あらすじ
夫の転勤のため長野県松本市に転居した清水真紀は、仕事も決まらず友達もできず、宙ぶらりんな日々を過ごしていた。より松本を知るために参加した「移住希望者のための説明会」がきっかけで友人ができ、東京で行方不明になった飼い猫が松本で発見された「茶トラ失踪事件」など、いくつかの“日常の謎”に挑むことに。松本の魅力たっぷりのミステリー!
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Posted by ブクログ
長野県松本市を舞台に描かれる人間模様
一匹の失踪猫が東京から松本にやってきた?
ミステリーの背景に女達のどろどろの腹の探り合い
結末やその後は省かれていたけど犯人のやった事は自分だったら絶対に許す事は出来ないので何かしら罰を受けて頂かないとスッキリしないです
一方で暖かい人々の繋がりもみられてほっこりする部分も
松本という町の事が詳しく書かれていて、一度訪れたくもなった
Posted by ブクログ
第一章 願掛け 第二章 謎の移住者
第三章 登って上る 第四章 招き猫に導かれて
第五章 透明な足跡 第六章 いってきまつもと
第七章 独りパワー 第八章 ただいまつもと
日常の謎を解きたいミセスの行動から長野県松本市の魅力まで。
ナガノベル ―― なにこれ? 鈴の名前かと思ったら
長野のノベル ってことね ふーん・。・
松本にいる友人は知ってるかな?
Posted by ブクログ
内容はともかく地元松本市が舞台とあってそれなりに楽しめました。方言の使われ方に少し違和感がありますが、高校の同窓でもある作家さんですので、今後の更なる活躍に期待しています。
Posted by ブクログ
日常の謎を絡めながら、長野県松本市の魅力を余すことなくアピールしたご当地小説。
8年前に北アルプス、大天井岳で遭難したはずの息子が帰って来た。
しかしその男は年齢的にも全くの別人。
果たしてその男の正体は…。
東京都北区赤羽で行方不明になった茶トラのオス猫が松本市で見つかった。
一体、230キロも離れた場所にどうやって辿り着いたのか…。
どの謎も蓋を開ければ、どうという事もない真相で、なんとなく肩すかし感が拭えない。
リーダビリティは高く、松本市に旅してみたくはなるものの、ミステリーを期待して読むと物足りなさが残る。
Posted by ブクログ
あらすじを読んで、もっとハートフルな感じかと予想していたが、ちょっと違った。
松本の方言や名物、街の様子や風景など、旅をした気分になれる。
登場したお店を探しに行ってみたい。
Posted by ブクログ
FM長野「SaturdayD」で、作家ご本人が出ている回をたまたま聴いて読んでみた。
軽いテレビドラマのノリの、休日の昼下がりにサクっと読める娯楽作品。昨今の移住ブームの一端を描いていたり、地方に暮らす独居老人の問題など、それなりに旬な話題を振りまいている(故に、テレビドラマっぽいのだけど)。
長野県下の人気都市松本を舞台に、市内の様子もそこはかとなく描写されていて、松本観光に出向く前に読んでおくと、ちょっとした情報収集にもなる。
メモったものも、老舗喫茶店「珈琲まもる」、「翁堂」の最中、中町の蔵造りの「中町・蔵シック館」、松本みやげの「開運堂」の「真味糖」、「想雲堂」という名前のブックカフェと言った観光情報がほとんどだ(笑)あとがきで、実在のものと、実在するものをモデルにしたものが混在しているとあるので、どれが実在してるかは現地で要確認だけど(笑)
タイトルの「ただいまつもと」も、松本山雅FCのサポーターの間で交わされる挨拶、「いってきまつもと」「ただいまつもと」からだとか。ぜんぜん物語の中身とは関係ない(苦笑)。
とはいえ、移住化計画を進める中、こうした地元密着のお話は、それなりに興味深く読めた。長野を舞台にした次回作以降にも期待しよう。