新津きよみのレビュー一覧

  • 緩やかな反転

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    三十一歳のOL・亜紀子は、ある日、見知らぬ女性の訪問を受ける。亜紀子が最後に憶えているのは、その女性を玄関に招き入れたこと。―そして次に気付いた時、亜紀子は血の付いた野球のバットを握り、床に倒れている自分自身の姿を見下ろしていた。鏡を見た亜紀子は、自分の外見がその見知らぬ女性の姿に変わっていることに気付く。信じられないことに、亜紀子は彼女に殺され、そして何かのはずみで亜紀子と彼女の体が「入れ替わって」しまったらしい。加害者の姿のままで行き場を失った亜紀子は、免許証からその女性が野田光代という名前だと知り、光代の住所を訪れてみることにするが―。「反転」というふしぎな現象を通じて、二人の女性の生き

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    2014年09月29日
  • ママの友達

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    途中までかなり面白くサクサク読めていたけど、最後があっけなさ過ぎる~!え?これで終わり??ミステリーの要素がほとんどなく、拍子抜けした感じ。

    もっとそれぞれの家族について読みたかったかな。

    交換日記という言葉から当時を思い出して懐かしくなったなぁ。今も交換日記なんてあるのかな??青春!

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    2014年07月23日
  • 最後の晩餐

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    食にまつわる、短篇集。

    女と食と、薄気味悪いお話。
    おもしろかったので、
    作者の他の本も読んでみたくなる。

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    2014年07月16日
  • ふたたびの加奈子

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    【廻るのか命】

    なかなか面白かった。単調に思えたが最後でぎゅっとする感じ。すべてがきちんと腑に落ちて、読後はすっきりする。

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    2014年05月18日
  • 巻きぞえ

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    死ぬことにまつわる様々な話(7編)。
    さらっと読めるけれど、やはり読んだ後は気持ちがいいというものではなく(bad endという意味ではなく)、ぞっとするものが残る仕上がり。それがこの作者の個性なのだけど。人間的だから、余計に自分に当てはまりそうでこわいのかもしれない。
    「反対運動」などは、私は結婚はしていないけど気持ちがわかる気がして仕方なかった。最後の最後にしかできない復讐。誰にも知られず、故人にさえも。人間はきっと、特に姑なんて他人なんだから「完璧な嫁」でいることなんてそうそうできない。きっと裏がある。そういう意味でも安心はしたかな。
    おもしろかった。

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    2014年05月11日
  • 指名手配 特別捜査官 七倉愛子

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    『大丈夫。』

    ドラマ狙いな作品。面白いし読みごたえはあるが、重みがない。特に記すほどの感想はない。

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    2014年05月05日
  • 意地悪な食卓

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    食と女がテーマのちょっと怖い短編集.親のネグレクトにより図らずも鋭敏な味覚と嗅覚を身に着けてしまった女性は男の嘘も見抜けてしまい・・「嗅覚」.亡き姉を偲ぶ会で,姉秘蔵の梅酒で箍が外れた参加者たちは,口々に姉の秘密を暴露し・・「珍味」.妹の料理しか食べられない男.男と恋人,そして妹との奇妙な食卓の結末は・・「手作り」.などなど全8編.ちょっと変わった物語の数々.

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    2014年03月16日
  • 意地悪な食卓

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    文章がしっかりしてるのと、女性作家らしい表現はわりとすき。読んでいて安心はするけど、内容自体は微妙。

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    2014年02月02日
  • 彼女の命日

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    彼女の命日に誰かの体によみがえってくる、ファンタジックな世界。でも、もしかしてこういうことって実際あったりして!?山手線で寝るのはやめようと思った。

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    2013年11月12日
  • 巻きぞえ

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    死体にまつわる短編集。
    すごい面白いというわけではないけれど、さらっと読めるので暇つぶしにどうぞという感じ。
    「二番目の妻」が好きかな。

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    2013年10月06日
  • 逃げ切り 特別捜査官 七倉愛子

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    逃げ切った指名手配犯、それを追う専門部署、通称ざっそう班。

    シリーズ…かな?
    二つ目から読んでしまった。
    面白いんだけど、ちょっとぶつ切れでエピソードが入ってこない。

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    2013年07月30日
  • 意地悪な食卓

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    ネタバレ

    分厚くないし、短編なので、電車の中とか、ちょっとした待ち時間などですぐ読み終えました。
    ▼「嗅覚」「珍味」は楽しめました。「遺品」もまぁまぁ。あとは惰性で読んだって感じで、ごめんなさい。心理ホラーだそうですが、ちょっと物足りなかったかも・・・。
    ▼みんな食に関して、それぞれ大なり小なり”こだわり”を持っているじゃないですか。
    「あ〜わかる!」と共感する部分や「別に気にならないけど?」と思える部分も人によって違うだろうし・・・。もっと食の”こだわり”の部分にこだわった話ばっかり集めたものを読んでみたくなりました。

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    2013年07月04日
  • 彼女の命日

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    うーん。残された家族・恋人・犯人。それ、確かに気になると思う。
    でもなぁ。でもなぁ。と思いながら最後まで読んだ。

    最後まで読む面白さはあるんだけど、でもずーっと「でもなあ」と思いながら読んでた。
    借りた身体、その身体の主の人生に空白の一日が出来る事への、なんだろう、責任感?

    翌年の一日は、前年の一日の穴埋めで時間が費える。命日のたびに戻ってくる意味がどんどん違ってこない?って。

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    2013年05月20日
  • 彼女の命日

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    家族を守るしっかり者の女性。自分が殺されてしまい犯人は捕まらず、婚約者や家族のその後が気になる思いで、他人の身体を使って命日にだけこの世に戻ることができる。
    家族や友人、恋人の本音やその後に傷ついたり悩みながらも生きている人間へのエールに変わっていく心情の描写に注目。

    お話の設定はなかなか面白くて良かったのだけど、それぞれのストーリーが浅いままになっちゃったのが惜しい感じがした。

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    2013年05月05日
  • ふたたびの加奈子

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    交通事故で亡くなった娘・加奈子の生まれ変わりを信じる容子の執念はすごい。読んでいてときどきゾクッとなることもあった。
    生まれ変わりではないかという女の子の母親が育児ノイローゼになるところなども、子育て・母親の心情を表していると思う。
    この小説はミステリーなのかファンタジーなのか。子供を想うあまりに誘拐をしてしまう「八日目の蝉」のも似通う物語が、心に突き刺さった。

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    2013年04月21日
  • 彼女の深い眠り

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    ネタバレ

    昔付き合ったことのある男と後輩の女性、綾の結婚が決まった。
    これまでの恒例から美紀子も結婚式に招待されると思っていたが、自分にだけ招待状が届かなかった。
    ある夜、行きつけの店で隣り合った女性が「呪いをかける事が出来る」と言っているのを聞き、美紀子は綾へ呪いをかけてくれるように依頼する。

    ひったくりに遭い、意識不明に陥った綾。
    綾が目覚め、けれど記憶が失われていたことから、結婚している異母姉の家族と共に暮らす事になったのだが・・・

    それぞれの心に潜む悪意、嫉妬。
    「う~ん」と唸らせる作品だ。

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    2013年04月21日
  • 招待客

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     細かいツッコミどころが結構あるが、二転三転する展開は読む者を飽きさせない。「家族関係」に対する批評的視点が濃厚。

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    2013年04月09日
  • ママの友達

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    初の新津きよみ。

    30年振りに届いた中学時代の交換日記。直後、仲良し4人組の一人が殺された。音信不通だった残りの3人の人生が動き出す…。

    主人公達と同年代の私は、あるあると思いながら読めました。
    同じような悩みを持つ女性には、良いんじゃないかな。
    ハセジュンだけは、無念でしたが。

    ラストは、爽やかで呆気なく現実的。リアルです。

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    2013年03月08日
  • 彼女の命日

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    主人公は強盗に殺された被害者女性という刺激的な設定で展開が気になるあまりどんどん読んでしまった。良く考えられているお話。残念だったのは登場人物の誰にも共感できなかったこと。「リプレイ」の一変形のようにも思いました。

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    2012年11月30日
  • 指名手配 特別捜査官 七倉愛子

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    わたしが愛した靴/連れ去り/隠匿/顔

    ばついち、多言語をあやつり記憶力抜群、勘も良い スーパーレディの七倉愛子は見当たり捜査をする部署の警察官。
    へぇ~~ほぉ~~と言いながらするすると読んでしまいました。

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    2012年11月28日