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Posted by ブクログ 2022年11月01日
第3部と第4部を収録。農業経営の理想に燃えるリョーヴィンと、妻の不貞行為に苦悩するカレーニンを描く。
第3部はほぼリョーヴィン編。農業の労働の描写は新鮮。いっぽうかなりのページ数が割かれる経営の話は1861年の農奴解放という背景からくる難しい状況があり、巻末の読書ガイドに頼らないとわかりづらい。し...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月21日
1巻に引き続き、引き込まれる展開であった。登場人物の考え方や気持ちの変化の模様を絶妙に表現している。また、貴族や官僚、農民などロシアの生活様式が興味深い。どの階級でも、夕食後にいろいろな活動をしていることは新たな発見であった。面白い。
「牛馬に引かせるプルークのほうが人の手でやる鋤よりもよく耕せるし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月19日
はじめはこのページの多さに辟易しちゃう。
でもいったん読み始めてしまうと
そのコメントはどこへやら、になっちゃう不思議さ。
扱っている世界が社交界という
貴族の世界なのもやはり惹かれる理由かな。
普通では体感できない世界というのが。
私はメインのアンナよりも
不器用で、時に意見を言うときにも
何...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月23日
髭を蓄えた世捨て人のようなトルストイがここまで繊細で機微ある愛を描けることに感嘆。特に13章のキティとリョーヴィンとの愛が通じ合う瞬間は、これまでのリョーヴィンの葛藤や苦悩や自尊心を深く描いただけに、何とも言えない感動を覚える。一方で寛容が破滅を呼び崩壊が自由をもたらすアンナとカレーニンのさまは面子...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月04日
この巻ではリョーヴィンが百姓と草刈りをする場面が1番好き。疲れと清々しさがよくわかる。
この巻の前半ではリョーヴィンの農業に対する考えや場面が展開され、その後はアンナの問題。
巻末のガイドでは、リョーヴィンの農業の話は退屈に思う人が多いようだと書かれていたけれど、私は退屈に思えなかった。
結婚...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月09日
アンナの物語とリョービンの物語が好対照。
アンナの物語よりもリョービンの物語のが好きだけど、農業については良くわからない……。
「読書ガイド」を読み飛ばしてしまっているのが原因だとは分かっているけど、読み始めた勢いを削ぎたくないんだよなー……。
カレーニンのように自分の感情を素直に表せない人もい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月08日
本作に主人公は二人存在しているのだと気付く。一人は煌びやかな社交界に身を置き高名な夫を持ちながらも、ヴロンスキーとの情愛によって身を落としていくアンナ。もう一人は地方地主ながら都会の公爵とも繋がりを持ち、そこの娘キティに恋焦がれながら農場経営の改革に頭を巡らすリョーヴィン。この二人が直接出会う事はな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
アンナ編とリョーヴィン編に好みが分かれそうな二冊目。
リョーヴィンの議論大会ぶりは確かに途中飽きかけたけど。
学校教育の是非がさんざん議論されていた当時、日本では寺子屋が当たり前のようにあったわけで、日本って立派な国だわとつくづく思いました。
ただキティの出番が少なくて物足りなかった。
彼女の心...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月28日
後書きに書かれていた通り、リョービンの農場経営の話がつまらなすぎてそこで一ヶ月くらい停滞してしまった。苦笑 アンナをめぐる修羅場はすごく楽しいんだけどね。
あ、でもリョービンはキティと愛を取り戻せてよかったね…頭文字で会話するのはちょっと笑ってしまったけど。キティにリョービンが自分の記録を見せる...続きを読む
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