適菜収のレビュー一覧

  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳というか超訳ということである。ただこの新書を語るときには、まず、原作よりも翻訳のあり方について語らねばならないだろう。
    所詮、「日本語訳」を読むのだから意訳はどうしても必要と思う。原書に忠実?に直訳されても、おそらく自分ら一般人には理解が難しい。ただ、この書のような超訳はどうかという話である。
    試しに近くにあった白水社「ニーチェ全集」(西尾幹二訳)の「アンチクリスト」のページをめくると、荘厳で詩的な調べのおそらく忠実に翻訳されたニーチェの言葉として記されている。また、そうであるが故に散文調の哲学的言い回しで(アフォリズム)、日本語文としては・・・という状態

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    2013年05月25日
  • 日本崩壊 百の兆候

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    社会の足音がかすかに軋みを立て始めて久しい。政治の空洞化、教育の荒廃、言葉の劣化――いずれも特別な事件ではなく、日常に紛れた異変だ。
     著者は百の断片を通じ、崩壊が一気に訪れるのではなく、無自覚の選択の積み重ねで進むことを示す。
     恐ろしいのは、危機が静かである点だ。騒がぬまま、基盤だけが削られていく。
     では何ができるのか。兆候を見てなお目を閉じるのか、それとも立ち止まるのか、大きな変革を選ぶのか――崩壊の行方は読む側に委ねられている。

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    2026年01月31日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    (仏教と言えば日本の仏教の認識でいる)私が読んだ感想は「ニーチェさん、仏教を買いかぶりすぎ」。
    「ブッダ」も「イエス」も悪くないように(この本ではキリスト教をメチャクチャに貶しつつ、イエス本人のことは悪く言っていない)、仏教もキリスト教も、後の世に教団となってからはその組織の存続のためにいろいろ変容したり、その時々の指導者に都合のいい教義が付け加わったりするものなのだろう。

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    2025年12月30日
  • 日本人は豚になる

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    三島が決起して55年。彼の警鐘は間違ってなかった。その発露方法は別だろうけど。さらに、日本の、日本人の精神的な退廃は進み、経済大国ですらなくなったというのが現在の日本では。

    三島由紀夫の警鐘を現在に鳴らしてくれるのは良い1冊だけど、それを引用した適菜さんの強い主張の声が大きいのがやや残念。

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    2025年12月04日
  • 思想の免疫力

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    コロナ禍において出された対談本。4年越しにようやく読んだ。まあまあ面白かった。中野剛志「小林秀雄の政治学」も買ってあるので読もう。

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    2025年10月28日
  • 日本崩壊 百の兆候

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    2021年後半から2025年前半の世相。言葉を選ばず、こき下ろされるのは”保守”に分類される政治家や言論人。二大政党の力関係はびくとも変わらず。与党も野党もその状況に安住し、両者に潜む”エセウヨ”達が跋扈した。無理を通して道理を引っ込める。法を破っても訴追されない。取り沙汰されない不祥事の数々。汚く罵ってでも、叩きがいがあった。…衆参両院での与党が過半数割れ。新たな保守が台頭するがその基盤はあまりに脆弱。綱渡りはバランスを崩せば落ちてしまう。こっちを叩けば、あっちも叩く。”エセリベ”達の矛盾も追及したい。

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    2025年07月26日
  • 新編 はじめてのニーチェ

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    ニーチェってどんな人なんやろ?っていう疑問だけで読んでみたが面白い。キリスト教への批判から始まり、平等主義・民主主義なども批判する新鮮さ。普段からなんとなく民主主義、キリスト教が多数派だから、それなりに妥当なものだと思ってはいたが、批判的な視点を持ち合わすことも大切だと感じた

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    2025年03月30日
  • 自民党の大罪

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    総選挙まじかの今、この本はストレートに自民党の罪を暴きます。35年間で何故自民党は「日本人の敵」に変質してしまったのか?この本をどうぞ!

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    2024年10月18日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

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    2024年09月14日
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!

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    いろいろと文句はあるのだが、訳文に対応する徒然草本体からの引用が一部分だけというのは一体どういうことなのか。これでは訳文が原典に忠実なのか著者の主観含みなのかがこの本だけでは判断できず、読者に対して不親切だと思うんですけど。
    著者は歴史学者ではないので、引用箇所の歴史的背景の説明が薄っぺらい点にはひとまず目をつぶることにする。そのうえで現代における例示内容の悪趣味さにも目をつぶればその解釈自体はおおよそ同意できるんだけど、専門家との向き合い方の部分に関してだけは、コロナ禍を経験して専門家への信頼が失墜した現代日本でそのまま適用しちゃいけないんじゃないですかね。
    総じて本書から先行して読んだ徒然

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    2024年04月28日
  • 維新観察記 - 彼らは第三の選択肢なのか -

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    表題からはひょっとして冷静な維新論かと思いましたが全編維新批判でいっぱいでした。まあ、著者が著者なんで予想された範囲内ですが・・ 多くは既に報道などで知っていたことですが、集めるとさすがにすごいですね・・ 維新ファンは読まない方がいいかも。

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    2024年02月15日
  • 安倍晋三の正体

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    前から感じていた安倍晋三の胡散臭さが裏付けされた気がします。こんな人を今だに奉っている自民党に政権を任していていいのか。衝撃の死に様で彼を否定することは死者に鞭打つ行為とされている向きがあるが、亡くなった人が全て聖人であるわけがない。冷静に評価すべきだ。その点著者は若干の大人気ない言葉使いが端々に出ていて、少し気になるところではある。こんな人を長期で首相にしてしまう今の日本の政界に問題があると感じる。

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    2023年10月23日
  • 日本を救うC層の研究

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    改革とまでは言わなくとも,変えた方がいいものもあるだろう。保守も変化そのものを否定する立場ではないと思う。変化への慎重さ,思慮深さが,昨今のスピード重視やコスパ思考と異なるのだろう。

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     B層は構造改革の目的を知らないし,知ろうともしません。ただ,「改革=新しい=なんだか良さそう」「抵抗勢力=古くさい=既得権益」という程度のイメージしか持っていない。
     郵政選挙では,このB層に向けて「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」といった小泉純一郎のワンフレーズ・ポリティクスがぶつけられました。要するに,問題を極度に単純化し,二択か三択を目の前にぶらさげることで,普段モノを考えていない

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    2023年09月10日
  • 日本を腐らせたいかがわしい人々

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    安倍総理(故人)を今さら批判することはないにしても、筆者のいうアベ的なものは未だに残存する。忘れちゃいけない。

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    2023年06月26日
  • ニッポンを蝕む全体主義

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    前半は、全体主義の歴史を鋭く追及し、後半は安倍氏、橋本氏を激しく批判しています。私はこれは後半の批判を先に持ってきて、前半の話の中に安倍総理や橋本徹を入れて書かれた方が分かりやすく、面白いが気がしました。戦前の日本やナチスに代表される全体主義と比べるのが、安倍氏や橋本氏では役不足で分かりにくさを感じました。もし機会があったら、自民党や維新の会と全体主義との考察を読んでみたいです。

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    2022年12月10日
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!

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    「滝悦子のマイブックストーリー」をキッカケに買いました。毎日ちょこちょこ読みました。過去から学ぶことは多いです。

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    2022年11月24日
  • 日本をダメにした新B層の研究

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    言っている事は極めてマトモだとは思うが、他の著作からの引用や特定人物への辛辣な批判(悪口)が大半で、内容の薄い本。

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    2022年11月17日
  • それでもバカとは戦え

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    言ってることはごもっとも.ホントにバカが世の中を牛耳ってる困った世の中なんだけども…読みたかったのはコレじゃなくて,取材,研究に基づく検証的内容だったのよねー.

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    2022年11月13日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    国家や政治の在り方、保守・左翼論壇の潮流などを社会学的な考察を元にその当事者である人間を脳科学的に分析し、ニーチェを始めとした哲学の引用をスパイスにして議論が進みます。対談なので深く考察された世界観などは望むべくもないですが、断片的ながらも様々な展開を楽しむ中で多くの気付きを得ることができました。
    それにしても、適菜収氏の安倍元首相に対する罵詈雑言は品性を疑うレベル、本書の冒頭で人は見かけで判断できるとの議論があったので、適菜収氏の写真を検索したところまさに。。。w

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    2022年08月25日
  • ニッポンを蝕む全体主義

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    第一章から第四章までの歴史や哲学等を引用してアカデミックに全体主義を語るところと、第五章、第六章の維新の会や安倍元首相に罵詈雑言を浴びせるところの落差が激しい。
    前者をもう少し砕けた感じで読みやすくして後者をもう少し上品にした方がバランスが取れて説得力があったように思う。
    まぁ、全体主義であってもその考え方が自分の考えに近ければ嫌悪感よりもむしろ親近感を持ち、自分と異なっていた場合は、本書でいうところの「大衆」は馬鹿にしか見えないだろうなと思う私はやはり「大衆」の一人なのだろうw

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    2022年05月11日