新津きよみのレビュー一覧
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長編ホラー・サスペンス。
梗概を書くと、14年ぶりに同窓会に出席した主人公は、そこに集まった友達と懐かしい話や近況報告に花を咲かせる。その中で、「鈴木友子さんとあなた、とても仲良かったわね」という話題になる。しかし、みんなが覚えている「鈴木友子」という女を全く思い出すことができない・・・。自分は健忘症ではないかと不安を募らせる主人公。「鈴木友子」を軸に、主人公とその周りの人々の様々な記憶が複雑に絡み合い、事件は意外な展開を見せる・・・。
今回もおもしろかった。新津きよみさんって、前回の作品もそうなんだけど、どんでん返しの結末とか衝撃の結末とかを書いて読者を楽しませるんじゃなくて、結末に至る -
Posted by ブクログ
サスペンスホラー。長編。
容姿も収入も自分より劣っている友人に、優越感の入り混じった安心感を抱く主人公。嫉妬や、見栄、女同士にはありがちな些事が、惨劇への扉を開く・・・。
すばらしい!!こんなに女の心理を巧みな筆致で描写できるなんて、信じられない。脱帽。作者は、女性心理に対する鋭い慧眼の持ち主である。
女友達への嫉妬、見栄。自分より劣る相手に対して感じる安堵感、優越感。自分の後ろを歩いてるハズだった友人が自分を追い抜こうとすることに対する恐怖、焦燥。
女なら誰でもあるハズのドロ×2した部分。それをこんなに明け透けに描くことができるなんて・・・。感服の至りです。 -
Posted by ブクログ
カバーのイラストが田島照久だと思い購入した本。
新津先生は前も何冊か読んだ事がありますがホラー好きにはたまりませんよね。前世での記憶なのかどうかわかりませんが私にも良く夢に出て来る風景や暗い所を見ると思い出す風景を母に尋ねた記憶がありますが母には相手にされませんでした。だから尚更あれは前世の記憶だったのかもと今更ながらに思い出します。(今も尚見るんです?)
物書きなら誰でもファンは嬉しいはずですよね。でもアンチファンの事はどう考えているのでしょうか?気にしない様にしてもやっぱり気になるのが現状なのでは?凄い鋭い所を突いてきてますよね。本を作るって事は大変な作業ですね。もっともっとたくさん素晴 -
Posted by ブクログ
帯に煽られて購入しましたが、8つの短編が集まった薄い本なのであっという間に読めてしまいした。食事にまつわるちょっと怖い話を集めましたというところでしょうか。角川ホラーから出てますがホラー感はありません。あえて言うならサイコホラーかなと思います。
個人的に面白かったのは「遺品」「弁当箱」「お裾分け」あたりです。
「遺品」は故人を偲んで故人が漬けた梅酒を縁ある人たちで味わいながら思い出話に花を咲かせるお別れ会なんて粋だなぁと思いました。ジャンルはホラーなのでウワー…という展開ではありますが、自分が死んだ後にこっくりした色の梅酒をロックで飲みながらこんなことあったよねーって楽しい思い出を話してくれた -
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