新津きよみのレビュー一覧

  • 女友達

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    角川ホラーにしては怖くなかった。どちらかといえばありそうな話。
    29歳の千鶴の毎日の生活。交友関係。私にとても近い。そこへ現れる女友達。私もがんばって仲良くしようと思うだろう。
    社会人になって会社以外で友達ができたことはない。
    みんなそんなものか。

    亮子は狂った人間だと思うけど、彼女の生い立ちや今までの人生を思うとやはり少し可愛そうに思う。
    亮子が綺麗になり、彼女の行動を訝しがりながらも、女友達という微妙な関係を保とうとした千鶴の気持ちがとてもわかり易く、現実味がある。

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    2015年01月21日
  • 星の見える家

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    弱そうに見える女性の中の強さみたいな物。

    新津さんは安心して読める大好きな
    作家さんの一人。
    女性ならではの視点で書かれた丁寧なミステリー。

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    2010年05月12日
  • 信じていたのに

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    法律が絡んだ身の回りの恐怖7話の短編集です。
    女性が主人公のゾクっとする怖さを上手に書く人なので
    今回も面白く読めました。
    世にも奇妙でドラマ化して欲しい作品ばかりです♪

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    2010年05月12日
  • 彼女が恐怖をつれてくる

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    女性が絡んだちょっと悲しくて怖い話の短編集です。

    結構ホラーちっくなのもあります。
    でも世にも奇妙でドラマ化されそうな短編集たちで
    読みやすいのでおすすめ。

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    2010年05月12日
  • 彼女の命日

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    設定が面白くて、読みやすかった。犯人がわからないままだったけれど、それもありかなと思わせる作品。妹は最後まで好きになれなかった…。

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    2010年05月12日
  • 見つめないで

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     主婦の喜代美は、親友の秀子の発言に戸惑いを隠せなかった。ダンサーになる夢に再挑戦するというのだが、彼女は自分と同じく、夫も子供もいる平凡な41歳のただのオバサンなのだ。必死に考え直させようとするが秀子の決意は変わらず、謎の手鏡を喜代美に渡したまま、いなくなってしまった。そしてその後、死体となって発見される。彼女の突然の行動の原因、そして犯人は一体誰なのか?手掛かりはまさかこの鏡なのかと改めて見た喜代美は、そこにうつっていたありえない光景に言葉を失う。どうして鏡なのに、うつるものが反転していないのか!?

     鏡というのは確かに考えようによってはとても不気味で恐いもの、こういうホラーにはもってこ

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    2011年11月15日
  • 星の見える家

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    安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめベーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が…(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集。

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    2010年05月23日
  • ママの友達

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    サスペンスよりも心理状態に重点が置かれている印象が強かったが、
    読みやすかった。
    むかーし読んだ女性作家(名前失念)のエッセイで、同年代・同性・自分の立場と比べて、常に「でもあの女性(ヒト)より(私の方が)まだまし」みたいなニュアンスで書かれた事をふと思い出してしまった。
    自分も友人3人で交換日記やったな〜、でも、いつの間にか有耶無耶に終ったな〜。

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    2010年03月07日
  • ルーム

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    親子、姉妹でも理解できない心の葛藤がある。
    育てられ方、生まれ持った性格、相性など原因は様々なのだが、意地を張り合い理解しようともせずに永いこと離れ、本当の気持ちを察し、わかってあげられたのが亡くなったあとではあまりにも虚しい。
    角川ホラー文庫の分類に入ってはいるが、仕事に生きがいを感じ独りで生きる女性のもうひとつの心の一面や、老いた親への複雑な心境が上手く表現されており新津さんならではの人と人との心の機微に胸にくるものがあった。

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    2010年02月17日
  • 女友達

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    読後感あんま良くないね。
    いい人のようで悪い人。 悪い人のようで可哀想そうな人。
    結局どちらも悪い人。
    良い人と悪い人がいて紆余曲折のうえでの終結が スッキリするんだけど
    2人の女性の被害者と加害者が どっちも悪い人なんだもん。
    でも、先が気になった本でした。

    ( ・_ゝ・)<女友達ならでは。

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    2009年12月12日
  • 星の見える家

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    短編集。

    ★危険なペア 引き出物としてもらったペアグラスをめぐる、女性3人の物語。

    ★星の見える家 安曇野でベーカリーを営む女性の物語。その家族の関係に注目。人がいることに安心を覚える。いくらその人が何をした人でも・・・。

    などなど入ってる。(二度とふたたび、五年日記、約束、再来、セカンドオピニオン)短編集は読みやすいけれど、個人的には読みいるまでいかないのが残念。

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    2009年11月22日
  • 同窓生

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    ホラーが読みたいと思っていて何も考えず借りた本
    大学の時の友人と同窓会をしようという事になり、集まった5人
    大学時代に主人公と、とても仲が良かった子の話になるが主人公はその子のことを全く覚えていない。
    その同窓会が終わった後その5人に不可解な事が起き始めるっていう内容。

    いや、やっちゃったよね。笑
    とにかくオチがひどいです。
    これもあんまり面白くなかったなと思う。

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    2009年11月11日
  • 担任

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    単純明快でわかりやすく、だけど、面白いのが、新津先生の作品である。
    途中から、結末がなんとなく読めてはきたが、それでも楽しめる。
    「おかあさん」と教室に上がった声が余韻を残す。

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    2009年10月07日
  • 愛読者

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     仁科里美としてようやく1冊本を出し、ミステリー作家としてデビューした坂井美佐。しかし雑誌のエッセイで、作家になったきっかけを"中学生の頃に出会った先輩の影響。彼女は恩人"だと書いたばっかりに・・・。届いたファンレターはまさにその先輩からのもの。実はそこまで恩人とは思っていなかった美佐は気がすすまなかったが、せっかく手紙をくれたのだしと会ってみてびっくり。彼女は里美の作品をびっしり校正したものを持ってきただけではなく、すでに専属モニターきどりであった。

     昔の後輩と自分の亡くした子供や妹を重ねて執着する柚子の狂気(気持ち悪さ)はよく出ていたと思うのだが、この美佐の中途半端

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    2011年09月09日
  • スパイラル・エイジ

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    身ごもった殺人者との共同生活。囚われの身は彼女、それとも私?
    私は、なぜ匿うのだろう。殺人者と自分とはどこが違うのだろう。心を共振させながら、新たな生命を育んでいく。
    30代女性の“心の変容”を描いた書下ろし長編小説
    確実に、彼女の中で胎児は育っているのだ。おかしな話だが、美樹の目には、犯した罪の大きさと妊娠によって、雪乃が何か特別な力が宿った人間のように映るのだ。
    スパイラル・ポイント30代後半の女性の心と体に劇的な変化が訪れる時期。
    罪を犯した女、匿う女、暴こうとする女3人は何を産み落とすのか?

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    2010年05月24日
  • 彼女の命日

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    いきなり本人死ぬとこから始まるのでホラーってことになるのかしら。そういう感じでも無いんだけど。自分の命日に、他人に憑依してこの世に戻ってしまうの。で、自分が居なくなって、残された家族が恋人がどんなにか嘆き悲しんでいるかと思えば、恋人と妹が結婚するとか言ってるし。最初は、生きている者たちへの嫉妬みたいのがあるんですが、だんだんに受け入れて行く、死後の成長物語。

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    2009年10月04日
  • 彼女の命日

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    設定からして犯人探しだと思い込んでしまいました。命日に一日だけ戻ってくる葉子が寄り道ばっかりしてるように見えて、本筋はどうした!と思うこと度々。前もって解説の「死んでから成長する物語」というのを読んでおけば良かった。その視点で読み返せばもっと楽しめるかもしれません。元々サイコな作品を書いている方だそうで、確かにあまり言いたくないような自分の中の悪感情が描写されます。3年目のラストは夢に出そうなくらい怖かった。心理的に不安定な時は読まないほうがいいかもしれません。

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    2009年10月04日
  • 決めかねて

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    文庫本で、薄いのですぐ読めちゃいます!!

    新津さんらしい女性心理描写で同年代の私には
    共感できる部分も多々ありました。
    短いながらもきちんとまとまってて良かったです!

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    2009年10月04日
  • 悪女の秘密

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    川口、浦和など埼玉の地名がやたらと出てくるのは作者が住んでいるのでしょうか?ちょっと出かけるにしても日光だし。

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    2009年10月04日
  • 婚約者

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    自分が女でありながら、あらためて、この本読むと・・女って怖い!!特に、少女の持つ残酷さとかも・・怖いね。新津さんの作品はご主人で作家の折原一さんのと、同じで、最後の最後まで、わからなくて、楽しめる。        2007.6

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    2009年10月04日