【感想・ネタバレ】ふたたびの加奈子のレビュー

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Posted by ブクログ

新津きよみさんの短編は読んできたけど、長編は今作が初めてだった。
人間の心理が怖いなと思う場面もあったけど、最後にはホロリとさせられた。
転生って本当にあるかもしれないと思える不思議な物語だった。

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2022年01月30日

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あの子が帰ってきてくれたら、そう思うだろう。
それを感じたら確認にはしるわ。すごい勘違いだったけど、最終的には確認できたら次に進めるかしら。

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2021年08月27日

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ネタバレ

転生って本当にあるのかな。
でも、母親のおなかの中の記憶は3才くらいまでは本当にあるって言う。

途中の容子の行動はハラハラするものもあったけど、最後は温かい感じで終わってよかったです。

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2019年05月30日

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5歳の娘「加奈子」を交通事故で失った女性が、娘の魂の再生を願って突き進む話です。
誕生・転生・再生・共生・回生と話は進んでいきますが、最初はどこかホラーな要素も含みつつ、母親の執念を感じさせつつ、最後は感動で終わります。
事件性はあるようでないような、悲しさと懐かしさもあり、どうなっていくのか不安と期待を抱えながらもすぐに読み切ってしまいました。

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2013年12月27日

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先が気になって一気に読んでしまえた。

なんとなく、感動系かと思ったけれど、違った。

子供との感動の再会。とはそりゃならないか。

自分の子供がなくなって、生まれ変わった先がわかったら・・・
同じように動いてしまうかも?

最後はハッピーエンドになってよかった。
途中、なんだかミステリーのような感覚にもなったので。
面白かった。

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2013年08月20日

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魂の転生のお話だけれど、この類の話に興味があるので一気に読んでしまいました。本当にこんな事があるのかと思いながら参考文献も読んでみたいです。

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2013年07月03日

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喫茶室でアイスコーヒーとアイスクリームを注文した女性。
アイスコーヒーを飲みながら、アイスクリームが置かれた隣席に
まるで誰かが座っているかのように微笑みかけている。
エスカレーターでは右側に立ち、左側にこども一人分のスペースを空け
突然誰かを探すかのように走り出して化粧室に入り
「お子様と一緒に入れます」と書かれた個室から、誰もいない隣の空間に
「よかったわね、間に合って。」と語りかけながら出てきて。。。

当初はホラー文庫の一冊として刊行されたというのも大いに頷ける
ぞっとするようなプロローグです。
でも、私と同じ怖がり屋の読者さんも、どうか安心してください。
読み進めるうちに、ホラーではなくて人を想うせつなさを描いた物語だとわかるので。

自分がたまたま迎えに出なかったばかりに、可愛い盛りの娘を
事故で死なせてしまったと悔やむ容子。
彼女が、亡くなった加奈子の魂が戻ってきた、ちゃんと気配が感じられると言い張って
幼児用のお皿にごはんを用意したり話しかけたりする気持ちは、
なんだかとてもわかるような気がするのです。
子を持つ母だからということではなく、誰でも大切に想う人を亡くし
それが自分のせいだと思い詰めたら、そんな状態になっても不思議はないと思えて。

それよりも、いつまでもそばにいてくれると思っていた加奈子の魂が自分から離れ
見知らぬ妊婦のお腹の中の赤ちゃんに宿ったと知ってからの
容子の行動のほうが、ずっと怖くて痛々しい。
住む場所も職業も行動パターンも変え、じわじわと時間をかけて
加奈子の生まれ変わりを宿したターゲットに近づいていく彼女を
息を殺し、ハラハラしながら追いかけずにはいられません。

容子に限らず、誰にどう思われようと愛する者を守ろうとあがく
女性たちの姿が印象的な物語。
容子の執着がおおらかな愛に変わる瞬間が鮮やかです。

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2013年05月07日

Posted by ブクログ

子供を亡くした親の気持ち、子育てに奮闘する母の気持ちと父の行動、共鳴しながらドンドン引き込まれる感じ。場面展開がテンポ良く、読み進め易い。
何度か背筋がゾクッとする部分があり、作り物っぽさも否めないが考えさせられる内容もあり、読んで良かった感あり。

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2013年04月13日

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母性って 怖い。身近な人の死はこんなにも残された者を追い詰め狂気させるのか。人物関係も心理描写も、読んでいてわくわくする。結末の付け方はさすがミステリーだなぁ。終わり方も上手いと思った。映画化たのしみ。

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2013年01月31日

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ネタバレ

五歳になった一人娘をなくした夫婦。その妻はそれを受け入れられないのか、死んだ娘の魂が存在していて、いつか転成すると信じきってしまい…

裏表紙に書かれた「感動必至の〜」を信じて購入して読み始めた本作。しかし、しばらくは娘の死を受け入れられな母親のサイコサスペンスな、薄気味悪いという印象を受けました。

見えもしない魂だけの存在になった娘が身近にいる、と公言してみたり、その子が他人の子どもに転成したと思い込むところ。そしてその子をいずれ社会的にも我が子として取り戻そうと画策する姿には、感動どころか戦慄を覚えるほど。

「どこが感動必至やねん」と批判的に思いつつも、でも先の展開が気になって、ページをめくる速度は早め。最終的にはすべてが丸く収まる感じで終焉を迎えるので、それなりに溜飲が下がる感はありました。

本作、来年春に映画として公開される模様。作品としてはインパクト強い内容ではなかったので、これをどのように多くのお客さんにウケる形に仕上げるのかがスゴく気になります。

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2012年11月11日

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ネタバレ

自分の子どもの生まれ変わりと思い込んで他人の子をどうにかするホラーと思って読むよりも、
生まれ変わりはあるっていう完全フィクションの世界と思って読む方が良かったんだな、と思った。
可愛いそうだけど、どうにか自分の気持ちに折り合いつけれて良かったなぁと思いました。

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2018年10月25日

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交通事故で一人娘の加奈子を亡くした容子。加奈子の魂を感じた容子はいつも一緒に暮らしていたが、ある日加奈子の魂が妊婦の体の中に転生したことを感じた。加奈子との暮らしをもう一度手に入れたいと思い、一人画策する容子。
新津きよみはやっぱり気味悪いの書かせたらすごいなあと思いながらこわごわ読んでいく。しかし意外な展開に最後は爽やかささえ感じる。

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2018年01月14日

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【廻るのか命】

なかなか面白かった。単調に思えたが最後でぎゅっとする感じ。すべてがきちんと腑に落ちて、読後はすっきりする。

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2014年05月18日

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交通事故で亡くなった娘・加奈子の生まれ変わりを信じる容子の執念はすごい。読んでいてときどきゾクッとなることもあった。
生まれ変わりではないかという女の子の母親が育児ノイローゼになるところなども、子育て・母親の心情を表していると思う。
この小説はミステリーなのかファンタジーなのか。子供を想うあまりに誘拐をしてしまう「八日目の蝉」のも似通う物語が、心に突き刺さった。

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2013年04月21日

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