適菜収のレビュー一覧
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B層が自分にとって我慢ならぬもので有ることは再確認。しかし、自分ももしかしたらB層ではないかという不安も現れる。奴らより上だ、という気持ちは「奴ら」が思う「自分は進歩的だ」という思い込みと似ていないか?
しかし、B層は有るはずのない自分の能力を頼んで暴力的に権力の座に着く。欲望は抑えることは出来ない...続きを読むmijac18 -
弱さを売り物にしている人間 「強いほうがわるい」というようなまちがった劣等感 生物界の法則に反したデカダンス 退廃 太宰的なもの 古舘的なもの 橋下徹 東国原英夫 石原慎太郎 天皇制 素人 あがり ムラサキ 大間産鮪解体ショー 民主党 鳩山由紀夫 友近 コロッケ ダチョウ倶楽部 アンガールズ 清水ミ...続きを読むPosted by ブクログ
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なかなか面白い本だった。
しかし面白いといって笑っている場合ではない。
僕もいわゆるB層と言われる人たちの動向や考え方に恐怖を感じることもある。
しかし僕自身がB層的なふるまいをしていることもあると思う。
TwitterやFacebookなどで誰もが一家言を語る時代。
(そして悪いことに、誰もが...続きを読むPosted by ブクログ -
超簡単なニーチェの入門書。
キリスト教への批判、「神は死んだ」、権力への意思、永劫回帰などの思想のエッセンス、後世に伝わった誤解の理由などが、解りやすく書いてあります。
ニーチェの思想は仏教文化圏の方が、受け入れやすい思想なのではないかと思いました。
ただ、簡易すぎて値段と読み応えのバランスが少々...続きを読むPosted by ブクログ -
作者の立ち位置が理解できなかった。私がB層だからだろうか。古典賛美や改革反対の保守のようでありながら、三権分立の否定。社会主義を否定し民主主義、資本主義の否定。その他批判批判批判。最終的に出された結論は投票をせずに政治のあり方を考える。どうすればいいのかよくわからない。ニヒリズムか。ニーチェを持ち出...続きを読むPosted by ブクログ
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読みながらヒヤヒヤするほどの切れ味の批評に、背筋にぞくっとするものを感じながら、自らはB層かC層なのかと思わずチェックしてしまった。
限りある時間の中で、読むべき本を精選し、古典を読むべしという考えに賛同したので、古典を少しずつだが読み進めて行きたい。Posted by ブクログ -
ニーチェの入門書です
ニーチェの思想についてざっくりと読み進めることができます。ニーチェが何を問題として議論しているかも大変分かりやすいです。
目次の引用です
序章 目を覚まそう。洗脳を解こう!―ニーチェについて
第1章 キリスト教は邪教です-歪められた「神」
第2章 民主主義者はもうやめない?-...続きを読むPosted by ブクログ -
ニーチェって面白いかもって素直に感じさせてくれるまさにニーチェ入門。ちょっと言葉の表現がきついところはあるが、それも著者のキャラのうち。Posted by ブクログ
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ニーチェのエッセンスを抜き出して、下品に解説するのが上手だなと(褒め言葉)
相対主義やメタフィジカルのルールの部分をあえて無視しているのは見事。刺激的な文章で現代社会を風刺しているのですが、表面をなぞる感じで、そこにたどり着いた原因などについては触れていないので、物足りない。
いわゆるB層そ...続きを読むPosted by ブクログ -
選挙結果に釈然としないものを感じて、閉塞感を打破できない、役に立たないインテリリベラルの教書だと揶揄される「ニーチェ」や「ハイデガー」をきちんと知るべきだ、と思い立って(?)本屋をうろうろしてたらこの本に出会ったので即買い、即読み。
適菜収は、キリスト教、民主主義、近代イデオロギーが生み出した、B...続きを読むPosted by ブクログ -
ゲーテすきーさんからみた世の中。(たまに著者の個人的な批判も含みます)
民主主義。
B層政治。ぬるま湯政治。
楽して感度を失う。
そうか、これが退化。
人間の本質はより明白に。
己の欲望がまる見えです。
薄っぺらい時代が行進中。
なるほど革命のみずがめ座時代。
きっとわたしも時代の申し子。
足りない...続きを読むPosted by ブクログ -
「B層」という概念を初めて知った。私は先の選挙で民主党には投票しなかったから純正B層という訳でもなさそうだが、B層の要素は持っているようだ。
ニーチェの言葉は、正直言ってよく意味が取れなかったけれども、キリスト教を否定している理屈はなんとなくよくわかった。
しかしよく考えてみると、哲学者と宗教はもと...続きを読むPosted by ブクログ -
B層とは、グローバリズムや改革といった近代的な価値観にPOSITIVEでありながら、IQの低い大衆を指すらしい。そして、日本は、政治家も含めて社会のB層化が急激に進んでおり、その意味でニーチェの説く終末論に近い。それは認めましょう。作者の適菜収がこきおろす野田も小沢も橋下も原口も、君の言うとおりの人...続きを読むPosted by ブクログ
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B層(マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQの低いひとたち)から脱しなければならない。
そして、古典を読んで劣化した社会に抗する必要がある。
近年特に感じる政治やマスコミへの違和感や嫌悪感の理由が少しわかった気がする。
ちょっと気になったのは本書の書きブリ。
それこそB層をターゲットにしたのだろう...続きを読むPosted by ブクログ -
「B層」と「ニーチェ」のキーワードでジャケ買い。
世の中がおかしくなっている昨今、大衆やマスコミに惑わされることなく「区別をすること」「差別をすること」が最も失われている、という警鐘は納得いきました。政治家はバカ、とかキリスト教が、とか結構キツい内容もありましたが、まぁよいかと。Posted by ブクログ -
ゲーテの警告という物々しいタイトルですが、内容はほとんどゲーテに関係ありません。
ゲーテの言葉を引用しながら、現代社会を痛烈に批判した内容となってます。
まず、この本について語るには「B層」とは何かについて言及せねばなりません。
「B層」とはもともと小泉内閣が郵政民営化を推し進める際にあう調査会社...続きを読むPosted by ブクログ