新津きよみのレビュー一覧

  • ただいまつもとの事件簿

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    日常の謎を絡めながら、長野県松本市の魅力を余すことなくアピールしたご当地小説。

    8年前に北アルプス、大天井岳で遭難したはずの息子が帰って来た。
    しかしその男は年齢的にも全くの別人。
    果たしてその男の正体は…。

    東京都北区赤羽で行方不明になった茶トラのオス猫が松本市で見つかった。
    一体、230キロも離れた場所にどうやって辿り着いたのか…。

    どの謎も蓋を開ければ、どうという事もない真相で、なんとなく肩すかし感が拭えない。

    リーダビリティは高く、松本市に旅してみたくはなるものの、ミステリーを期待して読むと物足りなさが残る。

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    2023年02月16日
  • セカンドライフ

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    「見知らぬ乗客」「演じる人」「誤算」「セカンドライフ」
    「三十一文字」「雲の上の人」「定年つながり」
    7話収録の文庫オリジナル短編集。

    毎回テーマを決めそれに沿った物語が紡がれる新津作品だが今回のテーマは『定年』
    いずれ訪れるその時を想像しながら読み進めた。

    著者には珍しく男性が主人公のものが3篇あったのが新鮮。

    相変わらず安心、安定の読みやすさだが、切れ味の良い結末が好みなので、お気に入りは、ラストで予想外の真相が明らかになる「演じる人」夫婦の気持ちのズレを顕著に描いた「誤算」女性の本音がリアルな「セカンドライフ」

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    2023年02月16日
  • 始まりはジ・エンド

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    「絶縁」「永久に」「引き際」「余命」「陰のコレクター」
    「彼女のステージ」「死ぬまでにしてほしい五つのこと」
    7話収録のオリジナル短編集。

    タイトルのジ・エンドが示すように、人生における様々な終わりが題材となっている。

    友人や婚家との絶縁、転職、結婚、死別など、どれも身近に感じる内容でリーダビリティが高く一気に読める。

    印象に残ったのは『絶縁』
    中学時代のイジメから30年以上経過しても接点のある二人は絶縁と言うより腐れ縁の様で皮肉な末路を感じた。

    『陰のコレクター』
    主人公の歪んだ行為の末、待っていた結末にゾクリとする。

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    2023年02月16日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会(仮) のアンソロジー第七弾にして八冊目の本作は『初恋』をテーマにした9篇が収録。

    「レモネード・大崎 梢」「アルテリーベ・永嶋 恵美」「再燃・新津 きよみ」

    「触らないで・篠田 真由美」「最初で最後の初恋・矢崎 存美」「黄昏飛行涙の理由・光原 百合」

    「カンジさん・福田 和代」「再会・柴田 よしき」「迷子・松村 比呂美」

    甘くほろ苦い物からミステリー風味、ホラーテイストの物まで初恋と言っても多種多様な物語が紡がれていた。

    好みは大崎さん、永嶋さん、新津さん、松村さん。

    やはり初恋は一筋縄では行かない様だ。

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    2023年02月15日
  • シェアメイト

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    新津 きよみさんの「女と住まい」をテーマに描いた
    8篇収録の短編集です。

    相変わらず、安定の読みやすさでサクサク読めました。
    ホラー要素もあるにはありますが、背筋が寒くなる様な感じではなく
    イヤミスと合体した雰囲気の軽めのホラーです。

    何気なく取った行動や悪気のない言動、それらから派生して行く負の感情が恐ろしい、霊的な物より、日常の隙間に生まれる人間同士の関係の怖さを感じました。

    全編楽しませて頂きましたが、「食べごろし」だけはラスト3行のオチが理解出来ずモヤっと感が残りました。

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    2023年02月11日
  • 意地悪な食卓

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    食に関する短編。こだわりがあるって何だかな。
    嗅覚は同感。外であったことが何となくわかるのも考えものか?

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    2023年01月27日
  • 夫が邪魔

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    夫が邪魔
    っていう本なもんだから、ついついどんだけだろーなーって思ったら。まぁ、邪魔っちゃ邪魔だけども、、、まぁ、小説ではありがちな浮気とかね、そんなとこでした。

    いやいやいやいや、邪魔だから。笑笑

    もっと邪魔だから。笑笑

    と、思いながら、夫の邪魔さ加減ならこんなもんじゃないのよ。普段、日常における邪魔がどんなにストレスを募らせるものか。という。

    しかも、殺してやるーってほど邪魔じゃないとこがストレスね。そこね。そこまでじゃないのよ。

    そこそこずーっと、微妙に、気になるか気にならないかのさじ加減で邪魔なのよ。

    気になるよーホント。気になると腹立つよーホント。笑笑

    そういうリアリテ

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    2023年01月17日
  • 同窓生

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    初読み作家さん。 大学時代の友達と久々に集まることになった史子。 思い出話の中で、みんなが記憶している史子の親友といわれる「鈴木友子」の存在を、史子はどうしても思い出せない。 記憶って曖昧になりがちだけど、仲の良かった友達を思い出せないって…。 ホラー小説ということだけど、ミステリー要素もあり面白くサクサク読めました。 結末が結末なだけに真実味がないのは仕方ないけど、ちょっともやもや感が残るのが残念だった。

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    2023年01月04日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会による想い出の旅アンソロジー7編。
    ゲスト:秋川滝美
    「あの日の味は」柴田よしき
    「幸福のレシピ」福田和代 
    「下戸の街・赤羽」矢崎存美
    「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
    「ゲストハウス」新津きよみ
    「からくり時計のある町で」秋川滝美
    「横浜アラモード」大崎梢

    10冊刊行で(仮)が取れたそうです。
    想い出の旅がテーマなので、年配の主人公が多め。何十年も経って当時のものが何も残っていないと、あの頃の景色はどこにもないと突きつけられて懐かしいというより悲しいのかもしれませんね…
    「幸福のレシピ」、「横浜アラモード」がすごく良かった。

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    2022年11月27日
  • おいしい旅 想い出編

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    【収録作品】「あの日の味は」 柴田よしき/「幸福のレシピ」 福田和代/「下戸の街・赤羽」 矢崎存美/「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合/「ゲストハウス」 新津きよみ/「からくり時計のある町で」 秋川滝美/「横浜アラモード」 大崎梢

    旅とおいしいものは切っても切れない間柄。というわけで、旅もしたいし、おいしいものも食べたくなるアンソロジー。

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    2022年11月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    多少期待はずれ。
    後書きでは良いテーマ、と言ってるが
    結局同じような感じにまとまって
    雰囲気が似てる。
    青い封筒は良かった。

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    2022年11月03日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ラズベリーソーダの話がよかった。ど田舎の祖父母の家を思い出した。ラズベリーなんて小洒落たものはなかったが、すぐ前の川も暗くて怖い2階も好きだった。

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    2022年10月26日
  • アンソロジー 捨てる

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    ネタバレ

    シルバーウィーク7冊読破1冊目。アンソロジー好きなんですよね。永嶋恵美さんの「ババ抜き」。短い中に、どうなっちゃうの?というドキドキ感があって、タイトルがまた秀逸だった。

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    2022年09月23日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    とても読みやすいアンソロジー。

    近藤史恵さんのお名前があったので手に取ってみたが、ちょっと謎解きが突飛過ぎたかな?

    良かったのは『もうひとつある 鷹宮家四訓』(大崎梢)と『そのハッカーの名は』(福田和代)

    おお、そう来たかと思わせてくれる。

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    2022年09月09日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    アミの会の11人の作家さんによる短編集
    「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾

    この本で初めましての作家さんは
    永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん

    さらさらと楽しみながら読めました。

    ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
    「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。


    以前、「雨の会」という若手作家集団があり
    ”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
    その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
    とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
    なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
    網のように広がる交友関係だとか、
    フランス語でamiは

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    2022年08月07日
  • 迷 まよう

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    アンソロジーの中に「アミの会(仮)」というものがあるのを知ったのは、この【迷 まよう】だった。

    アミの会(仮)のアンソロジー企画は『捨てる』『毒殺協奏曲』『隠す』
    そして、第4弾が『迷』と『惑』


    ところで「アミの会(仮)」って何?
    と疑問に思ったら、「アミの会」には公式ページ "Facebook" があり、
    活動も2015年からだと知って驚いた。
    それによると、「アミの会(仮)」は女性作家の集まりで、会の目的はアンソロジーを出すこと。
    たまに集まってお茶を飲んだり、ご飯を食べたり(お酒を飲んだり)すること。

    2015年、GWの東京で、5人の作家が集まって食事会をして

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    2022年08月07日
  • 妻の罪状

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    家族み軸にした短編ミステリー。帯の「バナナの皮」の単語のインパクトが大きいけれど、それに限らず7編どれもが一捻りある展開で、すいすい読んでしまった。

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    2022年07月19日
  • 誰かのぬくもり

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    ネタバレ

    *霊感の強かった祖母がくれたお守り。身につけていると様々な災いから逃れられた。そのお守りが盗まれた―。(「お守り」)愛犬を殺されたと主張する主婦がとった手段とは…。(「罪を認めてください」)
    八つのテーマに沿って、親子、夫婦、友人、近所など、さまざまな関係や状況で起こる「怖い話」や「不思議な話」など八編を収録。書き下ろした四編も入った贅沢な一冊*

    因果応報的なお話の短編集。
    明日にでも自分の身に起きてしまいそうなストーリーがリアルに怖い。
    さらりと読みやすいですが、ざらりとした読後感。

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    2022年06月14日
  • 意地悪な食卓

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    食と女性をテーマにした短編集。
    思ったより怖さはなかったが、新津さん特有のゾクっとする感覚が味わえた。
    『珍味』は『世にも奇妙な物語』に出てきそうな雰囲気の作品。

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    2022年04月17日
  • 夫以外

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    他の新津きよみさんの作品に比べて怖さやドロドロは控えめな印象だった。
    『寿命』予想外な結末で面白かった。

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    2022年04月09日