戦争と平和 (四)

戦争と平和 (四)

1,320円 (税込)

6pt

3.6

不吉な彗星の到来。軍務に戻ったアンドレイは父と妹に敵の接近を知らせるが、退避目前で老公爵は死去、マリアは領地農民の反抗に遭う。戦争の本質を探ろうとピエールはボロジノへ発つ。今や貴族も農民もなく全ロシアの危機が始まろうとしていた。新訳(全6冊)

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戦争と平和 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 戦争と平和 (一)
    1,364円 (税込)
    1805年夏、ペテルブルグ。英雄か恐怖の征服者か、ナポレオンの影迫るロシア上流社会の夜会に現れた外国帰りのピエール。モスクワでは伯爵家の少女ナターシャが平和を満喫。だが青年の親友や少女の兄等は戦争への序走に就いていた。愛・嫉妬・野心・虚栄・生死――破格のスケールと人間の洞察。世界文学不朽の名作! 新訳。
  • 戦争と平和 (二)
    1,320円 (税込)
    ロシアはナポレオンとの決戦に突入。アウステルリッツ戦で生死不明だったアンドレイが帰還した夜、妻は男児を出産し死亡する。遺産相続したピエールははめられて結婚、妻の不倫から決闘する。 一方ロストフ家の若者たちは恋する年頃。 それぞれの人生が続く中、歴史はロシアをティルジット条約の屈辱へと導いていく。(全6冊)
  • 戦争と平和 (三)
    1,254円 (税込)
    妻の死後、 田舎に隠棲する傷心のアンドレイを甦らせたのはナターシャだった。 だが若さゆえの過ちから少女は誘惑者の手に。 苦境を救おうと奔走するピエールが冬空に見たのは、ナポレオンとの再対決を予感させる、巨大な1812年の彗星だった…… 新訳(全6冊)
  • 戦争と平和 (四)
    1,320円 (税込)
    不吉な彗星の到来。軍務に戻ったアンドレイは父と妹に敵の接近を知らせるが、退避目前で老公爵は死去、マリアは領地農民の反抗に遭う。戦争の本質を探ろうとピエールはボロジノへ発つ。今や貴族も農民もなく全ロシアの危機が始まろうとしていた。新訳(全6冊)
  • 戦争と平和 (五)
    1,320円 (税込)
    敵軍、モスクワ侵攻! 退去勧告のビラが撒かれる。引揚げるナターシャは重傷のアンドレイと再会し、ゆるしを乞い、死の日まで付添う。一方、ナポレオン暗殺を誓い大火の首都をさまようピエールは、放火の嫌疑でフランス軍の捕虜となり農民プラトンと出会う。その邂逅にロシア的生命の光を垣間見るのだが… 新訳(全六冊)
  • 戦争と平和 (六)
    1,320円 (税込)
    1812年冬の戦争とは何か。追撃するパルチザン、敗走するナポレオン。解放軍突入の朝、紅顔の少年兵が一発の銃弾に斃れた。ペーチャの姿がフランス軍捕虜ピエールの目に焼きつく。耳には老兵プラトンへの止めの銃声と犬の唸り声が──死者の河を渡り、いま還るべき平和とは何か? 巨大な問いを後世に残して、全六巻完結! 新訳。

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戦争と平和 (四) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この巻は前半はマリアの父ボルコンスキー公爵の死 後半はナポレオンのロシアでの初めての敗北のボロジノ戦が描かれています。読んでいてじわじわ来たのは、私のように戦争経験のない人間にはわからない、軍事進攻の残酷さです。特に前半のアンドレイの故郷の荒廃ぶり、彼らが土地を転々としている事実、むろん彼らは裕福な

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    いよいよ、ロシアがナポレオンとの戦争に突入する。

    作者の歴史感を書き留めておきたい。
    ・人間の中には2面の生がある、その利害が抽象的であればあるほど自由が多くなる個人的な生と人間が予め定められた法則を必然的に果たしている不可抗力な群衆的な生である。
    ・人間は意識的には自分のために生きている。しかし

    0
    2020年09月09日

    Posted by ブクログ

    “大佐はバラショフの任務を国王陛下にうやうやしく伝えたが、バラショフという名が発音できなかった。
    「バル・マシェーヴ卿!」王は(大佐が直面した難関を、持ち前の思い切りのよさで克服して)言った。” (49page)

    括弧のなかのちょいちょいした描写がいちいち楽しい。おもしろい文体ではまるなあ。

    0
    2017年07月28日

    Posted by ブクログ

    後半のフランス、ロシアの戦い、一気に読んだ。
    戦争でのみんなの心理はこうかもしれないなって思った。状況はコロコロ変わって、指示も追いつかないし、みんなその場で勝手に決めて…

    それにしても、ピエール危ないし、邪魔だと思うんだけど。

    0
    2016年12月07日

    Posted by ブクログ

    1〜3巻と比べ、難しいと感じた。
    ロシア帝国の地理に暗いからだろう。
    (簡単な地図が載ってるのだが、それでも理解が追い付かない。)

    世界史の教科書などでは、ナポレオン軍は寒さにやられて敗北と載ってるが、
    この本ではフランス軍の死傷者が多くなり、それによってナポレオン並びにフランス軍の士気が低下し敗

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    第三部第二篇まで。
    ナポレオンのロシア侵入
    ニコライとマリアの運命的出会い
    ポロジノの戦い
    ピエールの戦争見物
    アンドレイの負傷

    0
    2020年07月16日

    Posted by ブクログ

    岩波文庫版戦争と平和の第4巻です。1812年フランス 軍はロシア領内に進軍し同年9月(作中ロシアの暦で8月)モスクワの100 キロ西方にあるボロジノ平野 で激突した。ナポレオンのロシア侵攻で老将クトゥーゾフが指揮系統がバラバラのロシア軍全権を掌握し、貴族平民限らずロシア防衛のための国民戦争の様相を強

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    4巻は戦争の記述が多く読むのに苦労した。ただ、ここがクライマックスなんだろうなと思う。
    前線の任務につき、自ら負傷したり捕虜になったアンドレイと、それまで戦争とはまるで無縁だったのに、ひょっこり参戦してしまったピエールとの温度差が著しい。
    最後のアンドレイとナポレオン、それぞれの心情から戦争の不合理

    0
    2017年02月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ナターシャの件でアナトールを憎んでいたアンドレイが、負傷して脚を切り落とされているアナトールを見て敵への愛を自覚するところがキリスト教っぽいなと思った。敵を含め全てのものへの愛が生への喜び。アンドレイはナターシャに裏切られたり故郷を失ったり散々なのに、生きていたいという生への愛が強いところがすごい。

    0
    2023年05月24日

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