【感想・ネタバレ】愛読者のレビュー

あらすじ

駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。片方の差出人は、中学を卒業してから音信不通だった友人・柚子。そしてもう一通は「愛読者」と名乗る謎の男からの不気味な手紙……。この二通の手紙をきっかけに、美里の生活は大きく変わっていく。美里に近づいてきた柚子の真意は、そして「愛読者」の正体は? 驚愕のラストへ向けて読者を誘う、傑作サスペンス・ホラー!

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Posted by ブクログ

「愛読者」と名乗る相手からのファンレター、と
もう一通のファンレター。

小説家がその見えない相手におびえる理由は?

そして、その相手が動き出すとしたら。

事実は小説よりも奇なりとは言う物の、そんなことが怒るはずがないと思っている主人公に次々起こる出来事。

つながった! と思った事実が実は少し軸がずれているのかも知れない、と気付いたとき、訪れる恐怖とは。

なんで読んじゃったんだろ。こわかったわぁ。

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2016年12月21日

Posted by ブクログ

最初は「こんな風になるんだろうなぁ」という推測と共に読んでいたけれど、意外な展開になっておもしろかった。それにしても、柚子さんは怖い・・・。生まれ変わりのお話もおもしろかった。

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2010年10月08日

Posted by ブクログ

ミステリー作家の主人公に届いた2通の手紙・・。

さらっと読みやすいホラー。
どっちかというとサイコサスペンスかな。
面白くて一気読みでした。
でもラストがちょっと微妙・・かな。

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2010年07月30日

Posted by ブクログ

 仁科里美としてようやく1冊本を出し、ミステリー作家としてデビューした坂井美佐。しかし雑誌のエッセイで、作家になったきっかけを"中学生の頃に出会った先輩の影響。彼女は恩人"だと書いたばっかりに・・・。届いたファンレターはまさにその先輩からのもの。実はそこまで恩人とは思っていなかった美佐は気がすすまなかったが、せっかく手紙をくれたのだしと会ってみてびっくり。彼女は里美の作品をびっしり校正したものを持ってきただけではなく、すでに専属モニターきどりであった。

 昔の後輩と自分の亡くした子供や妹を重ねて執着する柚子の狂気(気持ち悪さ)はよく出ていたと思うのだが、この美佐の中途半端な態度がとにかくイライラしてしまって、ホラーというのはかすんでしまったなぁ。あと、作中に出てきた名前が自分と同じというだけで(漢字も名字も違い、しかも官能小説でフィクション、別に売れている作品でもない)、そこまで恨みをつらねる昔の同級生というのが全く理解できず。こじつけすぎだろう、それは。最後の生まれ変わりうんぬんの話も、怖さの後押しにはならなかったなぁ。

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2011年09月09日

Posted by ブクログ

【2004.01.29.Thu】
仁科美里と雨宮麗、2つの顔を持つ作家美佐に降りかかる災難。最近のミステリーは狂気の人間を出して、全てを狂気で片付けてしまう傾向がある。しかし、ここでは更に生まれ変わりという概念を持ち込むことによって、新しい狂気ミステリーに仕上がっている。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

駆け出しのミステリー作家である主人公に、ファンレターが2通届いた。1通は中学時代の先輩。もう1通は「愛読者」を名乗る謎の人物。「愛読者」とは一体誰なのか。主人公は、差出人不明の手紙に振り回される。

う〜ん。今回も、ストーリーの展開はよかった。嫉妬とか虚栄心とかで、人はこんなにもひどい仕打ちをしたりするんだと、怖くなった。怖いのは、幽霊とかおばけじゃなくて、人なんだなと思う。

途中までは、「どうなるんだろう?」とドキ×2したし、「人って怖い」ってすごくゾォっとしたんだけど、最後らへん、特にオチがいまいち。パンチにかけるっていうか、無理やり勢いで書き上げた感じがする。推敲しきってないのでは?と、僭越ながら思ってしまった。

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2009年10月04日

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