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作品一覧 2022/09/14更新 祖父の祈り 試し読み フォロー 父親たちにまつわる疑問 試し読み フォロー 沈黙のセールスマン〔新版〕 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> マイクル Z リューインの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 父親たちにまつわる疑問 マイクル Z リューイン / 武藤陽生 私立探偵アルバート・サムスンの事務所に訪れた男は、自らを“エイリアンと人とのハーフ”だと言い、自宅が空き巣に入られたから調査して欲しいと依頼した。エイリアンの父が残した手形を取り返したいとのことだが……連作短編集→ 自称エイリアンの息子である依頼人がいいやつで、アルバート・サムスンもいいやつで、で...続きを読むも事件の関係者はそうでもなくて。その、バランスがすごくいい、そんな探偵小説。サムスンの語り口調がいいんだよなぁ。好きな話は最終話の表題作。じんわり、ラストは目の前がぼやけた。→ 3話目も面白い。妻に痩せろと言われて、でもダイエットしたくない夫がサムスンに助けを求める話。なかなか怖い話やった。そういうことかー!ってなるよね。 このシリーズ、とりあえず一作目からゆっくり読んでいきたい。絶版なんで手に入れにくいのが難点。復刊を!できたら新訳版をくださいー!(笑 Posted by ブクログ 父親たちにまつわる疑問 マイクル Z リューイン / 武藤陽生 私立探偵アルバート・サムスンの事務所にやってきた奇妙な青年。話によると彼は「地球外生命体と人間のハーフ」で、最近部屋に空き巣に入られ、宇宙人の父から贈られた貴重な石を盗まれたのだという。その調査を頼まれたサムスンは渋々ながら引き受けるが――新米警察官として奮闘中の愛娘サムの力を時には借りつつ、ユニー...続きを読むクな事件の数々を探偵サムスンが解き明かす。 シリーズ第9作だが、前作と前々作は確か未読のはず。今回は、泣かせます。 Posted by ブクログ 父親たちにまつわる疑問 マイクル Z リューイン / 武藤陽生 〈アルバート・サムスン〉シリーズ最新作。今作は連作短編集。自分のことをエイリアンだと言う依頼人。この依頼人とサムスンのやりとりの面白さ。謎と調査、真相ととても読み応えがある。派手な物語ではないのに印象に残り、サムスンと依頼人、娘のサムとの関係性と本当に楽しい。長編も好きだけれど今回のような連作も味わ...続きを読むいがありまた読んでみたい。 Posted by ブクログ 祖父の祈り マイクル Z リューイン / 田口俊樹 ウイルスが流行り食べ物はフードバンクから提供され、治安は悪く、物もほとんどなく住むところも転々とするような世界。そんななかを生きる老人と娘と孫。まず冒頭の展開から驚かされる。荒廃した世界での暮らししか知らない孫を憂いたり、でも老人の生き方と家族を守ろうとする意志と優しさに心掴まれる。希望が限りなく少...続きを読むなくなっている世界でどう生きていくのか。ラストは希望なのか、違うのか。色んなことに思いを馳せる作品。 Posted by ブクログ 沈黙のセールスマン〔新版〕 マイクル Z リューイン / 石田善彦 自分の読むマイクル・Z・リューイン2作目。 前に読んだ『祖父の祈り』は正直少々期待外れだったのだが、今作は”アルバート・サムスン”シリーズの4作目にして代表作の新訳版とのことあって、中々に楽しめた。 もっと出くわしている気がするようで意外と少ない(探偵ものではあるがハードボイルドではなかったり、ハ...続きを読むードボイルドではあるが私立探偵でなかったり)チャンドラーの系譜を継ぐザ・海外私立探偵ハードボイルドもの。 仕事にあぶれ、先細り行く懐事情が心配になる中、調査料割引セールの広告を打って出たサムスンに舞い込んだのは「製薬会社にセールスマンとして勤めている弟が、半年前、勤務中に研究室で事故に遭い意識不明の状態での入院が続いている。面会を求めても断固拒否されるので何とか会えるようにして欲しい」というもの。 早速病院に赴き関係者達に話を聞くが、どうも裏がありそうなほどガードが固く、面会謝絶の理由もあやふやで納得のいかないもの。 そうこうしているうちに別れた妻のもとに居る娘のサムが、夏休みということで単身会いに来る。 仕方がないので助手として仕事を手伝ってもらうことに。 王道らしく最初は依頼人のため、むしろ報酬のためだった調査が、裏にはびこるものの存在を嗅ぎ取るや依頼人そっちのけ、自身の好奇心をエネルギーに利益も危険も顧みず、真相を求めてそこら中をひっくり返す。 その最中交わされるタフぶったもの言いや、厳しい追及に対する茶化したような返答が好き。 ちょっと自己中過ぎじゃあと感じるような強引で軽率な行動が多かったり、娘のサムが”障がいを持っている”という設定がその字面以上には何も影響を出しておらず謎だったり、ちょいちょい気になる部分はあったけど、銃は持たないという信条(最後はぶっぱなしちゃうけど。。。)はこの世界ではユニークで、概ね好感度良。 他の既刊本も新訳されていくのかな。 新訳でたら読んでみよう。 Posted by ブクログ マイクル Z リューインのレビューをもっと見る