田口俊樹のレビュー一覧

  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    序盤は、何が起きているのかも各キャラクター像も掴みきれないまま展開していく。どうやら主人公のベリエルたち警察は少女の誘拐・監禁事件を追っていて、ベリエルだけがこれは連続した事件だと睨んでいるらしい。そして彼はすべての現場に写り込む一人の女性の存在に気付き、その女性ブロームを特定して尋問する。ところがそこから物語はひっくり返る。追っていたはずのベリエルはまんまとブロームの罠に嵌ったのだった。
    ベリエルとブロームの二人は同級生で、まだ10代だった遠い昔、彼らの学校にヴィリアムという奇形の転校生がやってきた。ヴィリアムはその容貌から酷いいじめを受けていたことから、ヴィリアムは特定の年代の少女に恨みを

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    2025年04月27日
  • 業火の市

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    登場人物が多すぎて訳が分からなくなりました、当然イタリア系かアイルランド系かもわかりませんでした。
    ただストーリーは分かりやすく一気に読み終わりました。

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    2025年03月21日
  • カーテン

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    ネタバレ

    この話は個人的にアガサの
    そして誰もいなくなったを彷彿させるものがあった
    殺人犯を立証できない犯人はわかっているが
    それを立証できない事件というのは推理小説では必ず取り上げられる話だと思う

    今回は最初と同じ舞台スタイルズ荘で事件が起こるというストーリーになっている
    さすがクリスティー最初と最期の舞台を同じ場所にするというのがさすがのセンスだと感じる

    ただ最初の時と違って随分とキャラクターも様変わりしていた
    ヘスティングスはすでに妻を亡くしていて子供たちも自立している
    ただ1人の娘であるジュディスを除いて
    ポアロに関しては死期がもうそこまで迫っている状態でありベットで寝たきりの状態

    それで

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    2025年03月16日
  • 捜索者の血

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    ネタバレ

    超富裕層がお金の力で鑑定結果も証拠物件も好きなように変えたり紛失したり、真実とは違う証言者もいくらでも調達できてしまうという設定には正直言って食傷気味。
    逃亡シーンのハラハラドキドキもよくできてるなぁとは思います。

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    2025年03月16日
  • 偽りの銃弾

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    元陸軍特殊部隊でヘリコプターのパイロットだったマヤはイラクでの赴任中に民間人を殺してしまい、今もPTSDに悩まされているが、数ヶ月前に姉が押し込み強盗に射殺されたのに引き続き、今度は夫も暴漢に射殺されてしまう。しかし夫の死に疑問を抱いたマヤが独自に調べてみると…というサスペンス・ミステリ。
    「他人に協力を要請するが、かと言って他人を信用しているわけではない」というマヤの性格の悪さが中盤は鼻について、やや中だるみだが、終盤はどんでん返しの後にハッピーエンドなエピローグで、読後感は良い。

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    2025年03月15日
  • スクイズ・プレー(新潮文庫)

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    オースターの幻のデビュー作。オースターだとわかって読んでいるのでオースターっぽいなと思うところもある。ハードボイルド探偵小説。余韻が好き。

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    2025年03月06日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    あなたに似た人Ⅱ 2025/2/24
    初読。Ⅱもおもしろかった。
    『偉大なる自動文章製造機』は生成AIが実用化された今の時代に読んだからこそ、いっそうおもしろいと思った。
    『サウンドマシン』は医者がかわいそうだった。

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    2025年02月24日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    初読。どの話も不穏で緊迫感がある。すきとかこのみとはちょっと違う感じだけど、おもしろかった。
    『南から来た男』『プールでひと泳ぎ』『毒』あたりが自分は印象深かった。

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    2025年02月11日
  • 神は銃弾

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    長く、そして読みにくい。
    文章がわかりにくくて頭になかなか入ってこなかった…。
    でもそれを耐えて読み続けると、頭がなれるのかあまり苦じゃなくなりました。

    映画の宣伝で気になって読んだので、ケイスとボブのイメージは先に出来上がってしまっていました。
    具体的に、この人物はどのように死んだのか?と疑問が残るような場面の切り替わり方をしていて、それがいい余韻になった。

    ケイスの強さ、ぶれない性格、残っている優しさ、すべてが魅力的でした。
    かっこいいジャンキーでタトゥーだらけな女の子と会えただけでも読んでよかったです。

    一連の事件の真相はわかりづらくすっきりしない部分もありましたが、すべてが事細か

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    2025年01月12日
  • ジキルとハイド

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    有名な小説らしいけど本屋でたまたま見かけて手に取ってそれまで全く知らなかった。ジキル博士とエドワードハイド、二人が実は同一人物でジキル博士は二重人格を持っていたことが話を読み進めていく中で明らかとなる。善の心を持つジキル博士は自分のうちなる心に衝動的な悪が存在することに気づき自身で薬品を開発して内なる悪を表に出すことに成功する。それがハイドでジキル博士とは姿形まで異なり一目見ただけで相手を不快にさせ恐怖させる顔つきになる。ジキル博士は薬品を飲み二人の人格を行き来するがそのうちハイドが主となり最後は自殺をして人生を終える。
    誰もが悪の心を持っていると思っていてそれを表面化しないようにして生きてい

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    2024年12月29日
  • ジキルとハイド

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    ネタバレ

    心の中にある"善"と"悪"に翻弄されたジキル博士。
    体の形などがすっかり変わることに関しては、非現実的な話で意外だったが、古典ホラーにしては読みやすかった。

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    2024年12月04日
  • ジキルとハイド

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    サラッと読めるので楽しめました。
    ただ、有名な作品のため、ネタがわかった上で読んでしまうのでミステリーとしての面白さは体験できなかったです。何も知らずに読んでいたら驚く部分も多かったんだろうなと思います。
    ジギル/ハイドに実在のモデルがいたのは知らなかったです。

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    2024年11月30日
  • 少年〔新訳版〕

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    あまり知らぬけど、有名なチョコレート工場のお話を書いた作家さんの子ども時代のお話。
    けっこうワイルドな子ども時代で、こういう経験があると大物になるのか、と言いたいところだけど、それなりに他の子も同じくらいワイルドだったみたいで、欧米恐るべしである。
    そしてまた子どもに対する大人というか上級生を含む学校の厳しさもなかなか。無茶ぶりの嵐で、その描写に随分なページを割いているので、相当にインパクトが強かったんだろうな、と。
    日本では戦時の体罰が有名感もあるけど、欧米もまぁまぁ負けていない。さて、今はどうなのかな。

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    2024年10月05日
  • 森から来た少年

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    ネタバレ

    面白いかどうか、と聞かれたらつならなくはない、ただなあ…という煮え切らない返事をしてしまいそう。

    森で発見されたのに読み書きなど問題なくできる過去をもつ元・少年で今は40-42歳の男性、ワイルドと、70歳オーバーの女性弁護士が組んで、いじめられていた女子高生の失踪の謎を解こうとするが…

    うーん、なんか設定が活きてない気が。森で発見されるまでの記憶がほとんどない、と来たらその過去が明らかになるとか、記憶が蘇るとか、その生い立ちが事件解決に絡むと思うよね?いやところがそっちにはほとんど関係がない。
    70歳の弁護士も別に同じ年でも50代でもよかろうに、という風にしか思えなかった。というかその歳に

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    2024年07月14日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 I

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    訳者あとがきに『残酷で、皮肉で、薄らつめたく、透明で、シニカルな世界である。』とある。もう、それがこの作品を過不足なく表していると言っていい。ゾッとする結末のものもあれば、そう思わせといて違うパターンもある。読者にいろいろ予感させるやり方が上手い。

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    2024年06月12日
  • 来訪者〔新訳版〕

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    ダールが雑誌「プレイボーイ」に掲載したちょっとセクシーな大人のための短編集。
    「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃の冒険」などなど、児童文学でも圧倒的な面白さで大好きな作家の一人だけど、このエロチックなお話もユカイだった。もっとも「やり残したこと」の最後は、ちょっと笑ってられなかったけれど…。
    ダールって、すごい!

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    2024年06月02日
  • 陽炎の市

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    ネタバレ

    ロードアイランドから逃げてきたライアンたちが、カリフォルニアで人生を立て直す。
    しかし、簡単にはいかない。
    そこでスーパーウーマンであるダニーのママが一発逆転のお膳立てをする。

    原題は “City of dreams” 。ハリウッド進出まで果たしてしまうダニーたちに、いささか出来すぎた感は否めないが、そこは一作目とは対象的なダニーを描くことによってファミリーのリーダーとしての成長を描く。

    3作目はまた抗争劇に戻るのだろうか。
    今作でもダニーは人を殺さない。仲間から非難を浴びようが殺さない。なるべく。
    そして母は強い。ダニーの安全弁にもなっている。
    この2点が崩れることによってダニーに本当の

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    2024年05月11日
  • カーテン

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    「犯人」だけ覚えていたので
    他の部分は新鮮に感じながらの再読。

    年を取ったポアロが療養しているのは
    ゲストハウスとなったスタイルズ荘。
    呼び出されてやってきたヘイスティングズは
    ここに殺人を教唆する稀代の悪人Xがいて
    新たな事件が起きる可能性を知らされる。
    車椅子になって身動きの取れないポアロのため
    住人や近隣の関係者に話を聞こうとするが
    その中には彼の最愛の末娘も含まれていた…。

    人の善いヘイスティングズさえ
    自分の愛する人間が絡むと
    一線を越えそうになってしまう。
    人間の弱い部分を操る今回の犯人は
    平然と近くに暮らしていそうで怖い。
    そう考えると『スタイルズ荘』の
    ある意味わかりやすい

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    2024年05月07日
  • 偽りの銃弾

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    本作を読んだ感想としてみんなどういう事を思うのだろう。
    ミステリとしてもよく出来ているが、戦争ってやっぱりこんなにも人の心を破壊するのだなぁというのが最初の感想だ。

    海外ミステリを読む意義とまで堅苦しくは言わないが、日本の作家では書けない話というのはあると思う。数ある中の一つは本作だ。主人公は女性兵士。イラクでの戦争体験もあるバリバリの経験者だ。本作は彼女だからこそ起きた悲劇でありミステリなので、戦争体験(しかも昭和10年代の民間人非戦闘員ではなく戦士として)のある女性などほぼ皆無な日本では描けない作品だ。

    ミステリとしてもよく出来ているし、最後の落ちも綺麗に纏まっている。
    でも私は、ミス

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    2024年02月28日
  • 王女マメーリア

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    短編集。
    無難に面白い作品揃い。
    「外科医」のドタバタ劇と、「アンブレラ・マン」のシンプルな構成が好き。

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    2024年02月11日