新津きよみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【2006.07.28.Fri】
夫の暴力に耐え切れず、由布子は家を出る。手にあるのは偶然手に入れた拳銃。逃避行にはジムのインストラクター逸美が同行することになる。2人はそれぞれ心の奥底にうごめく衝動を抱え、拳銃の力に魅せられる。また学生時代由布子と付き合っていた良介。かれは警察音楽隊に属していた。人の心にはどうしてもぬぐえない矛盾が少なからず存在しているのであろう。恨みや後悔、そして今の自分。口で説明することは出来ても、果たしてそれが真実なのか。そんな人の暗い深層心理を描き出しつつも、時に流れてくるクラリネットの音色。この小説は音楽で人々を優しく包んでくれる。音楽に触れたとき感じるものは、た -
Posted by ブクログ
駆け出しのミステリー作家である主人公に、ファンレターが2通届いた。1通は中学時代の先輩。もう1通は「愛読者」を名乗る謎の人物。「愛読者」とは一体誰なのか。主人公は、差出人不明の手紙に振り回される。
う〜ん。今回も、ストーリーの展開はよかった。嫉妬とか虚栄心とかで、人はこんなにもひどい仕打ちをしたりするんだと、怖くなった。怖いのは、幽霊とかおばけじゃなくて、人なんだなと思う。
途中までは、「どうなるんだろう?」とドキ×2したし、「人って怖い」ってすごくゾォっとしたんだけど、最後らへん、特にオチがいまいち。パンチにかけるっていうか、無理やり勢いで書き上げた感じがする。推敲しきってないのでは?と -
購入済み
期待外れでした
新津きよみさんの作品はじわりとした怖さや独特の雰囲気があって大好きです。ですがこの作品はあまりに終わりを急いだ感が伝わってきてがっかりしました。作者が後半疲れてしまったのかなと…。平凡な作品です。