田口俊樹のレビュー一覧
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ネタバレダニーの人生は終わった。
もっと過酷な運命が待ち受けていると思ったが、最後は以外にも平穏な日々が待っていた。
ロードアイランドで生まれ、逃亡し、西海岸で一旗上げて、ラスヴェガスで成功する。
しかし、欲望と憶測とちょっとした偶然で抗争が始まる。
最後、ダニーはラスヴェガスの利権を手放し、命をかけて復讐する。
ダニーの物語は何だったんだろうか。
アメリカの暗部をさらけ出し、移民、人種に通じた血を血で争う抗争を描きたかったのか。
今までの作者の犯罪小説に比べたら、ライトでカジュアルだ。
映画を見るようなスタイリッシュでクールな感じもする。
作家として最後の最後まで、作品ごとのスタイルを模索した結果だったのかもしれない。
これで、作者は筆を置く。
残念でならない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤は、何が起きているのかも各キャラクター像も掴みきれないまま展開していく。どうやら主人公のベリエルたち警察は少女の誘拐・監禁事件を追っていて、ベリエルだけがこれは連続した事件だと睨んでいるらしい。そして彼はすべての現場に写り込む一人の女性の存在に気付き、その女性ブロームを特定して尋問する。ところがそこから物語はひっくり返る。追っていたはずのベリエルはまんまとブロームの罠に嵌ったのだった。
ベリエルとブロームの二人は同級生で、まだ10代だった遠い昔、彼らの学校にヴィリアムという奇形の転校生がやってきた。ヴィリアムはその容貌から酷いいじめを受けていたことから、ヴィリアムは特定の年代の少女に恨みを抱き、無差別に誘拐・殺害していると二人は推理した。
北欧ミステリらしいダークな雰囲気がクセになる。日本でもスウェーデンでも、公安という存在は興味を掻き立てる。 -
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ネタバレこの話は個人的にアガサの
そして誰もいなくなったを彷彿させるものがあった
殺人犯を立証できない犯人はわかっているが
それを立証できない事件というのは推理小説では必ず取り上げられる話だと思う
今回は最初と同じ舞台スタイルズ荘で事件が起こるというストーリーになっている
さすがクリスティー最初と最期の舞台を同じ場所にするというのがさすがのセンスだと感じる
ただ最初の時と違って随分とキャラクターも様変わりしていた
ヘスティングスはすでに妻を亡くしていて子供たちも自立している
ただ1人の娘であるジュディスを除いて
ポアロに関しては死期がもうそこまで迫っている状態でありベットで寝たきりの状態
それでも彼の灰色の脳細胞だけは昔と変わらないと彼自身自負していた
今回のストーリーは答えをいってしまうと
殺人者はエルキュールポアロだ。彼が自ら殺人を犯してしまう
これだけでも興味が湧いてくる人と絶対に読みたくない人と別れるだろうけれど
一つ言えるのはポアロが殺した相手こそどうにもできない犯罪者だったということ
犯罪そのものを自分から誘発はするが手はくださない
だから絶対に逮捕されない
そしてヘスティングスは相変わらずのポンコツぶりだけれどそれに拍車がかかっていた
ポアロは誰が殺人者かヒントを与えていたのに
そこに気が付かなかった
それがかれの美徳なところだとポアロもほめてはいたけれど
最期のポアロに手記は泣ける
最期の最後までかれは友人を思って逝った
きっと若い時に一緒に過ごした時間が本当に彼にとって幸せだったのだろうと思えた
それは小説というよりドラマでデビットスーシェさんが長年演じたポアロから私が感じたことだ
小説もいいけれどぜひドラマも見て欲しい
そうすることでよりこのカーテンという作品に思いを寄せることができると思う -
Posted by ブクログ
長く、そして読みにくい。
文章がわかりにくくて頭になかなか入ってこなかった…。
でもそれを耐えて読み続けると、頭がなれるのかあまり苦じゃなくなりました。
映画の宣伝で気になって読んだので、ケイスとボブのイメージは先に出来上がってしまっていました。
具体的に、この人物はどのように死んだのか?と疑問が残るような場面の切り替わり方をしていて、それがいい余韻になった。
ケイスの強さ、ぶれない性格、残っている優しさ、すべてが魅力的でした。
かっこいいジャンキーでタトゥーだらけな女の子と会えただけでも読んでよかったです。
一連の事件の真相はわかりづらくすっきりしない部分もありましたが、すべてが事細かに、明らかになる必要はないのかもしれないと思える本でした。 -
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ネタバレ面白いかどうか、と聞かれたらつならなくはない、ただなあ…という煮え切らない返事をしてしまいそう。
森で発見されたのに読み書きなど問題なくできる過去をもつ元・少年で今は40-42歳の男性、ワイルドと、70歳オーバーの女性弁護士が組んで、いじめられていた女子高生の失踪の謎を解こうとするが…
うーん、なんか設定が活きてない気が。森で発見されるまでの記憶がほとんどない、と来たらその過去が明らかになるとか、記憶が蘇るとか、その生い立ちが事件解決に絡むと思うよね?いやところがそっちにはほとんど関係がない。
70歳の弁護士も別に同じ年でも50代でもよかろうに、という風にしか思えなかった。というかその歳にしてロマンスわざわざ挟む必要がどこにあったんだろう?70代でも恋愛しよう!というメッセージ?わからん…むしろ自分の冠番組で勝手なことしてて、え、これがウワサの老害…と眉間にしわ寄せちゃった。
突飛な設定が活かされないどころかワイルドのDNA鑑定のあたりなんて匂わせもいいとこで、このページいる?って本当に驚いちゃった。もしこれ、続きがなかったら本当に設定間違いとか消し忘れと思っちゃうよ。伏線ではなく無駄な枝葉末節とさえ疑ってしまう感じだったのよね…
最後もいやそれ、たんなる未成年誘拐でしょ、ちゃんと調べたら一発で強制帰国じゃないの?一席残ってるってパスポートは?お金は?家のこと放置?とか、どうも気持ちよくよかったね!なんて言えないことだらけ。全体的に大味すぎという感想を持ってしまった。 -
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ネタバレロードアイランドから逃げてきたライアンたちが、カリフォルニアで人生を立て直す。
しかし、簡単にはいかない。
そこでスーパーウーマンであるダニーのママが一発逆転のお膳立てをする。
原題は “City of dreams” 。ハリウッド進出まで果たしてしまうダニーたちに、いささか出来すぎた感は否めないが、そこは一作目とは対象的なダニーを描くことによってファミリーのリーダーとしての成長を描く。
3作目はまた抗争劇に戻るのだろうか。
今作でもダニーは人を殺さない。仲間から非難を浴びようが殺さない。なるべく。
そして母は強い。ダニーの安全弁にもなっている。
この2点が崩れることによってダニーに本当の危機が迫り、ラストへ向かっていくのではないか。 -
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「犯人」だけ覚えていたので
他の部分は新鮮に感じながらの再読。
年を取ったポアロが療養しているのは
ゲストハウスとなったスタイルズ荘。
呼び出されてやってきたヘイスティングズは
ここに殺人を教唆する稀代の悪人Xがいて
新たな事件が起きる可能性を知らされる。
車椅子になって身動きの取れないポアロのため
住人や近隣の関係者に話を聞こうとするが
その中には彼の最愛の末娘も含まれていた…。
人の善いヘイスティングズさえ
自分の愛する人間が絡むと
一線を越えそうになってしまう。
人間の弱い部分を操る今回の犯人は
平然と近くに暮らしていそうで怖い。
そう考えると『スタイルズ荘』の
ある意味わかりやすい犯人像の対極だね。
最後の最後にヘイスティングズと
一緒に捜査をする話が読めて良かった。
文句を言いあったり
ちょっとイライラしあったりしつつも
ポアロさんが一番信頼しているのは
ヘイスティングズだから。
そばにいてくれて良かった。