適菜収のレビュー一覧
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ニーチェの言葉を引用しながら
「B層」と言われる人たちによる現代社会を批判している本。
前作の『ゲーテの警告』とセットで読むことをオススメします。
今、なんとなく社会に違和感を感じている人は一度目を通してみたら新しい発見があるかも。Posted by ブクログ -
『アンチクリスト』の現代語訳版。
非常に読みやすかった。
過激な文体をとってはいるが、
納得できる指摘がたくさんある。
今度は、『アンチクリスト』を厳密な邦訳でも読んでみたい。Posted by ブクログ -
ぎるてぃ!。痛快なキリスト教批評。たぶん訳語調により読みやすい流れがあるためそう思う。世界3大宗教、一神教、という側面をもつ反面、イスラム教徒の違いは報復をしないこと、万人に対するアイデアルと教えられてきた。しかし、実際には、愛のためにか他教の攻撃には、反撃を行うことは証明された(本書の表紙の絵から...続きを読むPosted by ブクログ
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「超訳」なので、ニーチェの原書にどこまで忠実なのかは分からないが、非常に読みやすいことは確か。
当たり前すぎて誰も言わないことを、ずばりと明言している。Posted by ブクログ -
サブタイトルにある「B層」が本書のキーワードです。現在の日本において大衆だけでなく知識人・マスコミ、果ては政治家までが「B層化」していることの危険性を、ニーチェの思想のエッセンスを織り交ぜながら文字通り警鐘しています。Posted by ブクログ
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本物のアンチクリストを読んだことがないクソ野郎だったので、今読破中です。先生のこの本のおかげで少しは楽に読めそうです。もう大変感謝しておりまして、Twitterでもフォローさせれて頂いております。Posted by ブクログ
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谷垣総裁に読んでもらいたい。笑
是非ともマスメディアを利用しまくって政権を奪還するしか、ないんじゃないかと思う。
民衆、女こどもの考えを政治にもってきてはいけない。
民主主義は危ない。
やっぱり頭のいい人達に日本を担って貰わなきゃいけないなあと思いました。
公務員の給料もっと上げればいいの...続きを読むPosted by ブクログ -
一先ず、内容如何より単純に面白いと思った。かなり書き味は過激な印象。
ただ、言われてみると、キリスト教は人間の本能を不必要に縛っているようにも思えたし、所謂弱い人達を更に弱くし、取り込もうと思索しているかもしれないな、とは思わされた。
そしてなにより、キリスト教如何に拘らず、真理がどうとか、善とか...続きを読むPosted by ブクログ -
限界や苦を、罪や罰などの非現実的な概念に昇華するキリスト教的なnegativeな思考はやめ、現実のものとして受け止めかつ乗り越えることで幸福を作り出せ。という話。ニーチェは一見弱者に厳しいが、ニーチェの理想とする強者が弱者をも救いよい世界を築くという論理なのだろう。Posted by ブクログ
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「神は死んだ」という言葉で有名なドイツの哲学者、ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳。解説にあるとおり、終始知識人が難解な思想を大衆に開陳するという印象はなく、フランクな口語体で読者に迫って語りかけてくるような印象だった。キリスト教世界=精神病院、僧侶=寄生虫だとか。
個人的にはキリスト教と...続きを読むPosted by ブクログ -
ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳というか超訳ということである。ただこの新書を語るときには、まず、原作よりも翻訳のあり方について語らねばならないだろう。
所詮、「日本語訳」を読むのだから意訳はどうしても必要と思う。原書に忠実?に直訳されても、おそらく自分ら一般人には理解が難しい。ただ、この書のよ...続きを読むPosted by ブクログ -
ニーチェの『アンチクライスト』の現代語訳。
訳書にありがちな倒置法(なぜならば…とか)が少し気になりましたが、読みやすいと思います。
キリスト教に限らず信仰を持って、それに人生や命をかける人たちがいます。日常生活で神様に畏敬する人たちがいます。宗教を利用して社会を動かす人がいます。で、当然動かさ...続きを読むPosted by ブクログ -
表題からはひょっとして冷静な維新論かと思いましたが全編維新批判でいっぱいでした。まあ、著者が著者なんで予想された範囲内ですが・・ 多くは既に報道などで知っていたことですが、集めるとさすがにすごいですね・・ 維新ファンは読まない方がいいかも。Posted by ブクログ
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三島由紀夫は表現者であり小説家、かつ顔も名前も売れていた。その彼が、ひっそり死なず、大衆に晒して割腹し、そこに主張を込めたのだから、その死はパフォーマンス以外の何物でもない。時代の変化に命を賭けたなら結果を見ずには無責任。諦めたという事なら、自らが忌避した小説家の自死と何が違うか。
その三島が憂い...続きを読むPosted by ブクログ -
改革とまでは言わなくとも,変えた方がいいものもあるだろう。保守も変化そのものを否定する立場ではないと思う。変化への慎重さ,思慮深さが,昨今のスピード重視やコスパ思考と異なるのだろう。
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B層は構造改革の目的を知らないし,知ろうともしません。ただ,「改革=新しい=なんだか良さそう」「抵抗...続きを読むPosted by ブクログ -
啓発とは、新たな知識や気付きを与えて人を導く事。自己啓発とは自らそれを得ようとする事だが、自己啓発本はその一助となる著者からの啓蒙。徒然草は、まさに自己啓発本の一種。人間社会の真理を語り記す。今読んでも学びがあるとすれば、数百年やそこらで変わらぬ、人間への本質的な見抜きがある。今の100冊より、徒然...続きを読むPosted by ブクログ
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前半は、全体主義の歴史を鋭く追及し、後半は安倍氏、橋本氏を激しく批判しています。私はこれは後半の批判を先に持ってきて、前半の話の中に安倍総理や橋本徹を入れて書かれた方が分かりやすく、面白いが気がしました。戦前の日本やナチスに代表される全体主義と比べるのが、安倍氏や橋本氏では役不足で分かりにくさを感じ...続きを読むPosted by ブクログ