新津きよみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおいしい旅シリーズは疑似旅行している
みたいで読んでいて楽しいし
いったことがあるところでは自分も旅している
みたいでそこがまた楽しいし美味しい!
『夕日と奥さんのお話』のオチに
あぁ~やっぱりそうかと思ったけど、
そういった聞いたらわかる事ですら
聞かない夫婦がお互い色々と覚めちゃって
離婚しちゃうんだろうなぁ。だから夫婦って
お互いのことを知るって大事なんだなぁ~
なんて当然のことなんですが改めて
思いました。まぁそれって夫婦間に関わらず
人間関係にも当てはまるもんですよね。
『美味しいということは』のなかで
卓郎とお婆さんの会話の中で出てくる
「美味しいということは」の問いかけの答え -
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Posted by ブクログ
これを読むと旅に出たくなる。
そして、美味しいものを食べたいって思う。
コロナ禍で、すっかり出不精になってしまって、旅支度するのも億劫なんだけど、あとどのくらい好きなものや珍しいものを食べられるかわからないと思うと動かなきゃという気持ちになった。
「もし神様にあえたなら」祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参りに小5の少年が、同じ学年の男の子と知り合って…。
伊勢うどんは、この少年と同じ反応だったことを思い出した。讃岐うどんで育った私には、全く別物のうどんだったから。
「失われた甘い時を求めて」3歳までの記憶って、母親から聞いたことしかわからないけれど、31年ぶりに松本市で自分探しツアーをする -
Posted by ブクログ
表題作を含む、夫婦、愛人、恋敵等への、復讐劇。
短編7編です。新津さん初読。
安心して下さい。「夫が邪魔」の夫は、邪魔になるほど、酷いです。財産あり、才能あり、稼ぐ妻に、モラハラやフキハラ。邪魔です。処分です。
そして、処分が連鎖します。
1998年「殺意が見える女」改題。文庫は、それほど古く無いけど、小説は20年前なので、不倫は横行してるし、結婚観も古めかなと思いますけれど。
恨みたくなる相手への怨念とは、こういうものです。身に覚えのある方は、手作りのお料理やお菓子は、気をつけた方が良いかもしれませんね。
ミステリとしては、女の嫉妬を利用した会話だけで、見事に男に復讐を遂げた「永遠に恋敵」が -
Posted by ブクログ
ネタバレ嬉しいことや悲しい事等々、遠い昔の思い出も
当時食べていた食べ物を食べることによって
今まで忘れていたのに食べることで当時の記憶
なんかが鮮明によみがえってくる。
何かそういう食べ物と思い出のリンクって
自分に当てはめてもあるよなぁ~なんて
思いながら楽しく読めました。
個人的には神戸でよく遊んでいたので
福田和代さんの「幸福のレシピ」なんかが
すごく身近で知っている店も多く面白かった。
あとは本当の娘を推理しつつ、終盤でそんな
展開はずるいじゃんと思いながら楽しく
読めた新津きよみさんの「ゲストハウス」、
そうそう、なんだかんだ言っても親友って
そうなんだよねと読んでて思った
秋川滝美さん