新津きよみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新津きよみさんは初読みの作家さん。
『妻が余分』
初読みにしてこのタイトル!
いやぁインパクトが強すぎる!!笑
本作はシニアの生き方を描いた全7篇の短編集
収録作は以下のとおり
むさしのニューライフ
ゲストハウス
百万円分の無駄
サードライフ
妻が余分
ヘアドネーション
十年日記
短編ごとの繋がりはなく、それぞれ単体でサクッと楽しめる。
表題作の『妻が余分』は、解説の柿沼瑛子さん曰く、
実際に余分なのは夫の方である。とバッサリ!笑
なるほど、そういう見方もあるのか。
短編によって男も女も主人公になり、
シニア世代が豊富な人生経験で培ったがゆえの考え方が垣間見られる。
これが、とても愛おしくて実に人間らしい。
いいですねぇ、折り返し地点をとっくに過ぎたと思っていても、まだまだ続きますね人生は。
私は「百万円分の無駄」と「妻が余分」が好みだった。
伴侶に言えない胸の内って、幾つになってもあるんだと本作を通じて感じた。
共に生きていく同士でも、言うべきことと、言わなくていいことの区別が難しい。
私の場合、言わなくていいのに、ついつい言っちゃう日々に反省・・・
でも黙ってて、ためてから言うのもよくないしね。
うん、やっぱり小出しで言おう!
言うんか〜い
置かれている立場や環境、ライフスタイル、世代によっても感じ方が変わりそうな一冊。
ちょっとだけ先の先輩方の暮らしぶりを、覗き見させてもらったような気分になった。
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Posted by ブクログ
カバーのイラストが田島照久だと思い購入した本。
新津先生は前も何冊か読んだ事がありますがホラー好きにはたまりませんよね。前世での記憶なのかどうかわかりませんが私にも良く夢に出て来る風景や暗い所を見ると思い出す風景を母に尋ねた記憶がありますが母には相手にされませんでした。だから尚更あれは前世の記憶だったのかもと今更ながらに思い出します。(今も尚見るんです?)
物書きなら誰でもファンは嬉しいはずですよね。でもアンチファンの事はどう考えているのでしょうか?気にしない様にしてもやっぱり気になるのが現状なのでは?凄い鋭い所を突いてきてますよね。本を作るって事は大変な作業ですね。もっともっとたくさん素晴らしい本を想像して作って欲しいですね。 -
Posted by ブクログ
帯に煽られて購入しましたが、8つの短編が集まった薄い本なのであっという間に読めてしまいした。食事にまつわるちょっと怖い話を集めましたというところでしょうか。角川ホラーから出てますがホラー感はありません。あえて言うならサイコホラーかなと思います。
個人的に面白かったのは「遺品」「弁当箱」「お裾分け」あたりです。
「遺品」は故人を偲んで故人が漬けた梅酒を縁ある人たちで味わいながら思い出話に花を咲かせるお別れ会なんて粋だなぁと思いました。ジャンルはホラーなのでウワー…という展開ではありますが、自分が死んだ後にこっくりした色の梅酒をロックで飲みながらこんなことあったよねーって楽しい思い出を話してくれたら良いなとは思うんです。梅酒なんて飲む専門なので漬けたりしませんが。
「弁当箱」は1年後に弁当箱を開けたらどんな風になるんだろうと思うとヒヤリとしました。ちょっとした小さな悪意に叩きのめされるんでしょうか。
「お裾分け」は叙述トリックとは言いませんが、旦那さんの正体が判明した時はナルホド…と思いました。確かに食べ物の好みが合わないのは一緒に暮らしていく上でモヤることもありますよね。好きなものを否定されてもイラッとしますし。食は基本です。