戦争と平和(三)

戦争と平和(三)

1,034円 (税込)

5pt

1812年、ナポレオン軍のモスクワ侵入を描く全編中のクライマックス。国土は焼かれ生活は破壊されるが、ボロジノの会戦に示されたロシア民族のたくましい潜在力が無敵のフランス軍を打ち破る。軍の意志を無視して自分の意志に従わせたナポレオンに対比させ、民衆の意志を心の耳で聞きそれに従って勝利を得たクトゥーゾフ将軍の姿に、トルストイの理想的人間像が写し出される。

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戦争と平和 のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 戦争と平和(一)
    979円 (税込)
    19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳いあげた一大叙事詩。1805年アウステルリッツの会戦でフランス軍に打ち破られ、もどってきた平和な暮しのなかにも、きたるべき危機の予感がただようロシア社交界の雰囲気を描きだすところから物語の幕があがる。
  • 戦争と平和(二)
    1,034円 (税込)
    ロストフ伯爵家とボルコンスキイ公爵家の人びとの交際。また、旺盛な実行力に富むアンドレイと、繊細な感受性で自己の内面に没頭し人生の永遠の真理を探究するピエール。二人の若い貴族に仮託してトルストイの深淵な人間観が吐露され、彼らの生活を通してロシアの実態があざやかに写し出される。本巻は、全編の中でもっとも詩的な部分であり、多くの美しい印象的場面が展開される。
  • 戦争と平和(三)
    1,034円 (税込)
    1812年、ナポレオン軍のモスクワ侵入を描く全編中のクライマックス。国土は焼かれ生活は破壊されるが、ボロジノの会戦に示されたロシア民族のたくましい潜在力が無敵のフランス軍を打ち破る。軍の意志を無視して自分の意志に従わせたナポレオンに対比させ、民衆の意志を心の耳で聞きそれに従って勝利を得たクトゥーゾフ将軍の姿に、トルストイの理想的人間像が写し出される。
  • 戦争と平和(四)
    979円 (税込)
    ナポレオンの大軍は、ロシアの大地を潰走してゆく。全編を通してトルストイは、歴史を作るものは一人の英雄ではなく、幾百万の民衆の生活にほかならないという歴史観を明らかにしてゆく。また、アレクサンドル一世から一従卒まで、全登場人物559人のすべてを、個性ゆたかに生き生きと描き出すことによって構成される本書は、世界文学の最高峰とよぶにふさわしいであろう。

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戦争と平和(三) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月07日

    一気に書き方が変わったと言うか小説から歴史になった。
    作者の意見もたくさん入るというか、史実と見解と小説が交互にやってくる。お陰で読み進められるのだけど、あまりにロシアの地名も歴史もナポレオンのことも知らなすぎて興味が出てきて、途中Wikiで調べたり地図で場所を確認したりして読む。
    全巻読み終わった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月17日

    戦争も大詰め。名将が知略を尽くす戦争ではなく、
    個人間の殴り合いの延長にえるような、
    決して格好よくない戦争が描かれる。

    伏兵のために、兵を伏せる場所、
    事前準備の段階では確かにマヌケな
    場所に見えるかも。

    トルストイの歴史認識や、人物描写が
    冴え渡る1冊。

    0
    購入済み

    どの頁を開いても楽しめる

    2019年10月27日

     全巻を紙の本、解体してタブレットに入れたり、ブックライブから購入したりした。また、過去にテレビで放送された、「戦争と平和」の番組を録画したりした。
    どの頁を開いても、人物がまず生き生きと描写されていて、まるで映画を見ているようにも感じられる。
     長編なので、、また、人物の名前を覚えるのが大変だ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月01日

    何不自由無く遊んで暮らす大富豪の青年がいて。優しく純粋な大富豪は、パーティ三昧な無為の中で人生に悩んでいます。

    大富豪の心の友、大親友の青年は、親の代からの誇り高き軍人、高潔で有能な高級士官。ナポレオンと祖国との戦争に巻き込まれながら、天真爛漫な美少女と運命の恋に落ち、婚約。

    美少女の兄も軍人。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月26日

    トルストイによる戦争論から始まる第三巻。
    三巻は戦争とそれに伴う政治思考が多いです。

    ロシア人名についてのメモ。
    ❖名前に男性形と女性形がある。
    ⇒名字の場合、(ボルコンスキィ家の場合)父と兄「ボルコンスキィ」、妹と妻「ボルコンスカヤ」
    名前の場合、男性「アレキサンダー」、女性「アレキサンドラ」。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    切れ目なく続く展開と交差の連続。
    瀕死のアンドレイと、一度は彼を裏切ったナターシャの再開があまりに美しく、震えた。
    導かれるまま、いやらしくもない、劇的な場面の応酬で、☆五つ。

    指導者がすべての手綱を握っているかのように思われがちだが、そうではない、抗いがたい何かによって時代が動いていく。
    指導者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月11日

    ナポレオンのロシア遠征、ボロジノの会戦からフランス軍のモスクワ入城までが第3巻の主要な舞台だ。ボロジノの戦いを第三者的な目で見るピエール、彼の心の中にはナターシャがいるが、その行動は因循だ。一方、ナターシャの放埒な行動に傷ついたアンドレイは軍隊に戻りクトゥーゾフと共に戦いに臨む。瀕死の重傷を負ったア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月05日

    3巻はそのほとんどを戦争シーンが占めており、登場人物がそれぞれに生き生きと動き詩的な美しさを感じる2巻に比べると、やや退屈に感じてしまった(それでもすごいんだけど!)。

    トルストイは「戦争」の中で何度も何度も、「歴史とは一人の人物や一つの原因が作るのではない」と強調する。これがあったからこうなった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月18日

    全編中のクライマックスにあたる部分である。ロシア軍とフランス軍の戦闘が激化する。モスクワはフランス軍に占拠され、ペテルブルグの官邸は混乱したままだが、名将クトゥーゾフは民衆と国のために物事が然るべき方向へ流れてゆくのを待つ。敵軍は消沈し、疲れ果て、兵力を失くし、ロシアを去る。文豪トルストイの大作。

    0

    Posted by ブクログ 2010年07月13日

    1812年、ナポレオン軍のモスクワ侵入を描く全編中のクライマックス。国土は焼かれ生活は破壊されるが、ボロジノの会戦に示されたロシア民族のたくましい潜在力が無敵のフランス軍を打ち破る──。

    この巻ではまさに戦場でのリアルな情景が描かれていて、読んでいて胸が苦しくなる場面も多かった。
    最後の方での、ア...続きを読む

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