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Posted by ブクログ 2022年12月12日
「戦争と平和」を読み、「戦争」と「平和」と「人間」の関係性について考えずにはいられなかった。
平和の中で育った人間が戦争を生み出すのではない。反対に、戦争を生き抜いた人間が平和を築き上げるのでもない。
「戦争」と「平和」が混在するこの世界においては、いかなる人間も双方に影響を及ぼすことはないのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月18日
難しくて全4巻読み切るのに日数はかかったけど、内容の濃い、面白い作品だった。読んで良かった、この時期(混沌としたコロナ禍の時代、かつ個人的にも悩み多い時期)に読めたことにも意味があるかと。
第4巻について言えば、『エピローグ』は良くも悪くも意表を突く展開だったな、と。特に最後の方は難しすぎて読むの...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月23日
戦争をバックに恋愛物語と簡単にとらえるにはトルストイの歴史観、哲学観がぎっちりとあってその重圧に圧倒されてしまった。
恋愛の方はナターシャとマリヤがしあわせになってちょっと拍子抜けだけれども、めでたしめでたし。若いころ読んだらきっと感激していい気持ちになったと思う。
その若者達のはつらつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月30日
コロナで混乱する現実社会からの逃避?的に読み始めて、
頭の中でパラレルワールドのように展開。
あらためて感じる人間観の鋭さ。
上が命じたとおりに人は動きはしない。
民衆の動く方向に、司令官が合わせていく。
欠点のない人間もいないし、
欠点だけの人間もない。
若いうちに読んで起きたい気もするけど
...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月24日
ロシア帝国の華やかな社交界における様々な人間模様、人間関係、ひとりひとりの感情の微細な変化をこと細かく描かれているトルストイのその文才には感嘆した。
なによりも、国家とはまさしく幻想の共同体にすぎないことを思い知らされた。一個体としての人間の集合体で支えられている組織は、時としては皇帝の一声でダイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月09日
長い、とにかく長い。
別に登場人物のかけあいや心理描写は長くてくどくて結構なのですが
エピローグの二部の所が死ぬほど長く感じました。っていうかくどい・・・
回りくどい説明口調で更に読みにくい。トルストイ自身の考えを述べているのでしょうけど、殆ど頭に入りませんでした。
要約すると10ページくらいでまと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月22日
「戦争と平和」を読み終え、なぜこれだけの字数をトルストイは必要としたのか分かるような気がした。歴史を作るのは人であり、人の暮らし、会話や感情の表出こそ重要だと。他の歴史小説を読んでいても、多くの場合、書かれている人物の心の内、心の襞に入って語られることは少ない。ボロジノの会戦やモスクワ炎上を主にナポ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月05日
もしも、自分が出版社の編集者で、レフ・トルストイさんが、「戦争と平和」を持ち込んできたら。
読んだ上できっと、ひとつだけダメだしをすると思うんです。
「大変面白いんですが、全体に時折、あなたの歴史観、歴史考察の部分がありますね。特に、第四巻に多いです。この部分は、思い切って全部カットしましょう。...続きを読む
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