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Posted by ブクログ
『え?どんな話かな…』本屋でタイトルを見てドキッとした笑
新津きよみさんという作家は初めて知ったが、短編の名手のようだ。
この本は7話収録の短編集でいずれも面白かった。
主人公はいずれも僕と同年代くらいのシニアの男女だったのがよかった。
夫亡き後に娘夫婦と同居することになった女性。そこには妻に先立たれた娘夫の父親が同居しており、奇妙な同居生活がはじまる『むさしのニューライフ』。シニアの男性が別れた娘に会いに行くが、そこには何人もの女性がおり、我が娘が誰だかわからない『ゲストハウス』。
タイトルの『妻が余分』は、長い単身赴任を終えて我が家に戻ると、集めていたコレクションが捨てられており、自分の部屋には義母が自分に断りなく居候していた話。
最後の『十年日記』は三世代にわたる人の絆を描くハートフルな話であり不覚にも目頭を熱くしました。
いやいやもちろん小説の世界の話だけど、60歳を超えても人生って様々なんだなあと思う。
新年からなかなか良い本に出会えたなあ。
Posted by ブクログ
新津きよみさんは初読みの作家さん。
『妻が余分』
初読みにしてこのタイトル!
いやぁインパクトが強すぎる!!笑
本作はシニアの生き方を描いた全7篇の短編集
収録作は以下のとおり
むさしのニューライフ
ゲストハウス
百万円分の無駄
サードライフ
妻が余分
ヘアドネーション
十年日記
短編ごとの繋がりはなく、それぞれ単体でサクッと楽しめる。
表題作の『妻が余分』は、解説の柿沼瑛子さん曰く、
実際に余分なのは夫の方である。とバッサリ!笑
なるほど、そういう見方もあるのか。
短編によって男も女も主人公になり、
シニア世代が豊富な人生経験で培ったがゆえの考え方が垣間見られる。
これが、とても愛おしくて実に人間らしい。
いいですねぇ、折り返し地点をとっくに過ぎたと思っていても、まだまだ続きますね人生は。
私は「百万円分の無駄」と「妻が余分」が好みだった。
伴侶に言えない胸の内って、幾つになってもあるんだと本作を通じて感じた。
共に生きていく同士でも、言うべきことと、言わなくていいことの区別が難しい。
私の場合、言わなくていいのに、ついつい言っちゃう日々に反省・・・
でも黙ってて、ためてから言うのもよくないしね。
うん、やっぱり小出しで言おう!
言うんか〜い
置かれている立場や環境、ライフスタイル、世代によっても感じ方が変わりそうな一冊。
ちょっとだけ先の先輩方の暮らしぶりを、覗き見させてもらったような気分になった。
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