【感想・ネタバレ】ルームのレビュー

あらすじ

家族と絶縁状態だった姉が急死した。都会でたった一人で生きてきた姉。その部屋の後始末のため、マンションを訪れた友美は、驚くべきものを発見してしまう。それは段ボール箱に入れられた幼児の白骨だった! 「いったいなぜ、こんなものが?」戸惑い混乱する友美だが、姉の過去を探るうちに、その隠された“秘密”を知ることに……。女の一人暮らしに潜む闇を描く、戦慄のサスペンス!

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Posted by ブクログ

「中平里美さんは、ご存知ですか?」と、黒崎友美のもとに電話が・・。それは、家族と絶縁状態にあった実の姉の名前だった。その電話で病院に行くとくも膜下出血で倒れた姉の姿が・・。翌日になるとそのまま息を引き取った。後始末のために、マンションに訪れた姉の部屋には、幼児の白骨が段ボールに入ってた・・・。都会でたった一人で生きていた姉。姉の部屋には、どんな秘密が・・・。そして、どんな過去が・・・。
一方、片桐奈央子は、独身の女性だけで集うクリスマスパーティーで、中平里美にあっていた、彼女も東京で一人で暮らしている。田舎には、一人で居る母親がいて・・。

てな、感じで友美と奈央子の物語であります。日常にありそうな感じのホラーです。
新津さんの作品を久し振りに読みました〜。(1年ぶり?)安定してて、読みてお引き込むのが上手い作家です

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

親子、姉妹でも理解できない心の葛藤がある。
育てられ方、生まれ持った性格、相性など原因は様々なのだが、意地を張り合い理解しようともせずに永いこと離れ、本当の気持ちを察し、わかってあげられたのが亡くなったあとではあまりにも虚しい。
角川ホラー文庫の分類に入ってはいるが、仕事に生きがいを感じ独りで生きる女性のもうひとつの心の一面や、老いた親への複雑な心境が上手く表現されており新津さんならではの人と人との心の機微に胸にくるものがあった。

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2010年02月17日

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