トルストイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレロシアの文豪・トルストイの初期の作品。
無気力な生活を送っていた青年貴族・オレーニンが軍隊に志願し、中央アジアのコーカサス(カフカス)へ赴任。
雄大な自然に抱かれ、コサックの生活に溶け込み、村の娘に恋をする。
コサックの生活様式、文化、狩猟と酒、チェチェン人との関係などが描かれています。
遊牧民の描写では、やはり東洋的な要素が垣間見えます。
巻末には訳者による解説があり、ロシアにとってのコーカサスの位置づけ、ロシア文学の題材としての役割、こんにちも残るチェチェン問題、またトルストイの略歴と文学の過程も述べられています。
トルストイ自身の若き日の経験も盛り込まれているそうですが、のちの『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』とは趣きの違う作品だそうです。
ニン、トン♪ -
Posted by ブクログ
ロストフ伯爵家とボルコンスキイ公爵家の人々の交際。旺盛な実行力に富むアンドレイと、繊細な感受性で自己の内面に没頭し人生の永遠の真理を探究するピエール。二人の若い貴族に仮託してトルストイの深遠な人間観が吐露され、彼らの生活を通してロシア社会の実態が鮮やかに映し出される。
この巻ではそれぞれの人物の恋愛模様が数多く織りなされていて、読んでいる方もドキドキしたり、ハラハラしたりさせられた。
当時と現代の男女間の距離感の違いがたくさん見られ、当時の生活を少し垣間見ることができて、読みやすい巻だった。
個人的には、ナターシャが不憫すぎて、最後は幸せになってほしいなと思わずにはいられなかった。