しい…(フランボーのファーストネームはエルキュール…)
さらに、1話目に出てくるヴァランタンという警視総監が、2話目でえっ⁉と…びっくりですよ…
12話収録。(順不同…)
サラディン公爵の罪 がちょっと好きかな。
まちがった形 というのは、なんだかアガサのある有名な話を思い出しました。
アポロの眼 もひどい話…罪が2重じかけ…
折れた剣の看板 名誉とか名声とか。さらにそれを崇める人たちとか…ことわざと思っていたあるフレーズ -
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この小説、ノルウェー、北欧で、有名な賞を3つも取った、とあったので読んでみた。警察物で、ミステリーの要素がありながらのサスペンス小説。上巻を読み終わった後、ちょっと時間を置いて下巻を読み始めた。時間を置いたのは、私だけかもしれないが、読み辛くて疲れると思ったから。こういったカタカナが頻繁に出てくる外国の小説は、人名も地名も馴染みが無い上、その国の人なら知っている、或いは知らなくても何となく分かるであろう地理的な事や歴史、文化、そして習慣などが、私にはよく分からない事の方が多い。そう言った読み辛さはあるものの、小説自体は結構面白く読ませてもらった。話は、2003年の主人公であるバーグマンの行動と
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祖父の戦時中の体験を取材し回想として語られる。
第二次世界大戦の戦時下。
ナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた17歳の頃の祖父。
ことの発端はある日、撃墜されたドイツ爆撃機から落下傘で脱出したドイツ兵が落ちてくるのを発見する。
しかし、ドイツ兵は既に死んでいた。
そのドイツ兵が身に付けているものを漁っているとソ連軍に捕まる。
秘密警察の大佐に呼び出されると、翌週に控えた娘の結婚式で作るウェディングケーキを作るために卵が足りないという。
飢餓が続く状況下で卵を探す旅が始まると。
戦時中の狂った地獄の描写が実に惨たらしいが、陰鬱さよりも淡々とした印象が強い。
戦争の愚かさが行間か -