新津きよみのレビュー一覧

  • 同窓生

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    ある日史子は、マンションの階段で倒れていた。携帯電話で目覚めた彼女は、仕事でこのマンションに訪れた事を知るがマンションに来た時の記憶が無かった。
    家に帰ってきて、少人数で同窓会をやろうと誘いの電話が来た。そこでの会話では、「鈴木友子」と言う同級生の話題があがった。史子と仲が良かったと言われたが、史子の記憶にはまったく無い人物だった。
    倒れた時に脳が異常になったのか?と不安の気持ちを持って、同窓会に行ったが、そこでも「鈴木友子」の話になり、みんなが知っていてやはり史子と親しかったとみんなが言う。
    史子には、どうしても思い出せず、ますます自分の記憶に不安を抱いていく。そして、同窓会に出たメンバーの所にも「鈴木友子」からの電話が・・・。

    記憶を題材にしたホラーであります。ふつふつと近づく怖さがちょっとした魅力の作品です。こういう感じの新津さんの作品は、魅力的です。
    新津さんの中では、お薦めの作品ですよ

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    2009年10月07日
  • 同窓生

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    大学時の同窓会で再開した、彼女達が作った架空の人物、鈴木友子が、なぜか、実在の人物と化し、独り歩きを始めるが、誰のところに現れるかによって、シチュエーションが違っているのが、混乱を招き、そこがまた、面白かったりする。
    彼女はいったい誰なのか、終わりの方で明かされてゆく事実は、驚きと共に、切なさも加わり、うまくまとまっていると思う。

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    2009年10月07日
  • 女友達

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    29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分より容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘—女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは?女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。

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    2009年10月04日
  • ルーム

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    「中平里美さんは、ご存知ですか?」と、黒崎友美のもとに電話が・・。それは、家族と絶縁状態にあった実の姉の名前だった。その電話で病院に行くとくも膜下出血で倒れた姉の姿が・・。翌日になるとそのまま息を引き取った。後始末のために、マンションに訪れた姉の部屋には、幼児の白骨が段ボールに入ってた・・・。都会でたった一人で生きていた姉。姉の部屋には、どんな秘密が・・・。そして、どんな過去が・・・。
    一方、片桐奈央子は、独身の女性だけで集うクリスマスパーティーで、中平里美にあっていた、彼女も東京で一人で暮らしている。田舎には、一人で居る母親がいて・・。

    てな、感じで友美と奈央子の物語であります。日常にありそうな感じのホラーです。
    新津さんの作品を久し振りに読みました〜。(1年ぶり?)安定してて、読みてお引き込むのが上手い作家です

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    2009年10月07日
  • ただ雪のように

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    白雪姫をモチーフにした女性の嫉妬心が描かれています。けれど、主人公は良心的で姪っ子も可愛らしいと思います。
    後半、ミステリーになってきて展開が面白いです。最後はほのぼのハッピーエンド。

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    2009年10月04日
  • 彼女の深い眠り

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    「眠り姫」ですね。
    なかなかおもしろかった。
    物語の内容…というよりは、作者が言わせたという登場人物の言葉に共感した。
    そうそうそうそう! って感じだった。
    私も、「今、独身だったら…」とか「まだ子供を産まないで旦那と2人だったら…」とか考えるし、実際にそういう生活をしている人のことが気になるもん。
    あと、佐知子の夫、剛史の母千栄子がなんだか義母にダブって仕方なかった。
    千栄子ほどひどくはないけど、義母も「うちの息子が選択したことに間違いはない」「息子の決定にしたがう」という考えの持ち主だから。
    かといって私にひどいことを言ったりすることはないから、そこが千栄子と違う点だけどね。

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    2011年08月11日
  • 同居人

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    新築のマンションを購入した主人公。ローンの繰上げ返済のために、ルームメイトと暮らし始めることに。しかし、互いに秘密を抱えているがゆえに、徐々にギクシャクしだす。そんな折、ルームメイトがホームレスの女性を、主人公に無断で部屋に上げたことから、さらに大きな齟齬をきたすことになってゆく。

    今回も、話の展開がドキ×2もんで、手に汗握った。でも、毎度のごとく、オチはあっさり、っていうかオカルト結末。

    また尻すぼみの結末かぁ・・・とおもいきや「エピローグ」がスパイスとなってて、おもしろかった。これにはうっちゃりをくった。

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    2009年10月04日
  • 同窓生

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    長編ホラー・サスペンス。

    梗概を書くと、14年ぶりに同窓会に出席した主人公は、そこに集まった友達と懐かしい話や近況報告に花を咲かせる。その中で、「鈴木友子さんとあなた、とても仲良かったわね」という話題になる。しかし、みんなが覚えている「鈴木友子」という女を全く思い出すことができない・・・。自分は健忘症ではないかと不安を募らせる主人公。「鈴木友子」を軸に、主人公とその周りの人々の様々な記憶が複雑に絡み合い、事件は意外な展開を見せる・・・。

    今回もおもしろかった。新津きよみさんって、前回の作品もそうなんだけど、どんでん返しの結末とか衝撃の結末とかを書いて読者を楽しませるんじゃなくて、結末に至るまでの過程をすごく楽しませてくれる。臨場感あって、グイ×2引き込まれて、どん×2読み進めてしまう。ページをめくる度に手に汗握ったり、続きを読むのがこわくてページを閉じたりしたくなったり(笑)

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    2009年10月04日
  • 女友達

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    サスペンスホラー。長編。

    容姿も収入も自分より劣っている友人に、優越感の入り混じった安心感を抱く主人公。嫉妬や、見栄、女同士にはありがちな些事が、惨劇への扉を開く・・・。

    すばらしい!!こんなに女の心理を巧みな筆致で描写できるなんて、信じられない。脱帽。作者は、女性心理に対する鋭い慧眼の持ち主である。

    女友達への嫉妬、見栄。自分より劣る相手に対して感じる安堵感、優越感。自分の後ろを歩いてるハズだった友人が自分を追い抜こうとすることに対する恐怖、焦燥。

    女なら誰でもあるハズのドロ×2した部分。それをこんなに明け透けに描くことができるなんて・・・。感服の至りです。

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    2009年10月04日
  • おひとりさま日和

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    ネタバレ

    坂井希久子さんの「永遠語り」叔父と姪の体の関係はないけど確かに思い合ってた交わりや言動に切なさもありキュンとする。すきぃ、、

    全体的にお気楽なソロライフのお話だと思ってたけど全然違う。
    悩みながらも色々経験してきた主人公達がそれぞれの暮らしや人間関係、今後について向かう話
    読み終わると内容をあまり思い出せないのはわたしの悪いところだけど。
    でも、やっぱり「永遠語り」すきだな。最終ページだけなんども読み返した

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    2026年10月08日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    7人の作家による、食が関わる旅のアンソロジー。

    全体的にちょっと寂しい。悲しい。から始まる。
    ラストのアイスランドは、ハンバーガー食べたいなってなるし、5話目は銀座ライオンかな、行きたいな、と思わされる。

    石垣島のバーガーも食べたい。

    「本当においしいってのはさ、ただ味がいいってだけじゃないんだよ」
    祖母はビールのジョッキを傾けて、最後の1口を飲み干す。口元には満足げな笑みが漂っていた。
    「いつまでも、その味を忘れないってことなんだ」



    食、旅。
    私は一体、何がしたいだろうか。
    と思いながら、公園で寝っ転がりながら、読み終えた。

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    2026年10月06日
  • 意地悪な食卓

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    角川ホラー文庫!
    お初の作家さん!
    ホラーと言っても、人の怖さのもあるけど、私の理解不足か、奇妙なというか、意味不明なのも…まぁ、闇っぽいけど…
    「食」と「女」をテーマにした心理ホラーをあつめた短編集。

    「嗅覚」
    嗅覚も使い方やな。
    グルメで、隠し味などを推測するのには、絶賛されるけど…
    旦那さんから、なんぼ体洗っても、香水の匂いでバレる。
    ブク友の誰かさん、気を付けて!

    「珍味」
    まぁ、珍しいんやろな!味!
    そら、法律違反やし!
    美食クラブとかやってて、最終的に見つけたのが、これ?(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    「遺品」
    偲ぶ会として…
    って、只の暴露大会な気が…
    慕われてなかったのね…故人は…(-。-;

    「弁当箱」
    ん?
    何かよう分からんかった!(-。-;

    「給食」
    ディサービスに、かつての担任が!
    しかも、トラウマ級の仕打ちをした人。
    今、私には負のチカラがある。
    呪い怖っ!

    「手作り』
    母親と受け継いだ妹の手料理しか食べられない。
    食べると死んでまう。
    恋人には、寂しい気もするけど、料理はスーパーのお惣菜で良いと考えれば、ラクラクかも?

    「お裾分け」
    そんなお裾分けは、不気味過ぎ!
    もう、おかしくなってるとしか…

    「怖い食卓」
    小説描くのに、集まって、
    今まで、経験したいわく付きのお店の話。
    まぁ、あるあるやけど。
    これ、オチなんなん?
    あるにはあるけど、インパクトが…
    お上品なオチ…

    心理ホラーってほど怖ないけど…
    私が麻痺してる?(^◇^;)

    ******【映画鑑賞】(๑˙―˙๑)じー******
    ワンちゃんもん!.°(ಗдಗ。)°.

    「ハート・オブ・ビースト」

    ブラピとワンちゃんのコンビ!
    しかも、隻腕のワンちゃん!.°(ಗдಗ。)°.
    ワンちゃんも戦争に駆り出されるんや!
    .°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°.
    お互いPTSDに悩まされながら、暮らしてて、ある日、山で遭難し、2人で脱出をはかるが….°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°.
    ラストが….°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°.
    こんなに愛されて….°(ಗдಗ。)°..°(ಗдಗ。)°.
    (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

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    2026年09月27日
  • おひとりさま日和

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    「ひとりの生活」をテーマにしたアンソロジー。
    突然ひとりになってしまった女性や、ひとり生活を楽しむ女性など6名の女性のひとり生活の物語。
    男性よりも女性のほうが長生きだし、女性はひとりになっても楽しむ力を身に着けていると感じる。
    ひとり生活を羨ましく思う反面、寂しさもあるんだろうな…と少し興味は持っている。でも、まだ自分は、家族でワイワイ生活していたいなと読みながら思っていた。
    この物語に出てくる女性たちはみんなひとり生活をうまく受け入れて楽しむ姿勢が見えて、やっぱり女性は強いなと思った。

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    2026年09月25日
  • アンソロジー 隠す

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    誰にも言えない 松尾さん
    ぜんぜん想像できなくて好き。

    甘い生活 近藤さん
    人の真似ばっかりしてた自分の小学生時代を思い出してしんどかった。

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    2026年09月12日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    おひとりさまって、私は憧れるけれど、でも一人だからこその怖さや悩みなんかもすごくありのまま描かれていて、おひとりさまのリアルが見れた気がする。

    「週末の夜に」がとても心に残っていて、ひとりでいることを尊重し合いながら、語り合いたいときはちょうど良い距離にいてくれる、っていうその関係性に惹かれた。
    1人のほうが気楽でいい、でも誰とも関わりたくないわけじゃなくて。年齢を重ねるにつれ、互いの心地良い距離を大切にしつつ関わり合える、そんな関係性を築いていきたいなと思う。

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    2026年08月26日
  • 妻が余分

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    これは読む人の置かれた立場によって感じ方が変わるだろうなぁと思う
    それぞれの主人公は60代〜70代
    夫婦だったりおひとりさまだったり

    伴侶を亡くしたあと、すぐに同居を説得してくる子供ってどれぐらいいるんだろうなぁ
    私はしなかったしな

    私か主人もいつかはおひとりさまになる
    私はここを離れるつもりはないが
    人見知りゆえ知り合いは極端に少ない
    さて、どう生きていく?
    それは考えさせられた
    ミステリーでは無いかな、この本は

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    2026年08月21日
  • おひとりさま日和

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    最近はずいぶんお一人様での生活を楽しんでる人達をよく見るようになって、うらやましく思うけど、それもやっぱり隣の芝生であって、きっとこんな風に感じることは色々あるんだろうなぁ。それでも自分の世話だけしていればよかったお一人様生活を知っている身としては、経験と貯金を積んだ今、戻りたい気持ちもある。

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    2026年07月21日
  • 夫が邪魔

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    1998年の「殺意の見える女」だったらしい、だから既読感あったのか…表題作がわかりやすくて好き。人気作家に熱烈なファンから、住み込み希望の手紙が届く。ストーカーというより、謎の自信に満ちる女が怖い。

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    2026年07月04日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅の醍醐味はご飯だと思わされる小説。

    7人の著者の短編集で、おいしい旅をテーマに各々の物語が展開する小説です。
    色々な方の短編を読むと思うのが文章が好きだとか少し読みにくいななど新たな発見があるのが好きです。また、短編なので一話一話が短くて気軽に読めるのもいいです。

    今回個人的に好きだったのが三上延さんの「美味しいということは」が好きでした。
    「美味しいということは」の意味を知ると食事の捉え方が変わりました。
    これからの美味しいを探す旅も楽しく感じます。

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    2026年06月25日
  • これが最後のおたよりです

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    【孤独の谷】薄気味悪さといったら…香苗さんは死よりも孤孤独のほうが怖かったのだろう。この怪しい感じ流石は近藤さんだった。
    【十年日記】叙述トリックは騙された。落とし物の指輪から巡りめぐって幸運がやってきてほんわかした。
    【そのハッカーの名は】結構好きな部類だった。
    自作自演もの。闇を暴きたい犯人をあえておいて見方のうちは使ってやろうと考えるトッコのしたたかさが好き。
    【青い封筒】メタいことをいうが、あきらの背景を思うとなんとも言えないが、手紙より先に感謝の言葉は口にしたほうがいい。危うく修人家庭環境も悪くなるところだった。

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    2026年06月24日