戦争と平和3

戦争と平和3

1,155円 (税込)

5pt

4.6

妻の死後、田舎の領地に鬱屈して籠るアンドレイを蘇らせたナターシャとの出会い、そして婚約。条件付きで父親の承諾を得て保養の旅に出たアンドレイに対し、結婚までの1年の猶予を待ちきれないナターシャは若さゆえ、ピエールの義兄アナトールの誘惑に心を動かされるのだった。一方、フリーメイソンとして自己実現を目指すピエールは……。運命の歯車が大きく動き出す。

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戦争と平和 のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 戦争と平和1
    1,122円 (税込)
    始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生きる農民にいたるまで、国難に立ち向かうロシアの人びとの姿を描いたトルストイの代表作。全6巻。
  • 戦争と平和2
    1,144円 (税込)
    アウステルリッツの戦いで負傷し、奇跡的に帰還したアンドレイが領地に戻った当夜、妻のリーザは男子を出産するのだが……。一方のピエールは妻エレーヌの不倫相手ドーロホフに決闘を申し込む。そしてニコライは、そのドーロホフからカードゲームで巨額の借金を負ってしまうのだった……。
  • 戦争と平和3
    1,155円 (税込)
    妻の死後、田舎の領地に鬱屈して籠るアンドレイを蘇らせたナターシャとの出会い、そして婚約。条件付きで父親の承諾を得て保養の旅に出たアンドレイに対し、結婚までの1年の猶予を待ちきれないナターシャは若さゆえ、ピエールの義兄アナトールの誘惑に心を動かされるのだった。一方、フリーメイソンとして自己実現を目指すピエールは……。運命の歯車が大きく動き出す。
  • 戦争と平和4
    1,166円 (税込)
    ナターシャと破局後、軍務に復帰し前線に戻ったアンドレイは、途中、父の領地への敵の接近を報せるが、退避目前で父は死去し、妹マリアは領地農民の反抗にあう。一方ピエールは戦争とは何かを探ろうと戦地へ向かい、砲弾戦にあう。モスクワに迫るナポレオンと祖国の最大の危難に立ち向かう人々を描く一大戦争絵巻。
  • 戦争と平和5
    1,166円 (税込)
    モスクワに入ったフランス軍はたちまち暴徒と化し、放火か失火か、市内の大半が大火で焼かれてしまう。使命感からナポレオン暗殺を試みるピエールだが、捕虜として囚われてしまう。退去途中で偶然、重傷のアンドレイを見つけ、懸命の看護で救おうとするナターシャ。そしてモスクワを占領したはずのナポレオンだったが、そこは“もぬけの殻”で……。
  • 戦争と平和6
    1,166円 (税込)
    モスクワからおびき出したナポレオン軍を迎え撃つパルチザン戦で、勇み突撃するペーチャ。そして敗走を重ねたフランス軍は、ついにロシアの地から一掃される。捕虜から解放されたピエールとナターシャの、再会したニコライとマリヤの、そして祖国ロシアの行く末は…。「試練の時を生き延びた主人公の内には、死んでいった複数の者たちの精神世界がそのまま息づいていて、彼とともに変わりゆく世界をみているかのようです」(訳者)

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戦争と平和3 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月18日

    3巻は戦時ではなく、それぞれの理由からモスクワに集まった主人公たち(20代前後の貴族の子息令嬢)の人間関係と人生の岐路、とりわけ誰を結婚相手とするかという問題について描かれる。

    登場人物はおおよそ以下の通り。

    ─アンドレイ・ボルコンスキー
    幼い息子を遺して妻に先立たれ隠居を志すが、ナターシャに出...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    第2部第3~5編を収録。舞台は戦場から貴族社会へと移り、青年たちの恋愛と結婚についての騒動が描かれる。

    人生の新たな局面に取り組むアンドレイとピエールだったが、虚飾に満ちた社会にぶち当たり、それぞれに行き詰まっていく。直接からむ場面は少ないものの、この二人の友情は強いものに育っており、アンドレイが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月25日

    結ばれた恋人たちを待つ、思いがけない試練。
    幻滅から再び立ち上がる若者たち。
    戦争はまだ、終わっていない。

    いくつもの「その後」と「予感」が休みなく紡ぎ合わされ、人々の運命はどこまでも遠くへ運ばれてゆく......ようやく後半へ。

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    Posted by ブクログ 2021年11月13日

    華やかな上流社交会で繰り広げられる、人々の付き合いの中での人間関係や登場人物の気持ちの変化が面白く、絶妙な物語展開に引き込まれた。

    「自分にはかかわりのない事柄については、冷静なる観察者であるべきなのだ」p68
    「私は自分がこの相手より上だと意識しているので、そのせいで相手よりはるかに劣った振る舞...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    本巻には戦争の場面は登場せず、もっぱら貴族生活と恋愛模様があらわされている。物語は半分を終えたところであるが、いやはや、やはり、面白すぎる。今まで未読だったのが悔やまれるが、この期に及んで未読であって良かったを思う。他の訳でも読めるが、本訳者のもので思うので、これからのお楽しみは来年までお預けとし、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月19日

    第三巻では戦争は小休止し、もっぱらモスクワおよびペテルブルグを舞台にした人間関係の描写に重きが置かれている。主役はやはりナターシャだろう。行動自体は俗っぽいといえば俗っぽいのだが、やはりいつの時代でも人の心は移ろいやすいもの、ということなのだろうか。加えてますますフリーメイソンにのめり込んでいくピエ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    文学と歴史の板挟みにあった人間がどう手探りしたか,を知る上では参考になる作品だと思う。当時のロシアの貴族社会,フランスとの距離感,ナポレオン戦争の詳細など。

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