新津きよみのレビュー一覧

  • 二年半待て

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    どんでん返しというほど大仰なものではないけどどういう結末になるんだろうと考えながらも気軽に読める短編集。
    普通にまあまあ楽しめたけどえらい低評価でびっくり。

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    2019年01月25日
  • ふたたびの加奈子

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    ネタバレ

    自分の子どもの生まれ変わりと思い込んで他人の子をどうにかするホラーと思って読むよりも、
    生まれ変わりはあるっていう完全フィクションの世界と思って読む方が良かったんだな、と思った。
    可愛いそうだけど、どうにか自分の気持ちに折り合いつけれて良かったなぁと思いました。

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    2018年10月25日
  • ダブル・イニシャル

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    ローマ字、ひらがな共に姓名のイニシャルが同じ女性の連続殺人事件を、刑事である井垣が追い、被害者の知人である悠子も推理する。悠子がファンシーな三百円均一で商品開発をしている所や、角川ホラー文庫作品でデビューしたらしい井垣の、離婚した姉とその一人息子と住み甥の父親代わりを務めている背景に引き込まれた。

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    2018年10月10日
  • 彼女の命日

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    ネタバレ

     サスペンスを普段読まないため、話に入っていけるか不安でしたが、読みやすい文体でかつ主人公のみの視点での文章だったので、とてもサクサク読めました。
     とても文章は丁寧できちんとしており、物語の根幹にかかわる蘇りという大きな謎に対して直ぐに自分も不思議感を味わうことが出来ました。
     最初は殺された主人公が蘇りによって謎解きをするのかという期待があったので、サスペンスという物語の流れとはこうなのかなという気持ちで読んでいたのですが、殺された主人公は残された周りの人々が今どうしているのか、ということが気になるようで、自分のいなくなった世界の話を、主人公の視点を通して話が進んでいきます。
     個人的にそ

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    2018年07月17日
  • 誰かのぬくもり

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    お守りーー「捨てる」/誰かのぬくもりーー「拾う」/罪を認めてきださいーー「毒殺」/思い出さずにはいられないーー「扼殺」/骨になるまでーー「隠す」/秘密ーー「暴く」/女の一生ーー「迷」/不惑ーー「惑」

    過ぎた時間には色々あった。これからもきっと色々あるよ。
    さあ 行こうか

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    2018年06月18日
  • 指名手配 特別捜査官 七倉愛子

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    捜査官の目と耳と記憶と勘で街中に潜んでいる犯人を見つける、見当たり捜査。街の雑踏に潜み、瞬時に人の顔を見分け、容疑者を特定し確保する見当たり捜査班に配属された七倉愛子は、頭の中に何百もの顔写真を記憶している。ある日、オーダーした靴の引き取りに来ていた彼女は、店のガラス越しに一人の男を見つけた。窃盗容疑で指名手配中の藤森洋行。冷静に顔を分析し、強い確信を持って初の単独逮捕に踏み切った愛子を待つ運命とは…。心優しき女性捜査官が、真っ向勝負で挑む逮捕劇。

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    2018年06月17日
  • 彼女の命日

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    発想は面白い。 借りた人自身では出来ないことをやりつつ、自分の事件も解決!ならもっと良かったのに。後半に向かうほど役にはたっているようだが 最初の妊婦さんだけ何かモヤっと。 事件の方は家族の本心が覗けただけで、たいした成果無し。で、逮捕されました。よかったね。って、

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    2018年05月21日
  • ママの友達

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    ネタバレ

    学生時代、友人たちと交換していた日記が
    大人になった私に回って(送られて)くる。
    戸惑いと、少しの恐怖と、懐かしさ。

    私も友達と交換日記をしていた青春時代を思い出しました。
    複数人では交換していなかったけど、その子とは今でも1年に
    1,2度会って近況報告をしています。
    ケンカした時でさえ日記の交換をとめなかった。
    お互い日記に言いたいことや文句を書きあった記憶…笑

    新津さんといえば「女性の狂気」をこれでもかってくらい
    体感させてくれるホラー作家というイメージ。

    本作もどれほどの恐怖が味わえるんだろうとワクワクして
    読んだんですが、ちょっと違った。

    じわりじわり得

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    2018年02月25日
  • なくさないで

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    内容(「BOOK」データベースより)

    平凡で慎ましやかな生活を送っていた主婦永井純子のもとに、不可解な贈り物が届いた。送り主不明の封筒に入っていたのは真珠のイヤリング。純子は遠い記憶を呼び覚まして愕然とする。それは十二年前、恋人との別れ際になくした物だったのだ。送り主は誰?その意図は?疑心暗鬼が平穏な家庭に波紋を投げかけ、日常を恐怖に陥れるサイコホラー。

    平成30年1月24日~27日

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    2018年01月27日
  • 見つめないで

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    内容(「BOOK」データベースより)

    「本当の自分になるの」突然、自信に満ちた表情で語る秀子に、喜美代は恐怖さえ覚えた。主婦に納まって十数年、家庭を捨てて家出し、夢だったダンサーに再挑戦するというのだ。が、その直後、秀子は何者かに殺された…。別の際に彼女から渡された手鏡。ひょっとして、それが彼女の運命を変えたのか?内なる欲望を映し出す鏡が日常を歪める長編サイコホラー。

    平成30年1月21日~24日

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    2018年01月24日
  • ふたたびの加奈子

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    交通事故で一人娘の加奈子を亡くした容子。加奈子の魂を感じた容子はいつも一緒に暮らしていたが、ある日加奈子の魂が妊婦の体の中に転生したことを感じた。加奈子との暮らしをもう一度手に入れたいと思い、一人画策する容子。
    新津きよみはやっぱり気味悪いの書かせたらすごいなあと思いながらこわごわ読んでいく。しかし意外な展開に最後は爽やかささえ感じる。

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    2018年01月14日
  • 二年半待て

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    ネタバレ

    人生の分かれ道を舞台にした、大人のどんでん返しミステリー集。その中で妊活や婚活、終活など様々な年代の女性がヒロインとなる短編が7話入っている。その中でも私の印象に残ったのはダブルケア。舅姑実父と介護をして看取り今実母と孫の手伝いをする女性が若年性認知症に掛かったのではと家族に気付かれるお話。頭の中が混沌としているのに、誰かの世話をしたあとで、誰かの世話をすること。自分の仕事は自分以外の誰かの世話をすることだと脳味噌に刷り込まれていると作者に描写されるその女性がとてつもなく悲しい。

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    2017年10月26日
  • 逃げ切り 特別捜査官 七倉愛子

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    七倉愛子シリーズの2作目。

    指名手配犯の膨大な情報を頭に叩き込み、雑踏の中で彼らの顔を見極める
    見当たり捜査官たち。愛子を含むチームが活躍する。

    そんな彼らが「敗北」したと思うのは、
    指名手配犯に逃げ切られたとき。

    物語の焦点が「逃げ切り犯」からズレた感じがする。

    他には、特に感想ナシ。

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    2017年09月03日
  • 父娘(おやこ)の絆~三世代警察医物語~

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    警察医物語シリーズの第2弾。
    中編作品2編を収録。どの作品も、中心人物は大体が女性なのが、親近感を覚える理由か。

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    2017年09月03日
  • 指名手配 特別捜査官 七倉愛子

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    記憶と勘を頼りに雑踏から指名手配犯を見つけ出す「見当たり捜査官」。
    実に興味深い視点で、シリーズを続けて読んでみたいと思わせている。

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    2017年09月03日
  • 星の見える家

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめべーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が……(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集!

    【感想】

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    2017年08月27日
  • 巻きぞえ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    夫、息子と幸せに暮らす宏美は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。しかし、時を経て浮かんできたのは、その自殺の裏に隠れていた衝撃の真相だった(表題作「巻きぞえ」)。書下ろし「解剖実習」を含みすべて死体から始まる珠玉の短編ミステリー7編を収録。なにげない日常にこそ潜んでいる恐怖を描く「デイリーサスペンスの女王」渾身の短編集。

    【感想】

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    2017年08月22日
  • 信じていたのに

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    ネタバレ

    『拾ったあとで』
    大金を拾ったことで狂いだす女性の運命。
    大金を手にした後の使い方で、その後の人生が変わってしまう。

    『返しそびれて』
    お金を借りた女は、返したいと思っているのに、相手が頑として応じてくれないことに困っている。時効が過ぎてしまえば、お金を返す義務がなくなってしまうのだ。一生貸しを作ったまま生きていかなければならないという少し特殊なお話です。

    『切っても切れない』
    離婚したのに切れない、姑との縁。
    娘との血の繋がりが、主人公の女性を苦しめる。

    『名づけられて』
    もうすぐ子供が生まれる夫婦の話。女の子だと医者に言われていた妻は、「ナナ」とつく名前にしようと決めていた。しかし、

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    2017年08月11日
  • ママの友達

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    30年前、中学時代に4人で続けていた「交換日記」。
    ある日突然典子のもとに「交換日記」が届き、送りつけたと思われるハセジュンこと長谷川淳子は遺体となって発見された。
    死者が「交換日記」を届けられるはずもない。
    では、いったい誰が?
    典子は「交換日記」が届けられた困惑を抱えながら、一人娘・美咲の不登校問題にふり回される。
    何とか美咲の心を理解しようと典子は思うのだが。
    中学時代だろうと社会人だろうと、自分の居場所を求める気持ちは変わらないと思う。
    疎外され、ひとりになっても毅然としていられる人間は少ないと思う。
    ひとりぼっちなのではない。ひとりが好きなだけだ。
    そう思い込んで無理をしても、結局は

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    2017年03月04日
  • トライアングル

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    死んだ兄の代わりに一度は医師になった亮二。
    死んだ被害者の代わりに佐智恵のフリをして生きる幸。
    事件が一度起きてしまうと、被害者だけでなくたくさんの人の人生が少しずつ狂ってしまう。
    犯人は・・・あれでいいのだろうか?
    いきなり登場、いきなり死亡、いきなり告白。
    何となくすっきりとしない終わり方だった。
    ドラマ化されたときは、もっと意外な犯人だったのだけれど。

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    2017年02月20日