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NY市警38,000人の頂点に立つ刑事の王。
悪徳にまみれた男に漲る血染めの正義とは!?
映画化決定!!(リドリー・スコット製作)
刮目のベストセラー
ダ・フォースの中にネズミ――裏切り者――がいる。
FBIが汚職警官を極秘裏に捜査するなか、1人の刑事が拳銃自殺を遂げた。
仲間内に衝撃と疑心暗鬼が広がる一方、街場ではラテン系、黒人ギャング、
マフィア新旧入り乱れる権力抗争が激化していた。
複雑に絡み合う悪に追いつめられていく刑事マローン。
やがて哀哭の街で男たちを待ち受ける血みどろの結末とは?
圧倒的熱量を放つ渾身の警察小説。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2019年01月02日
重厚が半端ない上巻に比べ下巻は、マローンの進退がきになってほぼ一気読み。
ニュヨークを愛し警官という仕事を愛し、一緒に働く仲間を家族を愛している、悪徳ヒーロー警官マローン。
綺麗事では済まさせない腐敗しきった現実を生き抜く汚職警官マローン。巷には正義など何処にも無く、誰もが権力や富を欲しがり、そして...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月05日
汚れた刑事の落ち着く先は、一つですね。
汚れきったとは言えども、どこかに刑事と言う意識はあるし、かといって、以前の様な汚れていない刑事でもなく見方も居ない。結果については、因果応報と言う言葉だけで語るのも、面白くない気がします。
いやぁ、それでも、汚れた警官って、西部劇の話かと思っていましたが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月18日
仲間を売ったネズミにまで堕ちたニューヨーク市警特捜部「ダ・フォース」のマローン刑事部長。ダーティなお巡りがどこまで堕ちていくのか、人は自分のためにどこまで他人を犠牲にできるのかが問われているかのようだ。
最初はマローンの意志だったかもしれない、それがいつの間にか自分では制御できなくなるまで深刻にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月14日
人種差別による暴動が小説の中で起こり、現実にアメリカで暴動が発生し、ちょっとこのシンクロ感は不思議な感じがした。
報道されている内容に捕捉するようにこの小説の内容が思い浮かぶ。
警察にも殉職者は多くいて、白人以外の人種もいて、街にはドラッグと銃があふれ。
この物語からは、緊迫した世界でギリギリの精...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月18日
なんとか現状から抜け出そうと、もがき続けるマローンに、更なる圧力をかける連邦検事とFBI。
本来なら保護されなければならないマローンの供述調書が、何者かによってギャングに流され、四方八方から追い詰められる。
上巻から続く緊張感に読んでいて脳が酸欠になりそう。
行きつく先は見えているのだから、いっそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月18日
作者は警察関係者に綿密に取材しているようなので、本書の内容は相当程度現実を反映していると思われるが、正義というか治安維持を実現するために悪徳に手を染めなければならないというのが現実だとすれば、かなり絶望的状況ということになるが、多分にウィンズロウ的世界ということなのか。
とはいえ人は絶望的な現実か...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月28日
現在も深刻な麻薬問題を抱える米国の実態を凄まじい暴力の中に描いた一大叙事詩「犬の力」(2005)/「ザ・カルテル」(2015)/「ザ・ボーダー」(2019)。作家人生の集大成ともいうべき、この渾身の三部作によって、ウィンズロウは紛れもなく頂点に達した。アクチュアルでラディカル。麻薬に関わる者は全て死...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月13日
ダーティーな刑事が、裏切者の枠の中でもがき踏み止まろうとするストーリー。ミステリ要素はほとんどない。彼らは汚職で手にした金で贅沢するのではなく、子供たちをいい大学に通わせるための資金にしようとするなど、あくまで目的は現実的。少し前に見た海外ドラマ『シェイズ・オブ・ブルー』を連想してしまう。下巻に入っ...続きを読む
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