新津きよみのレビュー一覧

  • ダブル・イニシャル

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    ●あらすじ
    安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。かつて米国で起きた「Wイニシャル殺人事件」の真似をするかのように、姓名のイニシャルが同じ女性が連続して殺害された。遺体には左半身に犯人による損傷が残される共通点があった。警視庁捜査一課の刑事・井垣俊は、彼女らが同じ結婚相談所に登録していた事実に辿り着く。婚活の果てに幸福を掴んだはずの女性を狙ったのは誰か。
    嫉妬にまみれた殺意の真相に迫る、サスペンス・ミステリー。

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    2012年07月04日
  • ダブル・イニシャル

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    着眼点が面白い。
    ホラー要素もミステリ要素も含まれていて、私の好きなジャンル。
    ただ、ヒロイン(?)の女性が余りにも頭が良過ぎて都合のいいことを全部しゃべらせている感じ…
    それから、主人公の刑事以外の登場人物のキャラがたまり立っていないので、もったいないなーと思いながら読んだ。
    被害者のキャラも殆と描かれないので、気持ちが入りにくいかな。

    新津きよみ、他の本も読んでみようと思います。

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    2012年06月28日
  • ダブル・イニシャル

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    Wイニシャルの女性が連続して殺される!!
    何 なに と読んでいて、はっと気がついたら私もそうだった。MMで、みみ
    きゃ~~大丈夫??

    てなことは置いておいて、一人ひとりの個性はわりとはっきりしたものがあるのに、複数の人が絡んだ場面では沈んで見えるのはなぜだろう?

    犯人の心情が、本当はどうだったのか知りたい気持ちが残ってしまった。

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    2012年06月22日
  • 巻きぞえ

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    「死体にまつわる短編集にしよう」がこの小説のテーマだそうです。印象が良いとは思えませんが好奇心の方が勝り、手にとってしまいました。
    1.第一発見者
    2.巻きぞえ
    3.反対運動
    4.行楽死亡人
    5.二番目の妻
    6.ひき逃げ
    7.解剖実習
    と、全7話集約されていますがどれもタイトルはこの通り負のオーラがにじみ出てます(笑)ですが、なぜかスラスラと読んでしまう不気味な面白さがあります!ただ…女の恐さも自ずと感じとれることでしょう(笑)

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    2012年06月11日
  • 星の見える家

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    短編集はあまり読まないんだけど、タイトルが素敵だしこの作家さんの長編結構好きだから挑戦してみた!


    それでどうなったの!?
    その後が気になるー!!
    …って話ばっかりだったけど、そのモヤモヤが短編の醍醐味だったりね。


    二度とふたたび、こわかった。

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    2012年05月17日
  • 女友達

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    ネタバレ

    序盤からわくわくする始まりなのですが、
    おちが残念すぎます。
    もう少しおもしろい最期を期待してしまいました。
    サスペンスホラーとしてもやっぱりちょっと…

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    2012年02月25日
  • 女友達

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    ネタバレ

    友人に見下されてるって感じたことはありますか?

    アラサー未婚女性の屈折した友情がお互いの心を追い詰めていく。加害者もまた「アラサー」、「未婚」、「女性」というキーワードに踊らされた被害者の一人にすぎなかったのだよ…。
    ホラーの定番で、「常識人だと思っていた隣人が狂っていた」というパターンがあり、本書もそうなんですが、普通だった友人が主人公との付き合いを通じて狂っていく過程が切なくもあり、読後感が悪くもあります。

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    2012年01月22日
  • 同居人

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    ルームシェアを題材にした作品。

    ルームシェアって、一度もしたことないし、やりたいとは決して思わないが、これを読んでますますそう思った。

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    2012年01月19日
  • 同窓生

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    女の怖さ+記憶が曖昧な怖さ=ホラーでした。

    現代人、36歳にもなると親になったり社長になったり金持ちになったり借金に追われたり、人生の勝ち負けが半分くらい見えてきて、同窓会とかやると人間のどすぐっろーい部分が見え隠れする時期だと思う。
    プラス女となると、それはそれは、嫉妬と羨望と自慢と比較が入り乱れ見え隠れ、この世の地獄のような風体になるのではないかと。
    仕事で成功してても子供がいなきゃ駄目だし、子供がいても主婦だと毎日に刺激がないし、パートしてても生活に余裕がなくて駄目だし、そもそも正社で子供がいる人は同窓会なんてそうそう行けないし。
    そんでまぁ、そういうちょっと時間に自由が利く中年女子が

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    2011年11月29日
  • 緩やかな反転

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    ネタバレ

    長編だけど一気に読めた。入れ替わった二人の話が交互になっていて最初は戸惑うかも。
    二度読みがお薦めです。

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    2011年10月22日
  • 捜さないで

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    この手の本には珍しいハッピーエンドな作品だった。
    サイコホラー?ではないと思うけど、、、、あー黒猫か。

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    2011年08月20日
  • 巻きぞえ

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    立場の異なる女性達が巻き込まれる様々な恐怖。

    この人は本当に、そのへんにありそうでないような、
    さりげない恐怖を上手に描くなと思う。

    オカルトやそういった方向ではなく、
    ちゃんとしっかりと現実なだけにひんやりとコワイ。
    女性の強さやもろさ、粘着質など、湿った恐怖がてんこもり。

    夏の暑い日に読む本ではないけれど、
    暑くて寝苦しい夜にもしかしたら、読むと涼しく寝られるかもね?

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    2011年08月07日
  • トライアングル

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    ネタバレ

    印象に残る度 ★☆☆☆☆
    読み易さ度  ★★★★☆
    都合の良さ度 ★★★★★

    上司に勧められて読み始めた。可もなく不可もなく、それなりに楽しんで読める作品だった。
    小学四年生の葛城佐智絵は、ある日誘拐され絞殺死体で見つかった。佐智絵に恋心を抱いていたクラスメイト郷田亮二と、クラス担任だった藤崎敏子は、佐智絵を救えなかった後悔を抱えて生きている。そこに、「葛城サチ」を名乗る女性が現れる。
    物語は、10歳を祝う「二分の一成人式」と、その際に書いた「二十歳の自分に向けた手紙」を介して語られる。
    * * *
    総じて、都合の良い展開だったように思う。あるいは、現実感の乏しい展開というか…。
    亮二は亡き

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    2011年05月27日
  • 巻きぞえ

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    今回はそこまで不気味では無く
    ミステリー初心者の方でも読みやすいかと。

    新津ファンとしては少しばかり物足りなかったけど
    最後の最後に「なるほど~」と言うところに
    上手に持っていくセンスは「短編ミステリー」の女王と言いたい。

    新津さんの作品には多いのだが
    やはり主婦目線。
    主婦が読んだ方がより恐ろしいことだろう。
    男性にはあまり読ませたくないような中年女性心理。

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    2011年05月20日
  • 同居人

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    すごく気持ち悪かったです。いい意味です。多分作者が意図した気持ち悪さです。人が生きている中で発している"臭い"みたいなものがリアルに描かれていて、読んでいるうちに多々、鼻を動かしていました。

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    2011年05月08日
  • 星の見える家

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    ネタバレ

    【危険なペア】
    ペアのワイングラス。。
    それをめぐっての3人3様の想い。
    ただそれだけって感じの話でした。
    これが長編だったら、3人が絡んで面白い展開にできるのかもって。。

    【星の見える家】
    弟と一緒に東京で暮らし始めた母に恋人ができて両親は離婚。
    ま、よくある家庭話。(笑)
    でも、再婚した母が事件で殺されてってのは、小説ならではの話かな。。
    さらに、、その犯人かもしれない男がひとり暮らしの佳代子のところに
    偶然転がり込んでくるってのは、、ドラマの世界。。
    で、これも長編にしたら、佳代子はその男に復讐するのか、、
    なんて話が広がりそうな気がする。。

    【二度とふたたび】
    後輩は完全な脅迫者

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    2011年04月24日
  • 緩やかな反転

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    ネタバレ

    「ブルーもしくはブルー」を思い出した。
    人生が入れ替わる、という点では近かったけど、ショッキングな導入でした。
    タイムカプセルみたいなお酒をオープンする瞬間は本当にドキドキした。
    ただ再読する感じじゃないかも。

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    2011年03月29日
  • ママの友達

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    30年の時を経て、中学時代の交換日記が届き、
    差出人と思われる友人は殺されていた・・・
    そんなサスペンスタッチでサクサク読めたのだが、
    最終的なオチが甘く面白さが半減した。
    オチを除けば、交換日記をしていた4人の「今」が浮き彫りにされ、
    主人公たちと同年代の女としては読みやすかった。

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    2011年03月15日
  • 巻きぞえ

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    新津きよみはいかにも読み捨て系作家な扱いを受けてる気がするけど、もっと評価されるべきだと思う。安定して面白いってすごい。そして嘱託検死医で叙勲まで貰ったひとの娘さんがミステリー作家ってすごい。

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    2011年02月17日
  • 星の見える家

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    表題作「星の見える家」は面白かった。
    他の作品は・・作家さんも結婚して子どもができて、それ相応の題材で書くようになっていくんだなと。

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    2011年02月12日