トルストイのレビュー一覧

  • イワン・イリッチの死

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    黒澤明監督『生きる』にインスピレーションを与えた作品で、なるほどあの映画のエッセンスを感じます。
    不治の病に侵され死の恐怖と苦痛に悶え苦しんだ男が、死の直前に見た「光」とは。
    誰もが直面する死を体験するようなリアリティがあった。

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    2024年07月27日
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

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    昨年夏にみた映画「生きる」カズオ・イシグロ版がとても良くて気に入る→お正月にそのオリジナルである、黒澤明の「生きる」を見る。なんかすごい話だな、志村喬の目の演技すごいな…。これの元になった小説があるんだ、しかもトルストイなのか→この本に辿り着く。

    こんな流れで読み始めた。
    トルストイは実ははじめて読んだ。
    戦争と平和、アンナ・カレーニナ。
    ドストエフスキーと並ぶ長大重厚露文作家である。
    私は長大も重厚も得意ではなく、読めた露文は、ツルゲーネフ(でももう忘れた)、チェーホフ(同じく)、プーシキン(面白かった)くらい。

    本書はトルストイの後期の中編が二本という構成。

    ◯イワン・イリイチの死

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    2024年02月12日
  • 戦争と平和 (一)

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     題名は、よく聞くけれど、どんな話なのか全く知らなかった。ピエールが主人公なんだろうと思いながら、登場人物が多すぎてよく分からず、本の最初にある系図を見ながら読み進めた。

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    2024年02月04日
  • 人生論

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    大人ならこういのもちゃんと読んどかなきゃなと思い、チャレンジしましたが、やはり撃沈しました。しかし、思ったよりそこまで難解ではなかったです。

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    2023年06月15日
  • 戦争と平和3

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    文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

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    2023年06月14日
  • 戦争と平和4

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    文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

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    2023年06月14日
  • 戦争と平和5

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    文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

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    2023年06月14日
  • 戦争と平和6

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    文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

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    2023年06月14日
  • 戦争と平和 (四)

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    ネタバレ

    ナターシャの件でアナトールを憎んでいたアンドレイが、負傷して脚を切り落とされているアナトールを見て敵への愛を自覚するところがキリスト教っぽいなと思った。敵を含め全てのものへの愛が生への喜び。アンドレイはナターシャに裏切られたり故郷を失ったり散々なのに、生きていたいという生への愛が強いところがすごい。

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    2023年05月24日
  • イワン・イリッチの死

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    今も昔も変わらない。富、幸せ、人生の転落。死にたくない!との思いから最後の光の差す方へ行く境地までの道のりの長いこと!
    人間は何のために生きて死ぬのか?

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    2023年05月16日
  • 戦争と平和 (二)

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    1巻と同じく相変わらず戦史ものとして読むとしたら物足りない。前半はアウステルリッツ戦なのだが、全く戦いの進展も両軍の作戦も分からないうちにどちらが勝ったかもよく分からず終わってしまう。
    しかしながら、1巻よりロシア文学(トルストイ?)特有のどろどろとした人間の内面を描くという部分は面白くなってきている。人間の多面性を描くという点では、俊逸だと思う。所詮人間一人が知りえることは自分の周りのことだけであり、周りのことを意図的に作られてしまうと真実は分からないという当たり前のことが上手く描かれている。ロシア人のしたたかさ、当時の皇帝に対するロシア人の憧憬が良く分かる。

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    2023年05月06日
  • 戦争と平和 (六)

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    ナポレオンとの戦争の前後の、ロシア貴族の家族のお話。
    トルストイ自身も貴族だったんだとか。
    戦争の話あり、恋愛の話あり、の大河ドラマだったな。

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    2023年01月04日
  • 戦争と平和(四)

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    最終巻である
    後半から最後にかけてトルストイの独白の分量がさらに増え、
    ああ、トルストイはこれほどの思いを伝えるために血肉を削いでこの小説を描いたのだ!
    受け止めきれないほどの重厚な内容を紐解くのだが…

    注)ネタバレあります


    ■ヘズーホフ家
    大資産家メガネ太っちょのピエールの家

    フランス兵の捕虜となったピエール
    目の前でロシア人捕虜がフランス兵に処刑されるのを目の当たりにし、常に死の恐怖と向かい合わせの状況を経験
    しかし究極の貴い精神と素朴な心を持つ大した地位のない元百姓カラターエフと出会い、心が洗われる
    ピエールはこの劣悪な状況下とカラターエフとの出会いにより「苦悩の限界と自

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    2022年12月14日
  • 戦争と平和(三)

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    3巻は今までとは違い随所にトルストイの肉声をハッキリ感じる場面が多い
    物語を登場人物たちに任せておけず、どうにも我慢できず本人が思わず登場しちゃったの⁉︎…という感じから始まり、もう我慢できない!とばかり彼の強い思いがあふれ出る
    ナポレオンの登場回数もかなり増え、いよいよ大詰めの「ボロジノの戦い」が始まる
    非常にリアルな戦場描写と百姓から商人から貴族から兵士から官僚からあらゆる立場の人たちが描かれており、彼らの心情の変化などが読み手を巻き込んでいく


    ■ヘズーホフ家
    大資産家メガネ太っちょのピエールの家

    私生活では相変わらずの放蕩男ピエール
    妻のエレンのイカれぶりもエスカレート(同時

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    2022年11月21日
  • 戦争と平和(一)

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    ナポレオンのロシア侵攻によって引き起こされた世界史の大きな流れと、
    ロシア貴族の家庭(主に三家若しくは四家)の出来事を2つの軸とした壮大な物語

    こちらは以前読んだ「20の古典で読み解く世界史」で
    トルストイ曰く「歴史を動かすのは英雄でもなく傑物でもなく名もなき民衆それぞれの生活なのだ」というこの一文に心惹かれ
    これは死ぬまでに絶対読まなくては!と意気込んだのだ
    が…
    予想はしていたものの、読み始めは辛くちっとも進まない…
    相変わらずの長ったらしい「ロシア名+〇〇侯爵、〇〇子爵、〇〇伯爵夫人…」
    そんな彼らのサロンで繰り広げられる噂話もりだくさんの会話(はぁ…)
    ブツブツ文句言いながら頑張っ

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    2022年10月05日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

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    肉欲への軽蔑の意味が込められているのかもしれないが、殊更に描かれているのは、それへの憧憬も入り混じっているとも思う。

    クロイツェルソナタが悲劇を加速させるファンファーレのように作品を生々しく躍動させる。




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    2022年09月12日
  • 戦争と平和6

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    長かった・・。でも、6巻読みきれた。噂通り登場人物が多くて認知症気味の身には苦労させられたが、各巻末にある読書ガイドのお陰で各巻を復習しつつ読み進めることが出来た。感謝。しかし、エピローグの第2編はだらだらとした理屈が繰り返され正直読むのが苦痛だった。

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    2022年06月22日
  • イワン・イリッチの死

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    こんな時だからロシア人の作家の本を。
    100ページ程度なので読むのに時間はかからないが、それだけにうっかりするとスルスルと読んで引っ掛かりを逃してしまいそうになる。おそらくアンナカレーニナ、戦争と平和など他の作品の流れの中で読み込むことが必要な作品なのだろう。

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    2022年03月06日
  • 人生論

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    何のために生きるのでしょうか? それは幸せになることです。 どうすれば幸せになるのでしょうか? 感情に流されないことです。 どうすれば感情に流されないのでしょうか。 理性を保つことです。 どうすれば理性を保てるのでしょうか。 愛を感じることです。 どうすれば愛を感じられるでしょうか? 多くの人に愛を与えることです。 どうすれば愛を与えられるでしょうか? 自分を犠牲にするのを怖れないことです。

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    2025年12月21日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    描写が凄まじく上手い。これが文豪という感じだが、説教臭い雰囲気もある。啓蒙に重きに置きすぎてしまったことで完成度を下げている気がする。

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    2022年01月23日