田口俊樹のレビュー一覧

  • 日々翻訳ざんげ

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    実は著者の翻訳した作品をほとんど読んだことがなかった。それでも本書は面白く、一気に読み終えた。たぶんその理由は、著者がやらかしたエピソードや失敗エピソードが惜しげもなく書かれており、こうしたエピソードが著者と読者の距離を一気に縮めてくれるからではないだろうか。もちろん翻訳にまつわるエピソードも興味深く、なんだか翻訳本に対して肩の力を抜いて接することができるようになった気がする。

    特に印象深いのは、原作者であるジョン・ル・カレにコンタクトをした際に怒らせてしまい、ダメージコントロール会議をエージェントや編集者と行ったという話。翻訳者でもこんなことあるんだなとか「ダメージコントロール」という言葉を使っているところに、なんだか翻訳者の存在がぐっと身近になった気がした。

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    2022年09月27日
  • スクイズ・プレー(新潮文庫)

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    ポール・オースターが別名義で執筆した幻のデビュー作品。巧みな語りは正にオースターそのものだが、今作は王道の王道を行くド直球のハードボイルド私立探偵小説である。炸裂するワイズクラックに錯綜した人間関係、美女との逢瀬に裏社会のドンとの確執など、お約束を全て網羅した職人的な仕事ぶり。主人公の家族周りの設定も気が利いており、痒い所にも手が届く。強いて言うなら、上手過ぎて逆に特出すべき所が見当たらないのが欠点と言えるかも。<ニューヨーク三部作>は定型的な探偵小説に対する一種のアイロニーと捉えるのは流石に考え過ぎか。

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    2022年09月25日
  • 祖父の祈り

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    ネタバレ

    名前は知っていたけれど、初読みの作家。
    解説は北上次郎氏、訳は田口俊樹氏というキャストからして実力作家なのだろうけど、たぶん最初はこれじゃない方が良かったんだろうなと。

    パンデミック到来後の世界の未来を描いたディストピア小説。
    第一章の出だしは「おっ、かっこいい家族小説か?」とも思ったのだけれど、その後は主人公の老人家族以外ほとんど登場人物が出てこない。
    そしてインターネットはおろか、テレビ、新聞、口コミですら情報の流入がない世界を生きる物語。
    どこまで行っても息苦しく、希望が薄い。
    まぁ、こんな世界にしてはいけないという思いばかりは強く感じた。

    訳者あとがきで、主人公の老人のやさしさを称えて、”やさしくなれないようじゃ、私など息をしている値打ちもなくなる”と、かのハードボイルドのレジェンドも言っていた、と引用を用いるが、「ん?これって彼のセリフだと思うけどなんか違和感」
    と思ったら最近創元推理文庫で出た新訳は田口俊樹氏だたのですね、納得。(ひっそりと宣伝が含まれていて笑)

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    2022年09月24日
  • ランナウェイ

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    上手い。
    でも、殺し屋2人の話だけ違和感がある。
    その人を形造る居場所、信仰と家族について対比するために配置したのか?

    誰を主役視点で読むかで話の印象が違う。

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    2022年09月20日
  • その犬の歩むところ

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    2018年このミス海外編8位、本屋大賞翻訳小説部門3位。
    この作者の「神と銃弾」が読みにくかったのを思いだしてテンション下がったけど、今回はそれほどでもなかった。
    犬(ギブ)の一生が話の中心でいろいろな人と出会いながら流転の生涯を過ごす。出会った人たちがそれぞれ主役級で、その生き様が個性的かつドラマチックであり、ギブとの振れ合いが生き生きと描かれている。お話の流れが予想できず展開していき最後につながっていく構成もよい。
    犬に興味がない自分も楽しめた。
    ただ、少し文章が難解で読み進めるのが若干しんどかった。

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    2022年09月03日
  • 森から来た少年

    nao

    購入済み

    続編・映像化前提?

    話がテキパキ進むのと、前回のように人がバンバン死なないのは良かったかなー
    でも、主人公とその周辺の人たちが超人で、やる事全て上手くいくし
    タイムリミットがあっても、サクサク新事実が出てくるので「あと何分」とか出てきてもイマイチピンと来ず…
    結構な生い立ちの主人公が出てくるのに、浅ーい感じで終わったので、これは続編があったり、映像化を前提にしてるのかなーと思いました
    最近、そういう小説が多いですよねー

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    2022年08月20日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    北欧のミステリを続けて読むと同じ作家の本かと錯覚し、物語も錯綜してしまう。
    北欧の小説から独特の気候を感じる。日本の小説では一度も思った事がない。凄い!

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    2022年08月09日
  • ただの眠りを

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    ネタバレ

    タイトルだけで選んでしまったが、チャンドラーの作品ではなかったんですね。
    マーロウってこんなアクティブで打算的かなとも思ったけど、最後に会いに行った人が誰かわかるとなかなか人情味がある。

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    2022年07月23日
  • あなたに似た人〔新訳版〕 II

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    人間の言語を介さないコミュニケーションやプレッシャーの掛け合いのままならなさと抗い難い魅力、思い込みと自意識によって失敗する人間が表現されている。
    登場人物たちの多くは常識人で突然、極限状態に放り込まれるが、彼らの思考や動揺はタイトル通り、私たちに似ているのが面白い。
    「極限状態でその人の本性が現れる」というが、ダールは人間の本性というものが、案外似通っているということに気がついていたのかもしれない。

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    2022年07月22日
  • ランナウェイ

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    ネタバレ

    KL 2022.6.2-2022.6.6
    麻薬中毒になって行方不明になった大学生の娘を捜す父親。娘を麻薬中毒にしたろくでなしのボーイフレンドが殺されて、夫婦で捜しに行った先で母親は撃たれて昏睡状態へ。そこから話はどんどん複雑になって、私立探偵や殺し屋がからみ、どうなっていくのかと思ったけど、最後にはちゃんと繋がって伏線回収。ただ、意外な結末で、個人的にはあまり好きな展開ではないな。私立探偵のエレナが殺されてしまったのは残念。

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    2022年06月06日
  • 15時17分、パリ行き

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    3人の勇敢なアメリカ人がフランスの列車で起こるはずだったテロを未然に防ぐ実話を基にしている小説。

    3人の生い立ちから始まりよく分かるのだが、肝心の列車内の様子が分割されて描かれている為に、あまり感情移入?というか、状況が把握し辛く、なおかつ結果を知ってしまっているのでハラハラすることもなかったことが残念。

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    2022年06月02日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    チャーリーとチョコレート工場の作者の短篇集。
    ダークで不思議な話の詰め合わせ。世にも奇妙な物語が好きな人には刺さると思います。がっつり読書する元気がない時に短編の一話だけ読むことがあるのですが、キスキスにお世話になってます。

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    2022年05月30日
  • 石を放つとき

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    なんだかんだとマシュウさんとも付き合いは長いけど、ここまで年をとっていたとは!いやまぁ架空の存在だからサザエさんがいつまでもピチピチギャルのままであってもよいわけでマシュウさんも突然100歳になっても良いけど。
    しかしお爺ちゃんとは。
    その変化についていけないやら、短編集だとじわじわ盛り上がるの難しいやらで、ちょっとイマイチなのよね。表題作にいたっては、老いてなお盛んですなぁ、みたいな、いやまぁスゴイけどもね、と感想に困る。
    歳を取るってこういうことなんやね、と勝手に納得するのだった。

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    2022年05月10日
  • 八百万の死にざま

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    アメリカの作家ローレンス・ブロックの長篇ミステリ作品『八百万の死にざま(原題:Eight Million Ways to Die)』を読みました。
    『殺しのリスト』、『殺しのパレード』、『頭痛と悪夢―英米短編ミステリー名人選集〈4〉』に続き、ローレンス・ブロックの作品です。

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    〔マット・スカダー・シリーズ〕
    アームストロングの店に彼女が入ってきた。
    キムというコールガールで、足を洗いたいので、代わりにヒモと話をつけてくれないかというのだった。
    わたしが会ってみると、その男は意外にも優雅な物腰の教養もある黒人で、あっさりとキムの願いを受け入れてくれた。
    だが、その直後、キムがめった切りにされて殺されているのが見つかった。
    容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが…。

    マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。
    大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ、私立探偵小説大賞を受賞した話題の大作。
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    1982年(昭和57年)に刊行されたマット・スカダー・シリーズの第5作… アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作で、『東西ミステリーベスト100』で海外篇の21位にランクインしている作品です。

    足を洗った直後に惨殺されたコールガールのキム… アル中探偵スカダーはヒモのチャンスが殺したと確信したが、彼には確固たるアリバイがあった、、、

    感傷と虚無の街ニューヨークを舞台に、スカダーの執念の捜査を描く哀感漂うハードボイルド… アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。

    一般的に、ハードボイルド作品って、凝ったトリックや意外性のある結末が用意されているわけじゃないので、主人公が魅力的かどうか、感情移入できるかどうかが、面白いかどうかのポイントなんですよねー そういう意味では、マット・スカダー・シリーズは大好きだし、面白ですね、、、

    ニューヨーク市警時代に武装強盗を狙った銃弾のひとつが跳弾となり8歳の少女を即死させてしまったことをきっかけに警察を辞め、アルコールに依存するようになり、現在は過去の事件に苛まれながらアルコール中毒から抜け切れず無免許探偵として日銭を稼ぐ生活… 弱いところのある主人公の方が気持ちがシンクロできるんですよね。

    本作品はやや冗長な感じがして、中盤はやや集中力を欠きそうになりましたが… 自分の価値観・掟・信念を貫きながら、真犯人を追い詰めていくスカダーの姿勢に共感しつつ、最後まで読み切りました、、、

    次もマット・スカダー・シリーズを読んでみようと思います。

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    2022年04月29日
  • 最後の巡礼者 上

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    時系列が過去と現代を行ったり来たりで
    最初 ちょっと読みにくい
    けど そこをクリアすれば おもしろくなってくる
    まだまだ 謎だらけ 下巻へ

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    2022年04月02日
  • ダ・フォース 下

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    現在も深刻な麻薬問題を抱える米国の実態を凄まじい暴力の中に描いた一大叙事詩「犬の力」(2005)/「ザ・カルテル」(2015)/「ザ・ボーダー」(2019)。作家人生の集大成ともいうべき、この渾身の三部作によって、ウィンズロウは紛れもなく頂点に達した。アクチュアルでラディカル。麻薬に関わる者は全て死する運命にあるという暗鬱なる黙示録。現在進行形の鋭利な文体を駆使して生々しい諸悪を抉り出した現代ノワールの境地。どの作品もページを捲る手が白い粉と紅い血に染まっていくような錯覚に陥ったほどだ。現時点での最終作「ザ・ボーダー」に取り掛かる前に構想した本作は、馴染みの〝ウインズロウ節〟が炸裂する犯罪小説の延長線上にあるが、根幹に麻薬戦争を置いており、三部作を補完する作品といっていい。

    「ダ・フォース」では、米国/麻薬取締局(DEA)とメキシコ/カルテルは登場しない。フォーマットは悪徳警官物だ。舞台はニューヨーク。物語は、ここから一歩も離れることはない。それだけに分厚い。富裕/貧困という歴然とした格差社会保持の潤滑油としても機能/蔓延する麻薬。吹き荒れる暴力の嵐。ウィンズロウは、通り名や店名などの固有名詞を執拗に列挙してリアリティを高め、汚れた街に生きる者どもの生態を克明に描写する。

    主人公はNY市警マンハッタン・ノース特捜部(通称〝ダ・フォース〟)部長刑事デニス・マローン。叩き上げの刑事で、荒々しく狡猾。不条理な犯罪を憎みつつも、男を突き動かすのは、徹底して打算的なエゴイズムだ。そのために小さな綻びから破滅を招くこととなる。マローンは、冒頭で既に何もかも失った男として姿を現す。つまり長大な本篇は、男がいかにして転落の道を辿ったのかという記録なのである。

    この街を浄化したいというマローンの理想/清廉さは、ニューヨーク最下層の現実を前に脆くも崩れ去り、体内から腐り切る利己主義へと変転する。焦燥と居直り。私利私欲を貪り、掴んだ権力を過信した果てに堕ちてゆく泥沼。すべては偽善と虚構であった、とマローンが気付く時には、何もかもが手遅れになっている。

    本作で特に印象に残るのは、独善的な正義と悪を主人公と共有し、常に行動を共にする「マローン班」各々の関わり方だ。そこには仲間意識よりも、おれたちの縄張り/特権を守るためには不正/暴力を辞さないという閉鎖的で排他的な帰属意識がある。平然と大物麻薬ディーラーを殺し、莫大なカネに代わるヘロインを掠め取り、懐に捩り込む。共犯関係にあるマローン一味は、限界を超えた傲慢に起因する事件を機に崩壊し、強固であったはずの信頼/愛情から、不信/裏切りへと急転直下し、互いを憎悪する最悪の結果へと至る。己の命を捨ててでも〝友〟を守り抜くと誓った男たち。マローンは、それが幻想に過ぎなかったことを、追い詰められ、易々と国家権力に屈する己の甘さを前に痛感するのである。終盤で延々と続く羞恥心の吐露。アンチ・ヒーローの末路は憐れではあるが、敢えて読み手の共感を拒むが如く、作者は主人公を突き放し、正義と悪に境界など無いことを示唆して、物語を断ち切る。

    快楽に通じる歪んだ自愛こそが人生の麻薬である。ウインズロウの達観は、さらに深まっている。

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    2022年03月28日
  • 狩られる者たち

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    CL 2022.3.23-2022.3.26
    「時計仕掛けの歪んだ罠」の続編。二週間後から話は始まる。
    人間関係や事件の構成がわかりにくいのと、事件の凄惨さとで、ちょっと怯む。
    前作も今回もけっこう中途半端な終わり方というのも残念。次作を読むときまた再読しないときっと細部は忘れているぞ。

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    2022年03月26日
  • 森から来た少年

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    幼少期から厳しい状況にあった少女
    孤立する少女が繋がりを求めた行動が、事件を引き起こす。
    ただ一人で生きていた森から救い出された少年
    どこにも礎を持たず、深い繋がりを持てない生活
    いつか礎を築くことができるだろうか?

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    2022年02月20日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーの絵をテーマにしたアンソロジー。著者によって作風が全く異なるが、ミステリ多めの17篇。

    〝キャロラインの話〟、〝海辺の部屋〟、〝夜のオフィスで〟が好み。
    ボッシュシリーズのマイクル・コナリー、ジェフリー・ディーヴァーやスティーブン・キングの短篇を読めたのもミステリ好きとしては嬉しい。

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    2022年01月06日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーという一人の画家が残した17の作品に対して別々の作家が絵から着想を得た話を展開する。作家による作風というのが現れるのがなかなか面白い。映写技師ヒーローが話としては面白かった。

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    2021年12月22日