田口俊樹のレビュー一覧
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長く、そして読みにくい。
文章がわかりにくくて頭になかなか入ってこなかった…。
でもそれを耐えて読み続けると、頭がなれるのかあまり苦じゃなくなりました。
映画の宣伝で気になって読んだので、ケイスとボブのイメージは先に出来上がってしまっていました。
具体的に、この人物はどのように死んだのか?と疑問が残るような場面の切り替わり方をしていて、それがいい余韻になった。
ケイスの強さ、ぶれない性格、残っている優しさ、すべてが魅力的でした。
かっこいいジャンキーでタトゥーだらけな女の子と会えただけでも読んでよかったです。
一連の事件の真相はわかりづらくすっきりしない部分もありましたが、すべてが事細かに、明らかになる必要はないのかもしれないと思える本でした。 -
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ネタバレ面白いかどうか、と聞かれたらつならなくはない、ただなあ…という煮え切らない返事をしてしまいそう。
森で発見されたのに読み書きなど問題なくできる過去をもつ元・少年で今は40-42歳の男性、ワイルドと、70歳オーバーの女性弁護士が組んで、いじめられていた女子高生の失踪の謎を解こうとするが…
うーん、なんか設定が活きてない気が。森で発見されるまでの記憶がほとんどない、と来たらその過去が明らかになるとか、記憶が蘇るとか、その生い立ちが事件解決に絡むと思うよね?いやところがそっちにはほとんど関係がない。
70歳の弁護士も別に同じ年でも50代でもよかろうに、という風にしか思えなかった。というかその歳にしてロマンスわざわざ挟む必要がどこにあったんだろう?70代でも恋愛しよう!というメッセージ?わからん…むしろ自分の冠番組で勝手なことしてて、え、これがウワサの老害…と眉間にしわ寄せちゃった。
突飛な設定が活かされないどころかワイルドのDNA鑑定のあたりなんて匂わせもいいとこで、このページいる?って本当に驚いちゃった。もしこれ、続きがなかったら本当に設定間違いとか消し忘れと思っちゃうよ。伏線ではなく無駄な枝葉末節とさえ疑ってしまう感じだったのよね…
最後もいやそれ、たんなる未成年誘拐でしょ、ちゃんと調べたら一発で強制帰国じゃないの?一席残ってるってパスポートは?お金は?家のこと放置?とか、どうも気持ちよくよかったね!なんて言えないことだらけ。全体的に大味すぎという感想を持ってしまった。 -
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ネタバレロードアイランドから逃げてきたライアンたちが、カリフォルニアで人生を立て直す。
しかし、簡単にはいかない。
そこでスーパーウーマンであるダニーのママが一発逆転のお膳立てをする。
原題は “City of dreams” 。ハリウッド進出まで果たしてしまうダニーたちに、いささか出来すぎた感は否めないが、そこは一作目とは対象的なダニーを描くことによってファミリーのリーダーとしての成長を描く。
3作目はまた抗争劇に戻るのだろうか。
今作でもダニーは人を殺さない。仲間から非難を浴びようが殺さない。なるべく。
そして母は強い。ダニーの安全弁にもなっている。
この2点が崩れることによってダニーに本当の危機が迫り、ラストへ向かっていくのではないか。 -
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「犯人」だけ覚えていたので
他の部分は新鮮に感じながらの再読。
年を取ったポアロが療養しているのは
ゲストハウスとなったスタイルズ荘。
呼び出されてやってきたヘイスティングズは
ここに殺人を教唆する稀代の悪人Xがいて
新たな事件が起きる可能性を知らされる。
車椅子になって身動きの取れないポアロのため
住人や近隣の関係者に話を聞こうとするが
その中には彼の最愛の末娘も含まれていた…。
人の善いヘイスティングズさえ
自分の愛する人間が絡むと
一線を越えそうになってしまう。
人間の弱い部分を操る今回の犯人は
平然と近くに暮らしていそうで怖い。
そう考えると『スタイルズ荘』の
ある意味わかりやすい犯人像の対極だね。
最後の最後にヘイスティングズと
一緒に捜査をする話が読めて良かった。
文句を言いあったり
ちょっとイライラしあったりしつつも
ポアロさんが一番信頼しているのは
ヘイスティングズだから。
そばにいてくれて良かった。 -
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本作を読んだ感想としてみんなどういう事を思うのだろう。
ミステリとしてもよく出来ているが、戦争ってやっぱりこんなにも人の心を破壊するのだなぁというのが最初の感想だ。
海外ミステリを読む意義とまで堅苦しくは言わないが、日本の作家では書けない話というのはあると思う。数ある中の一つは本作だ。主人公は女性兵士。イラクでの戦争体験もあるバリバリの経験者だ。本作は彼女だからこそ起きた悲劇でありミステリなので、戦争体験(しかも昭和10年代の民間人非戦闘員ではなく戦士として)のある女性などほぼ皆無な日本では描けない作品だ。
ミステリとしてもよく出来ているし、最後の落ちも綺麗に纏まっている。
でも私は、ミステリとしてよりも戦争とアメリカの歪んだ格差社会を描いた作品として本作を評価したい。 -
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ポーランドの作家「ジグムント・ミウォシェフスキ」の長篇ミステリ作品『もつれ(原題:Uwiklanie、英題:Entanglement)』を読みました。
チェコの「ヤン・ヴァイス」の作品に続き、東欧の作家の作品です… 東欧ミステリ、ポーランドミステリは初めてですね。
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予想の斜め上を行くポーランドの怪作小説!
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれた男の遺体が見つかった。
被害者は、娘を自殺で亡くした印刷会社経営者。
容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女3人と、主催者のセラピスト。
中年検察官「シャツキ」は早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件の闇は深まっていく。
一方で、愛する妻と娘に恵まれながらもどこか閉塞感を抱いていた「シャツキ」は、事件の取材に訪れた若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との狭間で悶々とする。
やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、思わぬ事態が……。
日本中のミステリーファンを唸らせたポーランドの怪作『怒り』、その「シャツキ三部作」の第一作がいよいよ日本上陸。
ハードボイルドなのにポップ、凄惨なのに笑える、一度読んだら中年クライシス男のボヤキがやみつきに!?
予想の斜め上を行く傑作ミステリー!
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2007年(平成19年)に刊行されたワルシャワ市の切れ者検察官「テオドル・シャツキ」の活躍を描いた「シャツキ三部作」の第1作です。
ワルシャワ市内の教会で、右眼に焼き串を突かれ男が死んだ… 容疑者は、彼と共にグループセラピーに参加していた男女四人、、、
検察官シャツキは早速捜査を進めるが、調べれば調べるほど事件は混迷し、一方で夫婦関係に閉塞感を抱いていた彼は若い女性記者に惹かれ、罪悪感と欲望との挟間で悶々とする… やがて、被害者の遺品から過去のある事件に気づく「シャツキ」。
真実に手が届こうとしたその時、衝撃の事態が起こる……。
終盤、被害者の妻やグループセラピーの主催者・参加者の関係が明らかになる展開が愉しめるミステリでしたが… 私生活がダメダメな「テオドル・シャツキ」の魅力に惹きつけられて、最後まで飽きずに読めましたね、、、
ある理由で髪は真っ白だけれど、顔もスタイルもよくハンサムな、法と正義を愛する男なのですが、家庭では夫婦関係に、職場では中間管理職の息苦しさに耐えながら、取材に訪れた若い女性記者に心惹かれ、彼女からのメールにいちいち小躍りし、罪悪感と煩悩の間で悶々とする… という人間臭さに好感が持て、共感しながら読むことができました。
先に翻訳・刊行されているシリーズ第3作の『怒り』も読んでみたいし、未翻訳の第2作も翻訳してほしいですね。 -
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ネタバレ「心配するな、友よ。きみを死なせはしない」
まだ十七だった。愚かだった。だから彼を信じた。
ナチス包囲下のレニングラード。ドイツ兵の死体からナイフを盗んで捕まったレフは、脱走兵コーリャとともに大佐の娘のために卵の調達を命じられる。
美形で饒舌なコーリャと、神経質なレフのコンビが面白いものの、あまりにも下ネタが多すぎるのと、17歳主人公の一人称が“わし”なのが気になる。パルチザンと行動を共にしてドイツ兵に捕まる展開はわくわくしたし、卵も無事手に入れたけど、コーリャとの別れがあっさりしていて残念。もう会えないと思っていたヴィカと再会し、冒頭に出てくるパワフルな祖母だとわかるラストはとても良い。 -
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読めました!
以前この本を紹介されたものを読んだ時、順番に読むことと書いてあり、守りました。それは正解でした。フランボーというサブキャラのことを考えると…キャラ転換が、激しい…(フランボーのファーストネームはエルキュール…)
さらに、1話目に出てくるヴァランタンという警視総監が、2話目でえっ⁉と…びっくりですよ…
12話収録。(順不同…)
サラディン公爵の罪 がちょっと好きかな。
まちがった形 というのは、なんだかアガサのある有名な話を思い出しました。
アポロの眼 もひどい話…罪が2重じかけ…
折れた剣の看板 名誉とか名声とか。さらにそれを崇める人たちとか…ことわざと思っていたあるフレーズは、この作品に由来していると今知りました…
三つの凶器 なんと真犯人は…⁉
透明人間 普段も周りに注意をはらいましょう…
青い十字架 ブラウン神父登場
秘密の庭園 びっくり首事件(ちょっと笑える…)
奇妙な足音&飛ぶ星 フランボーがらみ(転換前)
イズレイル・ガウの誉れ ゴシック風?個人的には変わった話でした。
神の鉄槌 サラディン、アポロとともにきょうだいもの。そして、これもアガサのある有名な話(まちがった形で思ったのと同じ話)を思い出しました。トリックとしてはありえるが、タイトルどおりやや神がかり…でも、ストーリー的には好きです。
ブラウン神父は不思議な存在で空気のよう。
ただ、最初はポワロさんも趣味ではなかったので、これから馴染みになれるでしょうか…
創元推理文庫からも新版が出ている模様!眺めてみたい気もする。
ちょっとミステリ度、サスペンス度の加減から☆少なめ。3つじゃ少ないですけど、3.8くらいです。
2016.4.1購入7年も温め…
途中何度も挑戦、毎回挫折…いわゆるミステリじゃないからなのか、慣れないと読みにくい感じでした。