適菜収のレビュー一覧

  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    ゲーテの言葉を借りながら、言うところのB層、そして、B層を利用している層によって動かされる社会の行き着く先がどこにあるのかを論じるもの。186頁、128頁、161頁、168〜177頁辺りが私の職業とも関わり、検討を要するな、と。157頁、私には分かりにくい。
    なんにせよ、興味深い。

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    2014年03月24日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    少々過激で極端な部分のある文ではあるが、読み易く、内容が非常にわかりやすい。日本人だから、客観的に受け止められるのでしょうか。

    “殉教者とは、自分が信じている宗教のために、自分の命を捨てる人のこと。何かのために命を捨てたとしても、その対象になるものの価値が変化するわけではない。”

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    2013年11月08日
  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    現代の問題点をゲーテの引用を用いて痛快に表現している本です。

    「B層」(定義はご一読ください)批判がメインですが、この「B層」というカテゴリ分け、表現の仕方は妙に納得感があり、最近の社会に感じる違和感がクリアになりました。

    ただ、自分が「A層」だと思って読み進めると痛快なものの、「B層」戦略に多少踊らされてる部分もあり、そう思うと一気に恥ずかしくなります…。

    後半は比較的哲学的な内容が色濃く出ている印象で、最近哲学にあまり触れていないからか、自分なりに勉強したくなりました。

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    2013年07月24日
  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    最近は知らない事がエライ、知らなくて何が悪い、みたいな風潮があって、正にこの本に書かれているような事が身近に感じられます。外で働いていても、お金払ってるこっちがエライんだ的な振る舞いをする人がいるし、とにかく品や知性を感じる人よりもそんな風な下品な連中の方が幅を効かせている。こんな世の中を変えていくためには、我々大人はもっと正しい見識をもてるようにならなければならないし、子ども達にも正しい教育をしなければならないと思いました。

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    2013年06月20日
  • 新編 はじめてのニーチェ

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    1.ニーチェが生前ドイツで活躍した事実はない。
    2.ニーチェはすべての権威を否定きていない。
    3.ニーチェは相対主義者ではない。
    4.ニーチェは無神論者ではない。
    5.当時、神の権威を否定するのは命がけの行為ではなかった。
    6.ニーチェは社会的弱者を否定していない。
    7.ニーチェの概念は、後年のナチズムに引き継がれていない。
    8.ニーチェは脳梅毒で発狂していない。

    などのことが書いてある。
    そもそも、ニーチェを全く知らなかったので勘違いすらしてなかった。
    ただ、アンチキリストはマリリンマンソンが言ってることだと勘違いしてた。

    狂った人ってイメージだけど、そんなことがないような気がした。

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    2013年05月08日
  • 新編 はじめてのニーチェ

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    ニーチェ、はじめてじゃないけど読んでみた。わかりやすい本。「人間が平等なわけないじゃないですか。」ニーチェの哲学に触れると、何かいつもスカッとする笑。

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    2013年04月16日
  • ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒

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    社会を知るために読みましたが、どこかで疑問に思っていたけど、そのまま考えずに流していたことが、少し解消されました。
    B層とか、発想が面白いし、とてもよかったのですが、どんな考え方も真っ向から信じてしまうといけない気がするので、あえて星4つで。

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    2013年04月05日
  • ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒

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    ニーチェの言葉を引用しながら
    「B層」と言われる人たちによる現代社会を批判している本。

    前作の『ゲーテの警告』とセットで読むことをオススメします。

    今、なんとなく社会に違和感を感じている人は一度目を通してみたら新しい発見があるかも。

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    2013年01月03日
  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    「B層」とは何か。
    著者のツイートにもよく出てくる「B層」という言葉が気になったので手にした本。

    読み進めていくと、最近の露骨な印象操作の話などを
    ゲーテの言葉を交えながら解説している本。

    普段読んでいる本とは違う性質の本だったので新鮮だった。

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    2013年01月03日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    『アンチクリスト』の現代語訳版。

    非常に読みやすかった。
    過激な文体をとってはいるが、
    納得できる指摘がたくさんある。

    今度は、『アンチクリスト』を厳密な邦訳でも読んでみたい。

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    2013年01月03日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ぎるてぃ!。痛快なキリスト教批評。たぶん訳語調により読みやすい流れがあるためそう思う。世界3大宗教、一神教、という側面をもつ反面、イスラム教徒の違いは報復をしないこと、万人に対するアイデアルと教えられてきた。しかし、実際には、愛のためにか他教の攻撃には、反撃を行うことは証明された(本書の表紙の絵から暗示される)。そして、宗教を信ずる人たちは、一部の人の考え(司祭)の考えにより、すべてを左右されると言うこと。(正義・道徳・愛)これは宗教教義が信仰の基ではなく、為政者の塩飽により、動かされると言うことである。神とは何か?私は仏教徒であると主張はしないが、一神教、神がすべての基本になっていると言うこ

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    2012年11月27日
  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    そこまでゲーテというほどではないかも。
    でもかなり腹に落ちてくる内容なので、読む価値は十分あるなあ。

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    2012年11月24日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    「超訳」なので、ニーチェの原書にどこまで忠実なのかは分からないが、非常に読みやすいことは確か。
    当たり前すぎて誰も言わないことを、ずばりと明言している。

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    2012年09月29日
  • ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒

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    サブタイトルにある「B層」が本書のキーワードです。現在の日本において大衆だけでなく知識人・マスコミ、果ては政治家までが「B層化」していることの危険性を、ニーチェの思想のエッセンスを織り交ぜながら文字通り警鐘しています。

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    2012年04月29日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    本物のアンチクリストを読んだことがないクソ野郎だったので、今読破中です。先生のこの本のおかげで少しは楽に読めそうです。もう大変感謝しておりまして、Twitterでもフォローさせれて頂いております。

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    2012年04月20日
  • ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体

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    谷垣総裁に読んでもらいたい。笑 
    是非ともマスメディアを利用しまくって政権を奪還するしか、ないんじゃないかと思う。

    民衆、女こどもの考えを政治にもってきてはいけない。

    民主主義は危ない。

    やっぱり頭のいい人達に日本を担って貰わなきゃいけないなあと思いました。

    公務員の給料もっと上げればいいのにね。

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    2012年02月19日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    一先ず、内容如何より単純に面白いと思った。かなり書き味は過激な印象。
    ただ、言われてみると、キリスト教は人間の本能を不必要に縛っているようにも思えたし、所謂弱い人達を更に弱くし、取り込もうと思索しているかもしれないな、とは思わされた。

    そしてなにより、キリスト教如何に拘らず、真理がどうとか、善とか悪とか、そういったことに必要以上にかかずらうのは馬鹿らしいことで、もっと現実を見て生きようと思わされた一冊。

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    2012年02月16日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    限界や苦を、罪や罰などの非現実的な概念に昇華するキリスト教的なnegativeな思考はやめ、現実のものとして受け止めかつ乗り越えることで幸福を作り出せ。という話。ニーチェは一見弱者に厳しいが、ニーチェの理想とする強者が弱者をも救いよい世界を築くという論理なのだろう。

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    2011年09月01日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ネタバレ

     「神は死んだ」という言葉で有名なドイツの哲学者、ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳。解説にあるとおり、終始知識人が難解な思想を大衆に開陳するという印象はなく、フランクな口語体で読者に迫って語りかけてくるような印象だった。キリスト教世界=精神病院、僧侶=寄生虫だとか。

     個人的にはキリスト教と仏教の対比している箇所に感銘を受けた。キリスト教は最下層民が弾圧を受ける中で形成していった、常に敵を求める、人を堕落させる宗教で、仏教は温和な気候の土地で生まれ、中庸の立場や良い意味でのエゴイズム(問題を自分に引き寄せて考える)を説く、成熟された現実的な宗教だという。

     そういえばローマ帝国が滅ん

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    2011年06月06日
  • キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

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    ニーチェの「アンチクリスト」の現代語訳というか超訳ということである。ただこの新書を語るときには、まず、原作よりも翻訳のあり方について語らねばならないだろう。
    所詮、「日本語訳」を読むのだから意訳はどうしても必要と思う。原書に忠実?に直訳されても、おそらく自分ら一般人には理解が難しい。ただ、この書のような超訳はどうかという話である。
    試しに近くにあった白水社「ニーチェ全集」(西尾幹二訳)の「アンチクリスト」のページをめくると、荘厳で詩的な調べのおそらく忠実に翻訳されたニーチェの言葉として記されている。また、そうであるが故に散文調の哲学的言い回しで(アフォリズム)、日本語文としては・・・という状態

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    2013年05月25日