新津きよみのレビュー一覧

  • 星の見える家

    Posted by ブクログ

    安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめベーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が…(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集。

    0
    2010年05月23日
  • ママの友達

    Posted by ブクログ

    サスペンスよりも心理状態に重点が置かれている印象が強かったが、
    読みやすかった。
    むかーし読んだ女性作家(名前失念)のエッセイで、同年代・同性・自分の立場と比べて、常に「でもあの女性(ヒト)より(私の方が)まだまし」みたいなニュアンスで書かれた事をふと思い出してしまった。
    自分も友人3人で交換日記やったな〜、でも、いつの間にか有耶無耶に終ったな〜。

    0
    2010年03月07日
  • ルーム

    Posted by ブクログ

    親子、姉妹でも理解できない心の葛藤がある。
    育てられ方、生まれ持った性格、相性など原因は様々なのだが、意地を張り合い理解しようともせずに永いこと離れ、本当の気持ちを察し、わかってあげられたのが亡くなったあとではあまりにも虚しい。
    角川ホラー文庫の分類に入ってはいるが、仕事に生きがいを感じ独りで生きる女性のもうひとつの心の一面や、老いた親への複雑な心境が上手く表現されており新津さんならではの人と人との心の機微に胸にくるものがあった。

    0
    2010年02月17日
  • 女友達

    Posted by ブクログ

    読後感あんま良くないね。
    いい人のようで悪い人。 悪い人のようで可哀想そうな人。
    結局どちらも悪い人。
    良い人と悪い人がいて紆余曲折のうえでの終結が スッキリするんだけど
    2人の女性の被害者と加害者が どっちも悪い人なんだもん。
    でも、先が気になった本でした。

    ( ・_ゝ・)<女友達ならでは。

    0
    2009年12月12日
  • 星の見える家

    Posted by ブクログ

    短編集。

    ★危険なペア 引き出物としてもらったペアグラスをめぐる、女性3人の物語。

    ★星の見える家 安曇野でベーカリーを営む女性の物語。その家族の関係に注目。人がいることに安心を覚える。いくらその人が何をした人でも・・・。

    などなど入ってる。(二度とふたたび、五年日記、約束、再来、セカンドオピニオン)短編集は読みやすいけれど、個人的には読みいるまでいかないのが残念。

    0
    2009年11月22日
  • 同窓生

    Posted by ブクログ

    ホラーが読みたいと思っていて何も考えず借りた本
    大学の時の友人と同窓会をしようという事になり、集まった5人
    大学時代に主人公と、とても仲が良かった子の話になるが主人公はその子のことを全く覚えていない。
    その同窓会が終わった後その5人に不可解な事が起き始めるっていう内容。

    いや、やっちゃったよね。笑
    とにかくオチがひどいです。
    これもあんまり面白くなかったなと思う。

    0
    2009年11月11日
  • 担任

    Posted by ブクログ

    単純明快でわかりやすく、だけど、面白いのが、新津先生の作品である。
    途中から、結末がなんとなく読めてはきたが、それでも楽しめる。
    「おかあさん」と教室に上がった声が余韻を残す。

    0
    2009年10月07日
  • 愛読者

    Posted by ブクログ

     仁科里美としてようやく1冊本を出し、ミステリー作家としてデビューした坂井美佐。しかし雑誌のエッセイで、作家になったきっかけを"中学生の頃に出会った先輩の影響。彼女は恩人"だと書いたばっかりに・・・。届いたファンレターはまさにその先輩からのもの。実はそこまで恩人とは思っていなかった美佐は気がすすまなかったが、せっかく手紙をくれたのだしと会ってみてびっくり。彼女は里美の作品をびっしり校正したものを持ってきただけではなく、すでに専属モニターきどりであった。

     昔の後輩と自分の亡くした子供や妹を重ねて執着する柚子の狂気(気持ち悪さ)はよく出ていたと思うのだが、この美佐の中途半端

    0
    2011年09月09日
  • スパイラル・エイジ

    Posted by ブクログ

    身ごもった殺人者との共同生活。囚われの身は彼女、それとも私?
    私は、なぜ匿うのだろう。殺人者と自分とはどこが違うのだろう。心を共振させながら、新たな生命を育んでいく。
    30代女性の“心の変容”を描いた書下ろし長編小説
    確実に、彼女の中で胎児は育っているのだ。おかしな話だが、美樹の目には、犯した罪の大きさと妊娠によって、雪乃が何か特別な力が宿った人間のように映るのだ。
    スパイラル・ポイント30代後半の女性の心と体に劇的な変化が訪れる時期。
    罪を犯した女、匿う女、暴こうとする女3人は何を産み落とすのか?

    0
    2010年05月24日
  • 彼女の命日

    Posted by ブクログ

    いきなり本人死ぬとこから始まるのでホラーってことになるのかしら。そういう感じでも無いんだけど。自分の命日に、他人に憑依してこの世に戻ってしまうの。で、自分が居なくなって、残された家族が恋人がどんなにか嘆き悲しんでいるかと思えば、恋人と妹が結婚するとか言ってるし。最初は、生きている者たちへの嫉妬みたいのがあるんですが、だんだんに受け入れて行く、死後の成長物語。

    0
    2009年10月04日
  • 彼女の命日

    Posted by ブクログ

    設定からして犯人探しだと思い込んでしまいました。命日に一日だけ戻ってくる葉子が寄り道ばっかりしてるように見えて、本筋はどうした!と思うこと度々。前もって解説の「死んでから成長する物語」というのを読んでおけば良かった。その視点で読み返せばもっと楽しめるかもしれません。元々サイコな作品を書いている方だそうで、確かにあまり言いたくないような自分の中の悪感情が描写されます。3年目のラストは夢に出そうなくらい怖かった。心理的に不安定な時は読まないほうがいいかもしれません。

    0
    2009年10月04日
  • 決めかねて

    Posted by ブクログ

    文庫本で、薄いのですぐ読めちゃいます!!

    新津さんらしい女性心理描写で同年代の私には
    共感できる部分も多々ありました。
    短いながらもきちんとまとまってて良かったです!

    0
    2009年10月04日
  • 悪女の秘密

    Posted by ブクログ

    川口、浦和など埼玉の地名がやたらと出てくるのは作者が住んでいるのでしょうか?ちょっと出かけるにしても日光だし。

    0
    2009年10月04日
  • 婚約者

    Posted by ブクログ

    自分が女でありながら、あらためて、この本読むと・・女って怖い!!特に、少女の持つ残酷さとかも・・怖いね。新津さんの作品はご主人で作家の折原一さんのと、同じで、最後の最後まで、わからなくて、楽しめる。        2007.6

    0
    2009年10月04日
  • 信じていたのに

    Posted by ブクログ

    大金を拾ったために、自己破産に向かう女…。借りた金を貸主が受け取らず、時効を目前に苛立つ女…。民法上、縁を切ったはずなのに、姑につきまとわれる女…。騙されやすい母親を詐欺から守ろうと必死になる女…。交通事故により、人生の流れが好転した女…。拾得物、債務、離婚調停―。身近な法律が照らし出す、身の回りにある恐怖。全七編を収録。

    0
    2010年05月24日
  • 愛読者

    Posted by ブクログ

    【2004.01.29.Thu】
    仁科美里と雨宮麗、2つの顔を持つ作家美佐に降りかかる災難。最近のミステリーは狂気の人間を出して、全てを狂気で片付けてしまう傾向がある。しかし、ここでは更に生まれ変わりという概念を持ち込むことによって、新しい狂気ミステリーに仕上がっている。

    0
    2009年10月04日
  • 婚約者

    Posted by ブクログ

    【2004.08.04.Wed】
    狂気とはどこからどこまでをいうのか。そんなことを考えさせられる作品だ。由紀子が思う妄想に近い賢一との強い結びつき。それは13歳が故の無邪気な思いで済まされるのか。由貴が最後、由紀子に乗り移り見せた執着。しかしそれも愛が強すぎた故に表れたものか。いずれにせよ、恋愛をすることによって人間は自分の中に狂気を住まわせるのかもしれない。あの人を手に入れたいという気持ちが強ければ強いほど自分の行動が見えなくなる。大抵それは理性で抑えられるのだが、この2人の「ユキ」は抑えることが出来ない。むしろこれは何ものにも揺るがせられない純粋過ぎる愛なのかもしれない。

    0
    2009年10月04日
  • 招待客

    Posted by ブクログ

    【2006.04.17.Mon】
    幼い頃川でおぼれかけ、通りすがりの男子高校生に助けられたことのある美由紀は、その命の恩人を結婚披露パーティーに招待することにする。20年の歳月を経て、その命の恩人と周りに漂う狂気に出会うこととなる。「ひきこもり」という現代社会が産み出した闇を交えながら、人の心の脆さを描き出している。美由紀のレシピエント・コーディネーターである佳代子の「20年の歳月は人を変える―変わると言えば、ほんの三日でも人間は変わるものだわ」という言葉にこの物語は要約されている。環境が人の変化に及ぼす影響は計り知れない。それを自分なりに消化できるか、翻弄され自分を見失ってしまうかは常に紙一

    0
    2009年10月04日
  • 彼女が恐怖をつれてくる

    Posted by ブクログ

    【2006.06.22.Thu】
    日常の中で狂気に取り付かれてしまう8人の女の物語。『戻ってくる女』…人を好きになった女の執念程怖いものはない。そして強固なものはない。 『時を止めた女』…タイムカプセルをめぐって過去に取り付かれる女性。 『ぶつかった女』…心と体が入れ替わった2人の女。叙述トリック。 『口が堅い女』…人は怯え、追い詰められ、転落してゆく。自らを滅ぼす。 『彼が殺した女』…最初から最後まで緊張感のある恐怖を味あわせてくれる。 『卵を愛した女』…「愛」という文字そのものに「狂」を感じる。 『結ぶ女』…結ぶという行為を軸に男女のもつれやすさを描く。 『猫を嫌う女』…過去のトラウマの根

    0
    2009年10月04日
  • 結婚させない女

    Posted by ブクログ

    【2006.07.26.Wed】
    学生時代に「ミス・リップスティック」に選ばれた美貌の持ち主高倉葉子。彼女の男友達が続いて殺される。そこにもう1人の高倉葉子の存在が浮かび上がってくる。代理出産、セクシュアルハラスメント、夫婦別姓など今も変わらずある社会問題を据えつつ、ミステリーは進んでゆく。いくつもの展開を期待させながら、最後には納得のいく結末を残している。女性だからこそ描ける作品。人を犯罪へと走らせるものは容易に言葉で表せるものばかりではない。嫉妬、恨み、復習。いくつもの思いが交錯し、練られ、発酵され、自分の中で犯罪という形につくられてゆく。そのときの女性の心理が細やかに描かれ、自らも手に汗

    0
    2009年10月04日