新津きよみのレビュー一覧

  • 指先の戦慄

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    いくつか読んだことがあった作品が
    あったものの、また読み返すと恐ろしくって。(笑)

    どこにでもいる普通の女性がほんの些細なことで
    狂ってしまうと言うか、近くにもありそうで…。
    そういうリアルな怖さです。

    さすが新津さん。
    おもしろかったです。

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    2011年06月30日
  • かけら

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    中学時代に同じアイドル歌手のファンだった三人の女性。大人になった今、それぞれがストーカー被害、友人の失踪、借金…と問題に巻き込まれていた。三人のエピソードが並行して進んでいく。

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    2010年05月27日
  • 同居人

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    自分のマンションを買った麻由美と、ルームメイトに採用された乃理子。秘密を抱えたまま暮らしているとぎくしゃくし始める。ある日招き入れた珍客が、転機となる。最後はぞっとする結末。

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    2010年04月26日
  • 彼女が恐怖をつれてくる

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    「夏に付き合うには最高の女」と紹介された雪子。付き合ううちに真一はある違和感を覚えていく【戻ってくる女】、小学校時代のタイムカプセルに入れた手紙が、20年後の自分にある疑念を抱かせる【時を止めた女】、気まぐれに元恋人の住む駅で降りたことであらぬ嫌疑を受ける恵子。嘘のアリバイを語ったのは意外な人物だった【猫を嫌う女】他、日常の裂け目に囚われた女たちの恐怖を描く短編8編を収録。

    日常の中から不意に現れる裂け目を描いているというか、モダンホラーテイストの作品が多い。本のタイトルにあわせて収録作の一部も改題されているのは、面白いというか強引というか……。

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    2010年04月13日
  • 彼女が恐怖をつれてくる

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    七編の短編集です。女性が仕掛人と言うか、ホラーの担い手と言うか、とにかく怖い…と言うか気持ち悪さも残る作品でした

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    2009年12月05日
  • 愛読者

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    最初は「こんな風になるんだろうなぁ」という推測と共に読んでいたけれど、意外な展開になっておもしろかった。それにしても、柚子さんは怖い・・・。生まれ変わりのお話もおもしろかった。

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    2010年10月08日
  • 同窓生

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    ある日史子は、マンションの階段で倒れていた。携帯電話で目覚めた彼女は、仕事でこのマンションに訪れた事を知るがマンションに来た時の記憶が無かった。
    家に帰ってきて、少人数で同窓会をやろうと誘いの電話が来た。そこでの会話では、「鈴木友子」と言う同級生の話題があがった。史子と仲が良かったと言われたが、史子の記憶にはまったく無い人物だった。
    倒れた時に脳が異常になったのか?と不安の気持ちを持って、同窓会に行ったが、そこでも「鈴木友子」の話になり、みんなが知っていてやはり史子と親しかったとみんなが言う。
    史子には、どうしても思い出せず、ますます自分の記憶に不安を抱いていく。そして、同窓会に出たメン

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    2009年10月07日
  • 同窓生

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    大学時の同窓会で再開した、彼女達が作った架空の人物、鈴木友子が、なぜか、実在の人物と化し、独り歩きを始めるが、誰のところに現れるかによって、シチュエーションが違っているのが、混乱を招き、そこがまた、面白かったりする。
    彼女はいったい誰なのか、終わりの方で明かされてゆく事実は、驚きと共に、切なさも加わり、うまくまとまっていると思う。

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    2009年10月07日
  • 女友達

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    29歳独身、一人暮らしで特定の恋人は無し。満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、ふとしたきっかけから隣人・亮子と知り合った。同い年だが自分より容姿も収入も劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。ファッションや持ち物の比較、相手の幸せへの嫉妬、虚栄心を満たすための小さな嘘—女友達の間にはありがちな些細な出来事が積み重なった時、ふたりの間に生まれた惨劇とは?女性心理の奥底を緻密に描く、長編サスペンス・ホラー。

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    2009年10月04日
  • ルーム

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    「中平里美さんは、ご存知ですか?」と、黒崎友美のもとに電話が・・。それは、家族と絶縁状態にあった実の姉の名前だった。その電話で病院に行くとくも膜下出血で倒れた姉の姿が・・。翌日になるとそのまま息を引き取った。後始末のために、マンションに訪れた姉の部屋には、幼児の白骨が段ボールに入ってた・・・。都会でたった一人で生きていた姉。姉の部屋には、どんな秘密が・・・。そして、どんな過去が・・・。
    一方、片桐奈央子は、独身の女性だけで集うクリスマスパーティーで、中平里美にあっていた、彼女も東京で一人で暮らしている。田舎には、一人で居る母親がいて・・。

    てな、感じで友美と奈央子の物語であります。日常に

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    2009年10月07日
  • ただ雪のように

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    白雪姫をモチーフにした女性の嫉妬心が描かれています。けれど、主人公は良心的で姪っ子も可愛らしいと思います。
    後半、ミステリーになってきて展開が面白いです。最後はほのぼのハッピーエンド。

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    2009年10月04日
  • 彼女の深い眠り

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    「眠り姫」ですね。
    なかなかおもしろかった。
    物語の内容…というよりは、作者が言わせたという登場人物の言葉に共感した。
    そうそうそうそう! って感じだった。
    私も、「今、独身だったら…」とか「まだ子供を産まないで旦那と2人だったら…」とか考えるし、実際にそういう生活をしている人のことが気になるもん。
    あと、佐知子の夫、剛史の母千栄子がなんだか義母にダブって仕方なかった。
    千栄子ほどひどくはないけど、義母も「うちの息子が選択したことに間違いはない」「息子の決定にしたがう」という考えの持ち主だから。
    かといって私にひどいことを言ったりすることはないから、そこが千栄子と違う点だけどね。

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    2011年08月11日
  • 同居人

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    新築のマンションを購入した主人公。ローンの繰上げ返済のために、ルームメイトと暮らし始めることに。しかし、互いに秘密を抱えているがゆえに、徐々にギクシャクしだす。そんな折、ルームメイトがホームレスの女性を、主人公に無断で部屋に上げたことから、さらに大きな齟齬をきたすことになってゆく。

    今回も、話の展開がドキ×2もんで、手に汗握った。でも、毎度のごとく、オチはあっさり、っていうかオカルト結末。

    また尻すぼみの結末かぁ・・・とおもいきや「エピローグ」がスパイスとなってて、おもしろかった。これにはうっちゃりをくった。

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    2009年10月04日
  • 同窓生

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    長編ホラー・サスペンス。

    梗概を書くと、14年ぶりに同窓会に出席した主人公は、そこに集まった友達と懐かしい話や近況報告に花を咲かせる。その中で、「鈴木友子さんとあなた、とても仲良かったわね」という話題になる。しかし、みんなが覚えている「鈴木友子」という女を全く思い出すことができない・・・。自分は健忘症ではないかと不安を募らせる主人公。「鈴木友子」を軸に、主人公とその周りの人々の様々な記憶が複雑に絡み合い、事件は意外な展開を見せる・・・。

    今回もおもしろかった。新津きよみさんって、前回の作品もそうなんだけど、どんでん返しの結末とか衝撃の結末とかを書いて読者を楽しませるんじゃなくて、結末に至る

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    2009年10月04日
  • 女友達

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    サスペンスホラー。長編。

    容姿も収入も自分より劣っている友人に、優越感の入り混じった安心感を抱く主人公。嫉妬や、見栄、女同士にはありがちな些事が、惨劇への扉を開く・・・。

    すばらしい!!こんなに女の心理を巧みな筆致で描写できるなんて、信じられない。脱帽。作者は、女性心理に対する鋭い慧眼の持ち主である。

    女友達への嫉妬、見栄。自分より劣る相手に対して感じる安堵感、優越感。自分の後ろを歩いてるハズだった友人が自分を追い抜こうとすることに対する恐怖、焦燥。

    女なら誰でもあるハズのドロ×2した部分。それをこんなに明け透けに描くことができるなんて・・・。感服の至りです。

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    2009年10月04日
  • 訪問者

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    夫の出張中、7ヶ月の息子と二人きりの家に、強盗殺人犯が逃げ込んできた・・。
    じわじわ怖いです。
    でもこの本、読み始めてから気がついたんですが、私以前に読んだことありました・・(苦笑)。

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    2009年10月04日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    美味しいと思う旅をしてみたい。旅をすると時間に追われ、心においしいと思う食がないような気がする。旅は食が楽しみ、その後色々な所を見て回る。旅をしないと美味しいと思う事は無い。行った場所そこの雰囲気旅をする事によって、おいしい旅ができる。

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    2025年11月26日
  • キッチンつれづれ

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    キッチンには使った人の気配や家族の想い出が詰まっている。色んな家族の生活をちょっと覗ける短編集。
    “レシピ本はその時代の人たちとつながっている。”
    キッチンに立つ度に、この言葉を思い出して、優しい気持ちで料理が出来そう。

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    2025年11月16日
  • おひとりさま日和

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    さくっと読める。
    物語性を出すためか最初から一人が良くて悠々楽しんでる漫喫系がどうしても少ない気がしてそこがちょっと不満かも。
    まわりのしがらみ描写多すぎておひとりさまってそんなに難易度高いっけ?という疑問はすごくある笑
    そういう点から最後の最上階が一番好きかな。

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    2025年11月16日
  • これが最後のおたよりです

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    好きなのもそれほどでも…のもあったけど、よかったです。

    猫への遺言
    とても素敵なご主人だな。

    十年日記
    これは、あたしも書いていて、二冊目なんだけど、
    なんか予感があったときには、先に処分しておこうと思ってるけど…
    こんなに素敵な人もいるんだな…と、自分の日記と比べて、恥ずかしくなったよ…泣

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    2025年11月16日