新津きよみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
折原一いいかなぁと思って、奥様と共著のこの本を読んでみました。すごいですねー。ご夫婦で一緒に作業できるなんて(そこかよ)
内容もなかなかスリリングでした。このストーリーを夫婦で考えて作ったんか・・と思うと、それもスリリングで・・(笑)
この作品自体が作られたのは、まだ携帯電話やメールの普及もそれほどしていなかったときなのですね。最近、そういう時代設定の作品も読むことがありますが、やっぱり、携帯電話やメール、SNSの普及によって、小説自体にもかなりの影響が出ているんだなあ!とつい思ってしまいます。
最初、いつ書かれたものかまったく知らずに読んでいて「ん?なんで携帯で連絡取らへんねん・・」って思っ -
Posted by ブクログ
「第一発見者」
遺体の第一発見者になった主婦。
「巻きぞえ」
マンションを見に行って、飛び降り自殺の巻き添えとなって死んだ恋人。
「反対運動」
自宅前に犬の糞やゴミが置かれるようになった。近くに葬儀式場が建築されることになり、その反対署名にサインをしない事が原因かもしれない。
「行旅死亡人」
母が遺した父からのハガキ。それを読んで、官報の行旅死亡人欄を確認するようになった娘。
「二番目の妻」
夫とは再婚だ。前妻から腎臓移植を受けたが、心理的葛藤が強くなり離婚した。
その前妻の影がちらつくようになったのは何時からだっただろうか。彼女の腎臓を移植したことによる強い絆があるに違いない。
「ひき逃げ」