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Posted by ブクログ 2021年07月05日
おもしろくてイッキ読み。
過去のご自身が訳されたものを再読して、それについて徒然なるままに語る、という趣旨の本なのだけれど、いろんな「やらかした」エピソードが告白されていて、その正直さ、飾らなさに驚くと同時に、すごく好感を持ってしまった。
私はミステリはあまり好んでは読まないので、著者の訳された...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月07日
田口俊樹翻訳作品で自分の読んだ本を数えてみたら54作であった。特に翻訳者で本を選んでいるわけではないのだけれど、ぼくの好きな傾向の作家を、たまたま多く和訳して頂いているのが田口俊樹さんということであったのだと思う。特に、完読しているローレンス・ブロック作品は、ほぼ全作田口さん訳なので、ぼくのように...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月06日
この翻訳読みづらいな〜という程度の感想はもつものの、翻訳者という視点から捉えたことはなかった。
精霊の守り人を英訳するときに、あちらにない表現に苦労して‥というお話を聞いて、本当に最近興味が出た次第。
複数人に訳されている古典名作も、読み比べるようなことはなかったので、訳者さんによってこんなに違...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月18日
2021年2月刊。筆者の単著を読むのは初めて。筆者は英米ミステリを中心に訳し続けて40年余りのキャリアを持つ翻訳家。その筆者が、過去に自分が翻訳を手掛けた書籍を俎上に上げて、当時の苦労などを回顧したエッセイ。筆者の訳書を、私は『刑事の誇り』『卵をめぐる祖父の戦争』、(筆者が金銭的に困窮して訳した)...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月12日
かなり以前の話であるが、ハードボイルド小説を多く読んでいた時期があった。好きな作家は多かったが、ローレンス・ブロックのマット・スタガーシリーズ、マイクル・Z・リューインのアルバート・サムスンシリーズと、リーロイ・パウダー警部補シリーズは特に好きなシリーズで、その多くの翻訳を担当していたのが、本書の著...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月27日
実は著者の翻訳した作品をほとんど読んだことがなかった。それでも本書は面白く、一気に読み終えた。たぶんその理由は、著者がやらかしたエピソードや失敗エピソードが惜しげもなく書かれており、こうしたエピソードが著者と読者の距離を一気に縮めてくれるからではないだろうか。もちろん翻訳にまつわるエピソードも興味深...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月14日
ミステリー翻訳家の田口さんが自身の翻訳作品を振り返りつつ、よもやま話を聞かせてくれるエッセイ集。長年の経験で培った翻訳手法に加え、失敗談の数々も明け透けに公開してくれるのが実に清々しい。印象的だったのは日本的な解釈に傾向し過ぎると西洋文化への憧憬が失われてしまうという件で、思わず大きく頷いた。<殺し...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月04日
海外ミステリー翻訳家の道を歩んできた著者が、その40年にわたる翻訳家人生を振り返りながら、翻訳の在り方についての考察、「は」と「が」の使い分け、主語の訳し方、現在形文の表現方法といった翻訳技術についての留意点、自らの誤訳を晒しての反省、そして原作者とのやり取りに関する舞台裏などを綴ったものである。...続きを読む
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